#photobybozzo

沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

【on_Flickr】0205_YARD

2017-02-24 | DANCE

YDC2017
2016年コンペティションII最優秀新人振付家 新作上演


『Yard』Dance_Project_REVO
演出・振付/田村興一郎
ドラマトゥルグ/近藤千紘
演出助手/長峯巧弥
出演/山本梨乃、田村興一郎

写真UPしました〜〜!
【on_Flickr】0205_YARD

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【fEB_23】「流れ出る多神教の民」って感じがするんだよね。

2017-02-23 | HOKKAIDO
渋さが凄い日本的だというのは、
ボクが『じゃがたら祭』で考えていた渋さのイメージが、
「漂出する民」、ということで、
「流れ出る多神教の民」って感じがするんだよね。

一神教の国に対して、是か非かだけではない、
多神教がうようよ現れてくる、
判断できない価値観がうようよ渦巻いてくる。

そんなイメージが渋さには感じるんだよね。

だから、渋さが海外で演奏するのを聞くと、
多神教の妖怪たちが地球の大地に天に生き物の魂を
大量放出していくみたいでワクワクする。


ホモサピエンスの業を超える渋さ菌。
頼もしいな。
渋さのようなバンドだったら、
どんどん世界に漂出していって欲しいな。


Talken by OTO from『渋さ知らズ』



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【Feb_23】「起こらなかった災厄」をカウントする計数能力が私たちにはない。

2017-02-23 | Photo-diary
私たちは「存在しないもの」に囲繞されている。

「存在しないもの」は「存在するとは別の仕方で」 私たちに「触れてくる」。

「存在しないもの」は秩序の周縁に、
理性の統御が弱まるところに出現する。

そこをある種の「受信能力」を備えたものが通りかかると、
それを手がかりにして、「それ」は境界線の向こうから「漏出」してくる。

「存在しないもの」たちと
「交渉する」ためにはどのような能力が要るのか、
どのような技法がありうるのか。


能におけるワキの多くは「旅の僧」である。

彼は秩序の周縁である土地に、
日のくれる頃に、疲れきってたどり着く。

彼はそこに何らかの「メッセージ」を
もたらすためにやってきたわけではない。

むしろ、何かを「聴く」ためにやってきたのである。

彼はその土地について断片的なことしか知らない。
だから、その空白を埋める情報を土地のものに尋ねる。

そして、その話を聴いているうちに眠りに落ち、夢を見る。
これが「存在しないもの」との伝統的な「交渉」の仕方なのである。

(そのような能における「旅の僧」のような、所謂)
「ゲートキーパー」は境界線を超えて
「漏出」してくる「もの」たちを
防ぎ止めることを主務としている。


ただし、「防ぎ止める」というのは「追い出す」ということではない。

そうではなくて、「お引き取り願う」ということである。

むりやり境界線の向こうに押し戻すのではなく、
できることなら、自主的に「帰る」ように仕向けることである。

でも、「じゃあ、帰る」と言わせるためには、
その前にひとしきり、
彼らが「じたばた」するのに耐えなければならない。
デリケートな仕事である。

そして、その一場の劇が終わったとき、「それ」は立ち去り、
私たちの世界と「存在しないもの」の世界のあいだの
「壁」の穴は修復され、「ゲート」は閉じられる。

そのような仕事を私は「インターフェイスのメンテナンス」と呼んでいる。

それは積極的に何か目に見える
「価値」や「意味」をもたらすわけではない。

「災厄が起こらなかった」というのが、
彼らの仕事が順調に推移している証拠なのだが、
「起こらなかった災厄」をカウントする計数能力が私たちにはない。

だから、彼らはふつう誰からも感謝されず、
誰からも敬意を示されない。

かつて「遊行の民」と呼ばれた人々は、
この社会的な責務を担っていた。

その「呪鎮」儀礼は古代から、
もっぱら音楽と舞踊と詩歌の朗唱を通じて行われた。

だから、私たちはせいぜいこの芸能を享受したり、
巧拙を論じたりそれについての美学を構築するような
迂回的な作業を通じてしか、
この働き人に報いる方法を知らないのである。


Texts by 内田樹『「存在しないもの」との折り合いのつけ方について』

マタイ受難曲_第47番
『憐れみ給え、わが神よ』

" Erbarme dich, mein Gott " by Bach
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【Feb_23】全国民が平和と秩序と規律の回復に努めねばならぬ。

2017-02-23 | Photo-diary
全国民が平和と秩序と規律の回復に努めねばならぬ。

我々が恐れる唯一の危険の敵は、
パニックが起きる事である。

パニックは伝染しやすく、
常識を持ってしては測れぬ様相を示す事である。

“秩序とそして組織である”。

国民諸君、このほかに道はない。
秩序だ。秩序を守って混乱を防ぐのだ。

国民諸君に心からお願いする。
何が起ころうとも勇気を持って、
理性に従って行動しなけばならぬ。

ミサイルの基地のどれかが、
おそらくは、我々に悲劇的終末をもたらす。

通信はもはや保証されていない。
国民諸君、何が重要であるかは既に話した。

動いてはならぬ。

全欧州に安全な土地は、
我々がいる所ほか、他にはどこにもない。

そのため我々全員が同じ状況のもとにおかれている。

すべての地区に軍の特殊部隊が配置され、
その指揮を受ける。

それ故に・・・(テレビの中継が切れる)


Texts by A.Tarkovsky 'The Sacrifice"

マタイ受難曲_第47番
『憐れみ給え、わが神よ』

" Erbarme dich, mein Gott " by Bach
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【Feb_23】我々は未開人と同じだ。

2017-02-23 | Photo-diary
人間は絶えず自分を守ってきた。
他の人間から、自然から。

絶えず自然を破壊し、
そして文明が、権力、抑圧、恐怖、
征服の上に築かれた。

我々の技術は進歩したが、
我々が得られたものは型にはまった満足と、
権力維持の兵器だ。
  
我々は未開人と同じだ。

顕微鏡を兵器に使う。
いや未開人には我々より魂がある。

我々は科学的発見があると、すぐに悪用する。
罪悪とは不必要な物の事だ。

ある賢人がいった。

それが真実だったら、
文明は最悪の上に築かれている。

そして恐るべき不調和が生まれた。
物質的進歩と精神的進歩が調和を欠いている。

我々の文化は病んでいる。
根本から間違っているのだよ。

問題を探求、解決策を探ればと言うが、
時機を失っている。

もう遅い!口にするのさえ空しい
言葉、言葉、言葉!ハムレットの心境だ。

なぜ私はこんなことをいう!
もの をいうのをやめて何かをなすべきだ。試みるのだ。

Texts by A.Tarkovsky 'The Sacrifice"

マタイ受難曲_第47番
『憐れみ給え、わが神よ』

" Erbarme dich, mein Gott " by Bach
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【Feb_23】『憐れみ給え、わが神よ』

2017-02-23 | HOKKAIDO
マタイ受難曲_第47番
『憐れみ給え、わが神よ』

" Erbarme dich, mein Gott " by Bach

憐れんでください、神よ、
Erbarme dich,Mein Gott,

私の涙のゆえに。
um meiner Zahren willen!

ご覧ください、心も目も
御前に激しく泣いています。

Schaue hier,
Herz und Auge weint vor dir Bitterlich.

憐れんでください、神よ、
Erbarme dich,Mein Gott,

私の涙のゆえに。
um meiner Zahren willen!
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【Feb_19】旧三井物産ビル(明治44年竣工)

2017-02-20 | Photo-diary
有代麻里絵 舞踏ソロ公演『左に虹-揺り戻し』@ギャルリーパリ

1911年竣工。日本発の全鉄筋コンクリート造り。

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【Feb_19】有代麻里絵 舞踏ソロ公演『左に虹』

2017-02-20 | DANCE
有代麻里絵 舞踏ソロ公演『左に虹-揺り戻し』@ギャルリーパリ

明治44年に建てられた日本初の全鉄筋コンクリート造りである
旧三井物産ビル1Fにあるギャルリーパリにて、
重厚なWhiteCubeを舞台にしたソロ舞踏。

『左に虹』という意味深なタイトル。
3部構成で生と死の淵につま先立つ。

ただ一点をみつめ、タンゴの調べに合わせて開脚を繰り返したかと思うと、
百合の花を握りつぶしひたすら痙攣したあと、昇天する。

幼少の記憶と心の闇を祓う儀式のような舞。
文字通り全身全霊で臨んだ公演。

すざまじい求心力で歪んだ時空間。

幾重にもこの切り口を積み重ねて欲しい。
存在の続くまで。

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【Feb_20】ミコラボ@石神井特別支援学校

2017-02-20 | DANCE
ミコラボ@石神井特別支援学校

今日は支援学校の中1の子どもたちと最後の授業。
渡り廊下に暗幕つけてミラーボールにプロジェクター当てての手作りステージで、
ひとりひとりミコ先生とデュエット!

それぞれの子どもたちに寄り添うダンスが、胸キュンでした〜〜!

やはり無垢な気持ちを秘めてる子ばかりだから、
衣裳で気持ちも上がって、照明でスポットに当たって、
ガンガンノリノリの音楽に乗って、

自閉症の子もダウン症の子も知的障害の子も重度障害の子も、
短い時間だったけど精一杯のダンス!

ミコ先生と対面して触れあって導かれての、カラダコミュニケーション!

分刻みのタイムテーブルでミコ先生大変だったけど、皆のハートを掴んだと思うな〜!

もっともっと特別支援で拡がれば良いね!
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【Feb_19】横浜元町中華街_14時

2017-02-20 | Photo-diary
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【Feb_19】『淵、そこで立ち止まり、またあるいは引き返すための具体的な方策について』

2017-02-20 | HOKKAIDO
カムヰヤッセン。北川さんこういう本書くのね。

第14回公演『淵、そこで立ち止まり、またあるいは引き返すための具体的な方策について』


殺人事件を軸に犯人と刑事とのやりとりから
各々の「人となり」が浮かび上がるのだけど、犯人役は不在。

つまり刑事の会話の端々から思慮の深さ浅さが読み取れて…
その想像の外れたところに「淵を越えた」犯行の背景が見えてくるという演出。

お見事。

そして、その想像の外れた世界…というのが、
認知症の親を持つ独身息子という、非常にリアルな、
そんでもって「殺人=淵を越える」まで社会が手を差し伸べ得ない…という、
現代社会の弱者排除のシステム…セーフティネットの不在を浮き彫りにしていることが、
あまりにも痛々しく、日曜の昼から感情の揺さぶりでぐわんぐわん云ってしまった。

人間、思慮の端緒となるのはやはり生活ベースでの出来事なわけで、
どれだけ思考の枠組みを拡げてみようとも、
触れ得ぬ世界の居住者には思い到らない…というか。

そういう死角が、モグラたたきゲームのように、はたまた白内障のように、
どんどん加速度的に視界から抜け落ちていってるのが、現代じゃないか?と、
沖縄に思いを馳せながらも考えてしまう。

そんなことを深読みさせる戯曲。ずっしりきました。
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【Feb_18】中村蓉『桜ノ森ノ満開ノ下デ』

2017-02-19 | DANCE
ダンス花アドバンス2nd_Stage@セッションハウス

中村蓉『桜ノ森ノ満開ノ下デ』
振付/中村蓉
出演/内田恭太、花井瑠奈
衣裳/田村香織

坂口安吾の「桜の森の満開の下」という小説をベースに編み上げられたDUO作品。
男と女の妄想の行き違いが、演劇的に魅せられたダンスだったのだけど、
ふたりのカラダから発せられる熱量が舞台に充溢していて、
最後の赤い照明の高まりまで一気に見入ってしまった。

「振付」ることは、ある種、型にはめることだから、
そのままでは身体的なコトバは発しないのだけど、
その「振付」が血肉となったとき、
饒舌な語りになるのは、芝居の演技に通じるなあと思った。

やはり請け売りではダメなのです。
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【Feb_18】デルトーカ『もう一人が来る Something in the Air』

2017-02-19 | HOKKAIDO
ダンス花アドバンス2nd_Stage@セッションハウス

デルトーカ『もう一人が来る Something in the Air』
振付・出演/中村理、佐藤郁
脚本・映像/中瀬俊介

シンメトリーな舞台構成と映像で
「光の道」をひたすら行き来する
シンプルな作りなのだけど、

徐々に迫る音楽と映像とカラダの動きが、
観ているこちらにも伝播して
大いなるカタルシスへと流れ込む。

この振幅が心地よい。面白いアプローチです。
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【Feb_18】中屋敷南『lonely』

2017-02-19 | DANCE
ダンス花アドバンス2nd_Stage@セッションハウス

中屋敷南『lonely』
振付・構成/中屋敷南

南さんの今までにないダンサンブルな作品。
純粋に、ダンスに陶然と酔う…。
そんなロンリーな振る舞いが潔くて、
観ているコチラも居心地良かった。

原点回帰。しなやかに踊るコトを愉しむ。

そのゆるやかなでしなやかなカラダが、
今を生きている証のよう。
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【Feb_18】バスタブNY『じょぼしょぼじょぼぼぼぼぼじょぼびっち』

2017-02-19 | DANCE
ダンス花アドバンス2nd_Stage@セッションハウス

バスタブNY『じょぼしょぼじょぼぼぼぼぼじょぼびっち』
振付・構成/ハイジ
出演/柴田菜々子、根本紳平、ハイジ

4月には自主公演が控えている「バスタブNY」の作品。
乗っけから艶めかしいSaxophoneに同調する3人が可笑しい。

桜美林のダンスってダイレクトに届くのよね〜。

原初のパルスを発しているのか、とてつもなく直截的に響くダンスで、
ぐいぐい観客を魅了する。

好きだわ。

4月の本公演が今から楽しみ〜!
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