「(株)ホクリョウ」 旧上瀬友吉商店
所在地 入船1丁目1-5
建築年 大正10(1921)年
指定等 小樽市指定歴史的建造物
開館時 10:00~17:15(当面)
休館日 無し
入館料 体験の方は無料
*現在は「小樽オルゴール堂游工房」

今回紹介する5軒はすべて入船1丁目にあります(1軒は解体されました)
わずか1町角に歴史的な建物が建っているんですね。
まずは旧上勢友吉商店





この建物は3階建てだが廻りにはそんなに大きな建物がないので実際には大きく見える
小樽にはもう唯一の純石造りの3階建て建物。
竣工から今年がちょうど100年
度々補修されているようで100年の建物には見えない。
度々補修されているようで100年の建物には見えない。
最上部の意匠に、いい意味での古さ歴史を感じる
パッと人目を引く建物ではないが実に趣があると思う
窓の上の要石(キーストーン)もこの建物の特徴。
現在はオルゴール堂の体験工房になっている
HPで確認していただけたら何が作れるか詳しくわかります。
HPで確認していただけたら何が作れるか詳しくわかります。
2020年10月撮影
「スーベニール オタルカン」 旧戸出物産小樽支店
所在地 入船1丁目1-1
建築年 大正15(1926)年
指定等 小樽市指定歴史的建造物
開館時 2020/4/15 閉店のため封鎖中








メルヘン交差点に面しており入船1丁目の建物では一番目立つだろう
表面は左右非対称で意匠が素晴らしく、つい中に入りたくなる。
表面は左右非対称で意匠が素晴らしく、つい中に入りたくなる。
旧戸出物産は富山の合繊維メーカーで残念ながら倒産している
またスーベニールオタルカンはお土産、万華鏡ギャラリーとして長い間
観光客に親しまれていたが昨年閉店した。
観光客に親しまれていたが昨年閉店した。
中には入れぬがぜひ裏に廻って繋がっているレンガの建物も見てほしい
対比があって面白いし〇に戸のマークもある。
対比があって面白いし〇に戸のマークもある。
他に上記の「ホクリョウ」の裏側も見えるし
秋にはツタが映える旧寿原商事寮もすぐ近く。
秋にはツタが映える旧寿原商事寮もすぐ近く。
2020年10月撮影
「(有)石ケ守商店」 旧久米商店
所在地 入船1丁目5-9
建築年 明治30(1897)年
指定等
開館時 一般公開はしていません





石造りで1階が店舗、2階が倉庫に見える古い建物だが市指定の歴史的建造物にはされていない。
両側にうだつを上げている数少ない建物なのにと思うがこればかりは外部者にはわからないし窓の防火扉も印象的だ。
両側にうだつを上げている数少ない建物なのにと思うがこればかりは外部者にはわからないし窓の防火扉も印象的だ。
旧久米商店は、酒や食料品、雑貨を扱っていたとのこと。
現在の石ヶ守商店は文房具を扱っているそうだ
もし一般販売もしているなら客になり中の様子も見たいものだ。
2020年10月
「銀の鐘」 旧中越銀行小樽支店
所在地 入船1丁目1-2
建築年 大正13(1924)年
指定等 小樽市歴史的建造物
開館時 1F 9:00〜17:30 2F 9:00〜17:00 *変わる場合あり
休館日 無し
入館料 無し





旧中越銀行小樽支店は鉄筋コンクリート2階建てで銀行建築としては他の支店ほどの派手さはない。
こちらも運河近辺の観光で有名なメルヘン交差点に面している。
こちらも運河近辺の観光で有名なメルヘン交差点に面している。
外観をよくみると細かい雷文が特徴的で面白く、褐色のタイルも上手く使っている。
旧中越銀行は昭和18(1943)年に合併して北陸銀行となった。
現在は銀の鐘1号店としてお土産や雑貨、
手作りスィーツのカフェなどで利用者は多い。
2020年10月撮影
「秋野」 旧角江薬舗
所在地 入船1丁目1-6
建築年 明治19(1886)年
指定等
開館時 一般公開はしていません







こちらの建物は上記の「旧中越銀行小樽支店」~「旧上勢商店」~と連なって建っている。
写真の最下部に建物が石造りであるのがわかるはず。
おそらく増築で横に広がったと思うが現在の黄色、緑、白枠がとても映えて
お洒落に感じる。
こちらも古い建物ながら指定はされていない。
旧角江薬舗はいわゆる薬局でよいでしょう
そして秋野は「秋野」の前に、「の」の字の上に「一」と表記されているが
屋号だろうけどPCでは文字が出せない
屋号だろうけどPCでは文字が出せない
建物は明治33年には秋野氏が購入したようだ。
当時の秋野家当主は代々スキーが上手かったらしい
それもあって以前には「小樽秋野スキー博物館」として一般に内部公開していたこともあったようだが
現在は休館中とのこと。
現在は休館中とのこと。
2020年10,11月撮影
「土屋薬品(株)」 旧広川商店
所在地 入船1丁目1-15
建築年 大正8(1919)年
指定等
解体年 2012年
*現存していません

2011年ストリートビューより
角地にあり木造の何とも古そうな目立つ建物だったが2012年に解体された。
店舗と奥の蔵と繋がっていたようだ
ここは更地にしたあと、現在も更地のままである。
「小樽市本庁舎本館」
所在地 花園2丁目12-1
建築年 昭和8(1933)年
指定等 小樽市指定歴史的建造物
開館時 9:00~17:20
休館日 土日祝日 年末年始
入館料 無し























札幌と小樽の市役所と市民会館を比べると
スクラップ&ビルトを続ける札幌より小樽の方が断然好きだ。
スクラップ&ビルトを続ける札幌より小樽の方が断然好きだ。
ただ昭和8年の建築でもあり、裏手に別館を建築し連絡通路で繋がっている。
本庁舎には市長室もあり外観は重厚、内部はレトロな雰囲気を醸し出す。
本庁舎には市長室もあり外観は重厚、内部はレトロな雰囲気を醸し出す。
印象的なステンドグラスは1階から見上げるもよし
吹き抜けの3階から見下ろすもよしだ。
吹き抜けの3階から見下ろすもよしだ。
大きな柱時計や湾曲した石柵の内側は中山美穂主演の映画「Love Letter」のロケに使用され(病院として)
特に韓国人のファンがよく訪れる場所である。
小樽の中心部、花園町にある小樽公園の周りには市役所、市民会館、公会堂、体育館、家庭裁判所、図書館と市の建物を集中させているので
見学には都合が良い
この後に公会堂も紹介することになるが、個人的には子供のころかなりの回数利用した
見学には都合が良い
この後に公会堂も紹介することになるが、個人的には子供のころかなりの回数利用した
市立図書館が改築されたのは非常に残念であった。
2020年11月撮影
「小樽ミルク・プラント」 旧小樽保証牛乳工場、事務所
所在地 花園2丁目12-13
建築年 昭和9(1934)年 または11年(1936)
指定等 小樽市指定歴史的建造物
開館時 4月中旬~6月30日
平日・土曜 午前11:00~午後6:00
日曜・祭日 午前10:00~午後6:00
平日・土曜 午前11:00~午後6:00
日曜・祭日 午前10:00~午後6:00
休館日 無休(11月4日~4月中旬は休業)
入館料 飲食店です










古くからの小樽人には「保証牛乳」の方が馴染みがあるだろう
小樽市市民会館から水天宮まで真っすぐ続く公園通りを
小高い市民会館から下り初めのカーブにあるため路駐車や歩行者には充分注意したい
建物の裏に広い駐車場があるのだから路駐は止めて欲しいが…
小高い市民会館から下り初めのカーブにあるため路駐車や歩行者には充分注意したい
建物の裏に広い駐車場があるのだから路駐は止めて欲しいが…
現在の小樽ミルク・プラントは保証牛乳時代からソフトクリームをメインに販売し
冬季は休業する。
冬季は休業する。
右手の円柱部分が気になるが内部はイートインスペースに活用されている
ソフトクリームを販売するだけあって建物は常に白く
綺麗にされているようだ。
綺麗にされているようだ。
2020年9月撮影
「旧北洋銀行小樽支店」 旧小樽無盡(株)本店
所在地 花園4丁目1-1
建築年 昭和10(1935)年
指定等 小樽市指定歴史的建造物
開館時
休館日
入館料 飲食店です
*現在は「花園 游人庵」










上記の公園通りと国道5号線が交わる交差点の一角に建っている建物で
小樽市内でも交通量の多い交差点です。
小樽市内でも交通量の多い交差点です。
小樽無盡(株)本店は、小樽が発祥の金融機関は小樽信用金庫と北洋銀行の2行があり
北洋銀行の前身が大正7年に営業を開始した小樽無盡である。
北洋銀行の前身が大正7年に営業を開始した小樽無盡である。
玄関両サイドの柱上部と建物最上部の意匠が特徴的。
現在の花園游人庵はリーズナブルな価格と味で多くの市民に利用されている
口コミには高い天井やそこかしこに銀行の名残りを見ることが出来るようだ
口コミには高い天井やそこかしこに銀行の名残りを見ることが出来るようだ
コロナ過が落ち着いたらランチタイムに利用したいね。
2020年10月撮影