「立正佼成会小樽教会」 旧遠藤又兵衛邸
所在地 富岡1丁目9-4
建築年 明治39(1906)年
指定等 小樽市歴史的建造物 都市景観賞
開館時 一般公開はしていません
旧遠藤邸は富岡にありお屋敷町で地元では有名です
ここから山側はさらにお屋敷が多くなり、すぐ下に小樽市警察署がある。
ここから山側はさらにお屋敷が多くなり、すぐ下に小樽市警察署がある。
元は海産物商であった遠藤氏が建築し、数度の施主を変えながら現在は立正佼成会の所有となっている
かつては取り壊しも懸念されたが関係者の努力によって主要部分は残された。
かつては取り壊しも懸念されたが関係者の努力によって主要部分は残された。
瓦屋根の外観から純和風の建物に見えるが玄関横に白いペイウィンド付きの洋風応接室が組み込まれた。
秋には敷地内やレンガ壁に紅葉した葉や蔦が絡まりより建物を美しくしている。
2020年11月、21年4月撮影
「カトリック富岡教会」
所在地 富岡1丁目21-25
建築年 昭和4(1929)年
指定等 小樽市歴史的建造物 都市景観賞
開館時 無し
休館日 無し
入館料 無し
小樽商大への坂道を地獄坂と言うがカトリック富岡教会は地獄坂から結構奥まったところに建っている。
尖塔は塗装を終えたばかりで赤色が眩しい。
尖塔は塗装を終えたばかりで赤色が眩しい。
小樽の風景の一つと言ってもよい教会は軟石積み
礼拝堂は2階にあり、だれでも気軽に入ることが出来る。
礼拝堂は2階にあり、だれでも気軽に入ることが出来る。
外部の美しさはもとより
内部から見るステンドグラスの色彩の美しさと荘厳さ
まさに絵画そのものと言われる。
まさに絵画そのものと言われる。
訪問時は誰もおらずありがたく内部を拝見させていただいた
季節的に紅葉もあり美しさに拍車をかける。
裏手には司祭館があるが、ここは内部は見れないので外観だけ
隣接している藤幼稚園は改築前は趣のある建物だったようです。
隣接している藤幼稚園は改築前は趣のある建物だったようです。
2020年11月撮影
「小樽警察署」
所在地 富岡1丁目7-1
建築年 昭和12(1937)年
指定等
開館時 一般公開はしていません
*現在は改築されています
上記は改築後の写真だが、市民の要望もあり丸窓や玄関の飾り模様など
新庁舎にデザインが引き継がれている。
2021年4月撮影
「E氏宅」 旧高田治作宅
所在地 富岡
建築年 大正14(1925)年
指定等
開館時 一般公開はしていません
旧高田宅は大正14年に田上義也が設計した第一号の住宅作品です
その第一号がまだ現役なのは歴代の施主さんが大事に使っているからでしょう。
その第一号がまだ現役なのは歴代の施主さんが大事に使っているからでしょう。
富岡は坂が多く、見晴らしがよい
この住宅は角地に立ち見晴らしがよいだろう
田上さんもこの地に立ち方角や景色などで設計をしたと思われる
角ばった建物、階段部の縦長窓など初期の特徴が出ている。
田上さんもこの地に立ち方角や景色などで設計をしたと思われる
角ばった建物、階段部の縦長窓など初期の特徴が出ている。
2020年11月、21年4月撮影
「S氏宅」 旧島谷汽船(株)社長宅
所在地 富岡
建築年 昭和15(1940)年
指定等 小樽市歴史的建造物
開館時 一般公開はしていません
この建物には車では行けません
住宅街の中にあるが車1台も入れないような細い路地を上がって行きます。
住宅街の中にあるが車1台も入れないような細い路地を上がって行きます。
さらに玄関までは階段か、門を超えてスロープを行くので敷地内になり
私はそれ以上は進まなかった。
私はそれ以上は進まなかった。
ぐるっと回った丘陵の頂上付近から建物の裏側屋根を、途中から全景ではないが正面を見ることが出来た。
瓦屋根に黄色い壁は北海道建築では中々お目にかかれないであろう。
瓦屋根に黄色い壁は北海道建築では中々お目にかかれないであろう。
時期的に紅葉の真っ盛りで色を添えてくれた。
別の訪問レポートでは無人のようだとのことだが
はて自分では階段の上ギリから覗くぐらいしか度胸はない。
2020年11月撮影
「佐野貸家」
所在地 緑
建築年 昭和8(1933)年
指定等
開館時 一般公開はしていません
小樽市民会館、公会堂の間の道路を緑町側に降りたところに、同じようなスタイルの住宅が並んでいる
良く見ると3軒が同じで出窓も変わらない
それどころか大きな改修もなさそうである。
昭和8年の建築とあるがもうすぐ築90年になるじゃないか
付近の家は変わったろうに目の前の川とこの住宅は変わらぬ風景を与えてくれる。
付近の家は変わったろうに目の前の川とこの住宅は変わらぬ風景を与えてくれる。
2020年10月撮影
「小樽ゲストハウス、Pasta Club」 旧杉森喜一郎宅
所在地 緑3丁目9-5
建築年 昭和4(1929)年
指定等 小樽市歴史的建造物
開館時 ランチタイム 11:30~15:00 ディーナータイム 18:00~21:00
休館日 火曜日(不定休) ※冬季クローズ12月末~3月末
入館料 無し
旧杉森邸は当時昭和初期としては個人宅として珍しい鉄筋コンクリート造りで
隣に蔵も併設している。
隣に蔵も併設している。
場所は小樽の有名な坂の一つ、地獄坂を小樽商大に向かって上がり
旧小樽商業高校を過ぎたところで左に入り、車1台がやっとの坂を上ると途中にある。
旧小樽商業高校を過ぎたところで左に入り、車1台がやっとの坂を上ると途中にある。
西洋館の外観とは裏腹に内部は和室というユニークな組み合わせだった。
現在は洋館はイタリアンの「Pasta Club」が1階を、2階は「小樽ゲストハウス」が3室の客室
それと蔵は1室だけの宿泊施設として営業をしている。
屋上のテラスには宿泊者用のベンチが置かれ小樽の夜景を満喫できるそうだ。
2020年11月撮影
「北の誉酒造(株)小樽工場」 旧石橋商店醤油工場
所在地 奥沢1丁目21-15
建築年 明治32~大正15(1899~1926)年
指定等
開館時 一般公開はしていません
*現在は さくら食品(株)
*2011年ストリートビューより
「北の誉酒造」はかつて小樽を代表する大手酒造メーカーであった
創業は明治23(1890)年に丸ヨ野口商店が始まり
平成28(2016)年に他企業に吸収合併され小樽工場は廃止された。
その昔は工場、倉庫、記念館など街のランドマーク的な建物群であったが
記念館は現在は「さくら食品」がアイスクリームなどの販売をしている。
ストリートビューにはかつての趣がある事務所棟が写っているが
現在は取り壊されており残念だ。
倉庫の写真には建物があったであろう痕跡が付いている。
2020年10月撮影
「岡川薬局」
所在地 若松1丁目7-7
建築年 昭和5(1930)年
指定等 小樽市歴史的建造物 都市景観賞
開館時 火,水,金,土 11:30-20:00 (lo 19:30) 日,祝日 11:30-18:00 (lo 17:30)
休館日 月曜、木曜
入館料 無し
*現在はCafeWhiteとして営業しています
初代岡川氏がこの地で薬舗を始めたのは明治28年だった
昭和に入り建物の老朽化と商売が繁盛していたため2代目が当時としては斬新な店舗兼住宅を新築した。
昭和に入り建物の老朽化と商売が繁盛していたため2代目が当時としては斬新な店舗兼住宅を新築した。
屋根にマンサード屋根をかけ窓も洋風になっている
当時は2階の外壁に丸いベランダがあったようだ。
現在は薬局としての役割を2005年に終え、岡川家の所有から移ったが敬意を表し名前を残しながら
宿泊を軸としたビジネスモデルを始動している。
宿泊を軸としたビジネスモデルを始動している。
2020年9月撮影
「新谷宅」 旧新谷商事(株)
所在地 若松1丁目
建築年 昭和5(1930)年
指定等
開館時 *現存していません
現存当時は一角に堂々と建つ洋館の趣に驚かれたようだ
本来は木炭を扱う店舗兼住宅
この建物は無くなってかなり惜しい建物だ。
本来は木炭を扱う店舗兼住宅
この建物は無くなってかなり惜しい建物だ。
「池田宅」 旧遠藤精麦検査所
所在地 若松2丁目
建築年 大正10年代後半
指定等
開館時 *現存していません
検査所の後は産婦人科が引き継いだ
最後は鋸工作所だったらしい
最後は鋸工作所だったらしい
白地の下見板張りに上げ下げ窓が印象に残る建物のようだ。