「旧作左部商店蔵」
所在地 住吉町15-3
建築年 明治前期
指定等 小樽市歴史的建造物
開館時 一般公開はしていません
この蔵は小樽に残る希少な土蔵造りで、防火に工夫をすると言われています
外壁と屋根は土で塗り、その外側を保護するために板を張り、屋根に鞘と呼ぶ二重の屋根をかける。
外壁と屋根は土で塗り、その外側を保護するために板を張り、屋根に鞘と呼ぶ二重の屋根をかける。
白い箇所を塗りなおしたようできれいだ
保存状態は良好であるという。
2020年9月撮影
「イトウ舩旗や」 旧小堀商店
所在地 住吉町14-4
建築年 昭和7(1932)年
指定等 小樽市歴史的建造物
開館時 一般公開はしていません
重厚な黒色が特徴で、竣工当時は開口部はすべて防火シャッター、二重窓で内部はスチーム完備だったが現在はどうか?
小堀商店から旭商事を経て昭和63年に創業明治2年のイトウ染舗が工場に転用している。
建物前に置いてある錨は大漁旗の作成によるものかは不明。
建物前に置いてある錨は大漁旗の作成によるものかは不明。
本社は堺町にあるので大漁旗、のれん、幕ほかなど気軽に見に来てほしいようだ。
2020年9月撮影
「旧田中商店」
所在地 住吉町16-11
建築年 明治前期
指定等
開館時 *現存していません
木骨石造の初期遺構と思われる
特徴はうだつがあること、内部の商品陳列棚がひな壇になっていたそうだ。
特徴はうだつがあること、内部の商品陳列棚がひな壇になっていたそうだ。
「龍徳寺本堂」
所在地 真栄1丁目3-8
建築年 明治9(1876)年
指定等 小樽市歴史的建造物
開館時 無し
休館日 無し
入館料 無し
龍谷寺本堂は小樽で建立した最古の寺院本堂です
他に境内には明治22年の金毘羅堂、と鐘楼、それと小樽市指定の保存樹木
「夫婦銀杏」がある。
他に境内には明治22年の金毘羅堂、と鐘楼、それと小樽市指定の保存樹木
「夫婦銀杏」がある。
札幌から小樽市内へ向かうとき突き当りにあるので右折する
隣に勝納川が流れ、向かいの南樽市場の横から春にはたくさんの鯉のぼりが渡される。
隣に勝納川が流れ、向かいの南樽市場の横から春にはたくさんの鯉のぼりが渡される。
2020年9月撮影
「北海道開発局小樽開発建設部 小樽港湾建設事務所守衛所」旧北海道庁土木部小樽築港事務所見張所
所在地 築港2-2
建築年 昭和10(1935)年
指定等 小樽市歴史的建造物
開館時 一般公開はしていません
ウイングベイ小樽と海との間の道路、小樽港縦貫線を走り
平磯岬の右折の手前にある、ちょっとした目立たない建物が旧見張り所だ。
平磯岬の右折の手前にある、ちょっとした目立たない建物が旧見張り所だ。
中はガラス戸越しに覗くだけだが、かつては工事記録などの資料を展示していたとのこと
すぐそばに北防波堤があるがその築港事務所の見張り場所として建てられ
屋根にあるのはサイレン塔です。
屋根にあるのはサイレン塔です。
2020年10月撮影
「和光荘」 旧野口喜一郎宅
所在地 潮見台2丁目4-1
建築年 大正11(1922)年
指定等
開館時 一般公開はしていません
和光荘までは2通りのルートがあるようだが?今回はナビに従い手前側から奥に進み、車止めの駐車スペースから歩いて行く。
目の前に橋があるので渡ると左に和光荘が見えて来た。
目の前に橋があるので渡ると左に和光荘が見えて来た。
これが個人住宅かと思えぬほどの規模に感じた
造りはまさに大正ロマン 円形の池に石積みの3連アーチ 白く塗られた手すりや柱がなんとも言えず上品な風格がある。
造りはまさに大正ロマン 円形の池に石積みの3連アーチ 白く塗られた手すりや柱がなんとも言えず上品な風格がある。
ここは元北の誉酒造の2代目野口喜一郎氏が建築した
下を見下ろせば自社の北の誉が見える位置にある。
下を見下ろせば自社の北の誉が見える位置にある。
また遠いが対岸からは木々越しに和光荘の正面を見ることが出来る。
看板に書いているように、天皇、皇后両陛下が昭和29(1954)年に来道のおり宿所とされた由緒ある建物で
洋館が目立つが和室も日本庭園もあり豪邸である。
洋館が目立つが和室も日本庭園もあり豪邸である。
1948年に和光産業によりホテルとなり、1950年に北海ホテル、1956年に北の誉酒造が買収し2代目社主の住宅を取得した。
その後2009年に再び野口家の所有となり内部を有料で公開もしていたが、
2018年に中国系企業に買収され一時は有料公開もしていた
2021年現在は閉鎖されたままになっておりHPもいつの間にか削除されたし今回通った通路も進入禁止になったようだ
去就が心配される。
その後2009年に再び野口家の所有となり内部を有料で公開もしていたが、
2018年に中国系企業に買収され一時は有料公開もしていた
2021年現在は閉鎖されたままになっておりHPもいつの間にか削除されたし今回通った通路も進入禁止になったようだ
去就が心配される。
2020年9月撮影
「宗円寺本堂」
所在地 潮見台1丁目19-10
建築年 江戸時代(明治44年移築)
指定等
開館時 *現存していません
宗円寺自体は現存しており、北海道指定有形文化財「木造五百羅漢像」が保存されていることで見に来る人も大勢います。
坂の多い小樽の中でも結構な勾配の途中にある 車でも行けるが道が狭いので注意を。
坂の多い小樽の中でも結構な勾配の途中にある 車でも行けるが道が狭いので注意を。
本堂は松前から小樽まで運んで来たもので平成12年に解体され新本堂に代わった。
「潮見台浄水場管理棟」
所在地 潮見台1丁目19-10
建築年 昭和2(1927)年
指定等 小樽市歴史的建造物
開館時 一般公開はしていません
大事な浄水場なので敷地内には入れない
雪が積もれば柵を超えるので入ることは出来るがそれは止めよう。
外側からでもズームだが何とか撮影が出来る。
雪が積もれば柵を超えるので入ることは出来るがそれは止めよう。
外側からでもズームだが何とか撮影が出来る。
事務所棟や管理棟と、道程にある赤い円形のポンプ場は何故かメルヘンチックで別世界のようだ。
冬は除雪しているか不明だし、夏場はマムシが出るので注意の看板あり。
それだけ山の中ということ。
冬は除雪しているか不明だし、夏場はマムシが出るので注意の看板あり。
それだけ山の中ということ。
2021年3月撮影
「銀鱗荘」 旧猪俣安之丞宅
所在地 桜1丁目1-13
建築年 明治33(1900)年
指定等 小樽市歴史的建造物 都市景観賞
開館時 宿泊施設です
休館日 無し
入館料 宿泊施設です
小樽築港から朝里へ抜ける平磯岬の小高い山の上にあるのが銀鱗荘
この建物は余市から猪俣宅を移築したものだ。
この建物は余市から猪俣宅を移築したものだ。
猪俣家宅はニシン漁により一代で築いた余市随一の大邸宅であった
屋根の上にシャチホコを乗せたのは移築後で小樽らしさを表現するためでは?と言われている。
屋根の上にシャチホコを乗せたのは移築後で小樽らしさを表現するためでは?と言われている。
印象的な望楼や漁網倉庫跡、75畳の大広間と今でも見どころは多い。
現在は家具の「ニトリ」の所有となり洋風の新館も併せて、小樽でも指折りの高級旅館ホテルとして営業している。
360度の展望はまさに小樽を見下ろすことが出来る
またランチ付き日帰り入浴コースもあるので気軽に内部を見れそうだ。
360度の展望はまさに小樽を見下ろすことが出来る
またランチ付き日帰り入浴コースもあるので気軽に内部を見れそうだ。
2020年10月撮影
「坂宅」 旧坂敏男宅
所在地 見晴町
建築年 昭和2(1927)年
指定等 小樽市歴史的建造物
開館時 *現存していません
現存していないのに写真を載せたのは小樽の建築探訪の中で最も見たかった建物の一つで、
何と言っても田上義也の代表作である。
また映画「Love Letter」の主人公の家として多用され多くのファンが訪れた家として有名であった。
何と言っても田上義也の代表作である。
また映画「Love Letter」の主人公の家として多用され多くのファンが訪れた家として有名であった。
高台にあり石狩湾を一望する絶好のロケーションで坂炭礦株式会社の坂敏男氏の別荘であった。
赤屋根と壁のピンク色から「赤別荘」と呼ばれた。
赤屋根と壁のピンク色から「赤別荘」と呼ばれた。
2007年、火災により焼失し
現在は別の所有者が新築をしている。
非常に残念だ。