「秩父別駅」
所在地:秩父別町秩父別
建設年:昭和46(1971)年:改築
明治43(1910)年に「筑紫駅」として開業し
現在は完全無人駅になっている。
建物は昭和46年の木造建築で、さすがに痛みが諸所に見られる
それも駅名看板や屋根の雪止めなどで味のある駅舎になっている。
訪問時はハロウィンということで何かイベントでもあるのだろうか
ホームに園児たちと引率の先生たちがいて微笑ましい。
駅舎の前にはたくさんのカボチャがディスプレイされているのも
農業の街としてうなづける。
令和8(2026)年3月で廃線、廃駅が決定している
果たして駅舎はどうなるのだろうか。
2023年10月30日撮影
「秩父別農業倉庫」 旭川と道北の建築探訪NO115
所在地:秩父別町3条1315
建設年:昭和11(1936)年
先の秩父別駅の前にある、駅前の倉庫である。
駅前の農業倉庫は農業地帯の輸送方法として鉄道が重要な役割をしていたためと思われる。
「旭川と道北の建築探訪」ではレンガ造りの9号倉庫に触れている
”建築家 石井喜助が設計したこともあり、倉庫とは思えないほどの凝ったデザインをみせている。
何より珍しいのが入り口のポーチ。
こんなに立派なものは他に例を見ない 腰回りや開口部額縁に焼き過ぎレンガを用いたり、
柱型を強調して建物の輪郭をキリっと引き締めるなどは、建築家の面目躍如といったところか”
倉庫もこのような見方をしていくと新しい発見があるでしょう。
2023年10月30日撮影