竣工:昭和48(1973)年
設計:日建設計
施工:竹中工務店
施主:住友生命
2022年の暮れに「札幌のホテル探訪②」にて
次に解体が心配なホテルでセンチュリーロイヤルホテルをあげた。
そしてこの2024年5月31日をもって営業を終了し、解体になる。
ビルのオーナーは住友生命でビル名が「住友生命ビル」。
主なテナントが「センチュリーロイヤルホテル」で1~3階、9階~23階を賃借している。
場所はJR札幌駅の西隣りで「超」の付く一等地である
駅とは地下直結なので地下鉄もそうだし大通、ススキノまでも、新千歳空港駅からも地下直結で傘いらず
また、はす向かいが空港までの高速バス乗り場なので旅行客に大変便利だ
こちらと匹敵するのは「JRタワーホテル」くらいである。
だが築51年になるビルには限度がきたようだ
この先の再開発を見据えて解体する。
なのでコロナ過を乗り切ったホテルの不調が理由ではないだろう
ちなみに運営は札幌国際観光㈱でかつては「札幌ロイヤルホテル」も運営していた。
センチュリーブランドとして函館の「センチュリーマリーナ」釧路の「センチュリーキャッスルホテル」
利尻の「アイランドインリシリ」を運営している
オーナーは釧路市のクリーニング会社である。
住友生命ビルは地上23階で竣工当時は札幌一の高さを誇ったビルだった
駅の西側にすっくと立った姿はランドマークとなり地域では無双のビルであった。
縦型の箱を二つ重ねた上に回転レストランを乗せている
この回転レストランがホテルの顔で国内でも数少ない店舗だ。
新聞にて 一部抜粋
>閉館 100 日前を迎える 2 月 21 日からは、カウントダウンボードを設置するほか、
3 月より 2 階ロビーでは、ホテル開業時のパンフレットや昔のレストラン、ブライダルのフライヤー等の広告物を展示いたします。
とあったので見てきた。
ついでにホテル内部を
1階
2階ロビーへ
こちらはロビーラウンジ
ロビーとフロント
開業当初は「センチュリーローヤルホテル」
モニターから動画が流れていたが懐かしかったのは鉄道高架
陸橋がホテルと札幌駅の間にあった
※左側は次の画像がかぶった
壁にもパネルが
参戦していた(笑)
会場は20階の宴会場で
※2015年の写真
2階には「朝食の美味しいホテル」で有名になったレストランがある
終わると聞くと行ってみたくなるね ランチビュッフェも人気があった
2016年2月撮影
次はホテルの顔「スカイレストラン ロンド」へ
ここも終わるので一度利用しようと今年2月に利用した時のものを。
※もはや予約もできない? 3/10現在 HPより
■3月のランチタイム 全日満席
【対象日】2024年3月1日(金)~3月31日(日)
■3月のディナータイム 全日満席
【対象日】2024年3月1日(金)~3月31日(日)
■4月のランチタイム 全日満席
【対象日】2024年4月1日(月)~4月30日(火)
■4月のディナータイム 金・土・日・祝日満席
【対象日】
2024年4月5日(金)・6日(土)・7日(日)・12日(金)・13日(土)・14日(日)・19日(金)・20日(土)・21日(日)・
26日(金)・27日(土)・28日(日)・29日(月・祝)
■5月のランチタイム 全日満席
【対象日】2024年5月1日(水)~5月30日(木)
ホテルの営業は5月31日の朝食とチェックアウトで終了する
宿泊と人気の朝食の予約状況は不明
和食堂はまだ予約できるかもしれない
市内のシティホテルでは「札幌グランドホテル」「札幌パークホテル」に次いで
歴史のあるホテル。
それだけ利用した人は多い
さすがに最終日までは行くことは無いと思うが寂しくなるねぇ。
個人的な宿泊利用は1983年というかなり昔の話
自分でもよく持っていたなと思った。
※1716号室は当時珍しいサウナ付きの部屋で現在は改装されて無い
松山千春の宿泊部屋として有名だった記憶が
帰りは地下鉄まで地下を通った
ビルのオフィスフロアはすでに転居済みが多かった
地下1階には飲食店
あいさつ文がテンプレなのはちょっと寂しいかな
1階のこちらは早めに閉店
ビルが解体することはホテルだけではなく、当然だがテナント全店が閉店となる
そしてまた新しいビルが出来るが、やはり箱型の面白みのないビルになるのだろうか。