歌志内市には2000年発行の
「こもれびの杜記念館」
所在地:歌志内市本町74-4
建設年:1897(明治30)年
指定等:なし
ナビは「こもれびの杜記念館」
旧名は「北炭空知鉱業所倶楽部」
元々は「旧北海道炭礦鉄道」社員の合宿所として建てられ、1954年からは接待専用の施設になった。
その後、1995年の閉鉱まで空知炭礦に引き継がれ、1997年から歌志内市の所有となり「こもれびの杜記念館」として公開をしていた。
しかし老朽化が著しく、今年5月に最後の公開が終わり、今年か来年中に解体する予定だ。
閉じられた門から見えるのは洋館部分で、ハーフティンバーが印象的だ
右手に行くと柵越しに横面が見えて2階の明り取り窓も見える
逆に左側に行くと雑木の間から和風の建物が見えて、
初めてここが和洋折衷の建物だとわかる。
127年の歴史に終止符を打つ
保存運動があるようだが、個人的には今は保存できてもそれからどうするのだろうかと思う
歴史ある建物だからこそ廃墟のようにさせずに
いっそのこと解体してあげたほうが良いと思うのだが…
2024年8月30日撮影
「悲別ロマン座」
所在地:歌志内市上歌
建設年:1954(昭和29)年
指定等:なし
ナビは「悲別ロマン座」
旧名は「住友炭礦上歌会館」
「悲別ロマン座」は「北の国から」で有名な倉本聰氏脚本によるテレビドラマ『昨日、悲別で』のロケで使用され有名になった。
元々は住友炭礦の福利厚生施設で、歌謡ショーや映画の放映など炭鉱全盛期には賑やかな場所だったそうだ。
炭鉱の閉山後は放置されていたがロケ舞台になってから有志の保存活動でここまで来た
数年前まではカフェ営業で中を見ることは出来たが今は閉鎖中。
同じ倉本氏の「北の国から」と比べると人気の度合いが違うが
今でも訪れるファンや観光客がいる
戦後の建物だけに、いつかカフェが復活したらぜひ利用したい。
特徴のある正面から横に廻ると、観客席が無く最奥に舞台がある。
2024年8月30日撮影
「旧炭鉱住宅」
所在地:歌志内市文殊
建設年:(昭和30年代)
指定等:なし
現役の一般住宅のため場所は差し控えます
一昔前の炭鉱住宅は木造板張りで長屋スタイルが多いと思う
実際に見たのはもう40年近く前に夕張にテレビのロケがあったとき
連れていってもらったが、その時にロケ地になっていた。
また南美唄ではそちらに近い住宅群が残っており大事に使っている
それからモルタルになったりRCになったり時代と共に変化している
集合住宅が多いイメージだ。
今回の歌志内市の一部に2階に明り取りだろうか、窓が印象的な住宅が立ち並んでいた。
親会社によって造りはいろいろだろうが、ギャンブレル屋根共に
今でもお洒落に感じる 味がある住宅だと思う。
空き家と居住中が混在しており、綺麗に屋根や壁を補修したが
玄関、窓に板が打ち付けられた住宅もあった。
2024年8月30日撮影
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