11年前の今日を思い出していました。 3月にしては寒く、冬用のダウンを来ていたと思います。
プールで泳いでいても波打つのがわかり、慌てて、プールサイドにあがった後、水が膝まで上がってきて動こうとか逃げようとか考えられず、ただ大きな地震に驚き、恐怖を感じて、静まるのを待っていました。水が引く時には、足元をすくわれ、直径1メートル位の換気ダクトが落ちてきたとき、3階にあったプールごと崩れるような気がして、外に出よう!と思いました。
更衣室に行く途中も壁が崩れてきました。 水着のまま、荷物をかかえて下に降りた時に建物が崩れていなかったので、とりあえず水着の上に衣類を着て、ダウンコートを着て外に出ると、あちらこちらで液状化し、泥が噴出していました。
家に帰るまでに、なんども揺れて道にひびが入っていました。 家に着くと飼い猫は、炬燵の中で震えていました。
その後、プールのあったスポーツクラブは再開することなく、壊される事になり、被害の少なかった少し遠いプールに行く事にしました。 川沿いの道を、歩いて行く事にしたら、1匹のオス猫が私が通ると声をかけて来ます。 1度餌をやったら続けなくてはいけませんから、悩んだけど餌をやりました。 すると、翌日には兄妹猫を連れてきて、この子にもご飯をあげてくださいと頼まれました。 メス猫は出産に適した場所に移り出産。 近くにいたメス猫も出産していましたので、子育てが終わるころに、手で捕まえ、避妊手術の為に連れて行きました。 これが私の初めてのTNRでした。
その時捕まえたハナちゃんに先週会いました。
生きていたんだあ・・合図の口笛をふいたら近くまで来ました。11歳以上のこの子を見て、昔を思い出していました。
震災は、遠く千葉にいる私の人生を変え・・猫ボラ街道まっしぐらに走ってきました。
大きな災害が起こらないで欲しいと願うばかりです。