ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

2/3日 県境にある茶臼山・奥三河の井山・天狗棚展望台 その6(最終記事):山から下りて帰途、二か所に立ち寄り

2017-02-10 07:14:58 | 草花
二月三日に冬の山岳眺望を求めて、雪の少なかった三河奥地の山に行き、そこからの景色を主体にしてレポートして来たシリーズも、今回で終了します。
(明日からはまた少しの間、ブログ更新が止まるかもしれませんが、悪しからずお願い致します。)

天狗棚展望台から戻ると、今回の山歩きの部分は終了しますが、それから後に同行のこりんさんが、素敵な”名所”を三つも案内してくれました。

それは、三河奥地では、街なかでも好展望の場所があるということで、とっておきの場所を、二つ目には昔ながらの峠路を通って懐かしい道を間近に見ることが出来たこと、そして最後はクライミング用のとてつもない人工壁の真下まで行って、「ああでもない、こうでもない・・・」とその施設を冷かし倒したことでした。

この地に詳しいこりんさんならではのユニークな”おもてなし”に感謝してこのシリーズを閉じます。

木の間から井山が見える ↓

天狗棚の稜線から下る場面で、真正面に井山が見えていました。風力発電のプロペラの支柱(高さ46m)も見えています。



面の木峠着 ↓

車を駐めた、面の木峠に戻って来ました。今年は雪が少なくて地肌が曝されています。
このあと、山を下り、設楽町の中心部に行きます。
そこのヘリポートからは、近くの山の絶好の眺めがありました。



古町高山 ↓

この位置からは古町高山のおおらかな山容が間近に見えていました。



鹿島山と平山明神山 ↓

鹿島山が大きく聳え、平山明神山は特徴的な山頂ドームの形状が無くなってしまいました。
そのために次に、カシバードにて山座同定しました。



同上部分をカシバードで描画 ↓




その部分をさらに拡大 ↓

真ん中の尖った峰ではなくて、左端のぼってりとした山塊の方です。



鞍掛山 ↓

この一連の山塊を纏めて鞍掛山としています。最高峰は見た通り、右側にあります。



御殿岩 ↓

鞍掛山の北東に連なる尾根の左に近く見えるところに御殿岩がせり出しています。この岩の上に登れますが、同時にスリルも味わえます。



岩古谷山 ↓

岩古谷(いわごや)山が、こういう見え方をしていることに意外感があります。
この山は岩ぶすまの山であり、もっと切り立った針のような姿を想像していましたが、ここではまるで後立山連峰の五竜岳のようなどっしりとした姿になっています。
間近に眺める山並みの迫力をしっかりと味わい尽くしてこの場所を離れます。

冒頭で記述した、昔ながらの峠路を眺めて、多分に旅愁を感じて次は人工登攀壁”ブッポーウォール”の
設置された場所に行きます。

ブッポーウォール ↓

バカでかい人工登攀壁の真下にやってきました。これがブッポーウォールです。



ブッポーウォールとは

使わなくなった巨大建造物は解体せねばなりませんが、その費用すらも工面できず現在に至っているようです。
いつも思うことですが、税金の無駄使いという言葉は、実に直線的で簡単なことですが、こういう無駄も、何もかもを含めてこの国の経済は回ってきたような気がします。

ところでこの人工登攀壁はオーバーハングなどもできていて、自分がそこに取付いて登ろうという見方で眺めると、とんでもないほどの凄味があります。
設置業者が安全性を保障できないとした部分は、恐らくグリップ(ホールド)で、それが樹脂製のようで、ボルトで固定してあります。
その樹脂製と思しきグリップ(ホールド)のメンテナンスをしっかりやっていけば、これから先も長い間使っていけるように思いました。



鳳来寺山 ↓

近年は寄り付かなくなってしまったそうですが、コノハズクの「ブッポーソー・・・・」と啼く声はこの山で聞かれたのです。



鞍掛山 ↓


車で相当走りましたので、設楽町で見た鞍掛山とはすっかり姿が変わってしまいました。



棚山 ↓

そして今度は棚山の瀬戸岩を近いところから見ています。
あの岩にも登って、空と間近に対話することが出来ます。
コメント (6)
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