自分で勝手に「遠足」と名付けて出かけるお散歩はほとんどの場合、目的地なしで歩きだしています。
今日はどちら方面にしようと適当に方角を決めて歩き出し、後はなるべく大回りに歩くようにしています。
そんな「遠足」の途中で”目に留まった”、”気になる”ところが出て来ると、軽い気持ちで寄って行きます。
大概の場合はそれがお寺さんであることが多いのです。
今回のお寺も狭い路地にあり、通り過ぎる間際に気づき、整った雰囲気でしたので、本堂にまで上がり、拝観させていただいたものです。
山門 ↓
外観はきちんとしています。一礼して入って行きます。
本堂 ↓
この地方のお寺さんでふつうに見掛ける姿ですが、手入れが行き届いているという印象を受けました。
山号 ↓
新しい額でした。 法城山 法信寺は浄土真宗大谷派のようです。
阿弥陀如来 ↓ ↓
「南無不可思議光如来」という九字名号を見たように思います。
聖徳太子絵像 ↓
浄土真宗では聖徳太子を尊崇しています。親鸞さんの夢に聖徳太子が現れ、それを機に法然さんの門下に入ったということです。
画賛は:「「四十九歳 伝燈演説 大悲大慈 敬礼菩薩」」で49歳の一生涯を通じて法灯を世に伝えて仏説を演(ひろ)められた、という意味だそうです。
七高僧の絵像 ↓
上から下に 世親論王(=天神・インド) 龍樹大王(=竜樹菩薩・インド)
玄閑菩薩(=曇鸞か・中国)
西河禅師(=導綽禅師・中国) 光明和尚(=善導大師・中国)
慧心僧都(=源信上人・日本) 円光大師(=法然上人・日本)
となるようですが、これは親鸞上人がリストアップした宗門のベストセブンではないでしょうか。
蓮如上人 ↓
蓮如上人は親鸞亡き後、衰退の極みにあった宗派を再興したことから、「本願寺中興の祖」と呼ばれます。
四行偈は『大無量寿経』からの引文で「以大荘厳 具足衆行 令諸衆生 功徳成就」とあります。
「大荘厳をもって衆行を具足して、もろもろの衆生をして功徳成就せしめる」・・・・????
門外漢の悲しさで有難がることすら叶いません。
彰如上人 ↓
彰如上人は昭和18年(1943年)に亡くなった方で、明治から大正時代にかけての浄土真宗大谷派管長。東本願寺第二十三代法主。
なかなかの.文化人で俳人、画家でもありました。俳号は「句仏」。
屋根瓦
紋は「三つ銀杏」で、初めて見たかもしれません。大石、清島、土方、間部、森、平田、長谷部、大岡
と言う名字で使われることが多いようです。