ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

筍掘り

2024-04-30 04:48:26 | 草花
山の神様の友人から、筍が出ているので掘りに来ませんか?・・・・とのお誘いがあり、山の神様と飛んでいきました。
その日はまとまって降った雨の翌々日ということで、「雨後の筍」が例年よりも多く出ていたように思えました。
竹林の様子 ↓


掘る前に対象物4件:







お友達から「ずんぐり・むっくり」しているものを狙うように・・・・と言われましたが、経験値が少ないので
どれがそうなのかよく分かりません。  なので、手当たり次第に掘っていきます。


掘りそびれて徒長させてしまった筍のア・ラ・カルト:








そして昔のかぐや姫達 ↓

たくさん採れたので、お裾分けしながら帰宅しました。 帰宅後すぐにアク抜き作業に掛かります。
おかげで2~3日の間は極上のタケノコづくしとなりました。


25日の月 ↓

月齢16.8で立待月となります。 今月は満月付近の丸い月を見ることが出来ず生憎でした。この晩も空一杯に拡がった
雲のためにこんなぼんやりした姿しか見ることが出来なかったのです。


27日の月 ↓

寝待月 月齢18.8。この晩になってやっとすっきりした空に昇った月を眺めることが出来ました。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4/18日 三河の本宮山歩き その9:(最終記事)下山完了。バス待ち時間にもっと先の停留所まで歩く。

2024-04-29 04:55:39 | 草花
”その8”で100分もあるバス待ちの時間をどうするかということでしたが、闇刈(くらがり)渓谷入り口のバス発着所周辺はかつて何十回となく来ていて、その周辺の様子はトイレ施設があるくらいで、ほかには「何もない」ということが予め分かっていることでした。
そこで考えたのは、バスの進んでいく方向に歩いてしまおう、ということでした。
幸いなことに未だエネルギーは残余があるようです。
たくさん歩ければ身体の元気が証明できるし、乗車区間が短縮されればその分だけ運賃も安くなるし、「趣味と実益」を兼ねて、やってみることになった次第です。

ウワバミソウ ↓

上流でも見てきましたが、花の様子はありませんでした、ここでやっと蕾をつけたものが出て来ました。


サワハコベ ↓

少し離れたところにあったので、望遠で引き寄せて撮ります。



アケボノシュスラン ↓

この場所はかつて、小生が毎年来て、アケボノシュスランのためにほかの草をむしったりしてきたところです。
それだけ手当てをしてやると、正直なもので、群生となった状態を毎年見ることが出来ました。
もう来なくなって草むしりをしないまま10年経った今はかろうじて個体を発見できるという程度になっていました。


紅葉橋 ↓

石碑にはくらがり八景 「もみじ橋の岩舞台」とあります。添えられた句は「鶯の谷渡るらし岩舞台」とあるようです。
ところでウグイスの谷渡りにはどうやら「敵の注意を引きつけながら、抱卵、育雛している雌に危険を知らせるための行為」
らしいということで、人間界の風流とは少しばかり意味合いが違うようです。


サンショウ ↓

こちらは本山椒で、只今花の準備中のようです。


ミヤマシキミ ↓

かなり大株に育っています。


キャンプサイト ↓

平地に幾張りかテントを張って、キャンパーに提供しますが、今は静かなもので、テントが一張りだけありました。


猿飛の岩 ↓

くらがり八景の一つ「猿飛の岩」かつてそういう光景もあったのでしょうか。「風ひかる岩上に〇〇流れては」とあるようですが、
〇〇の部分が読めません。もうここまでくれば渓谷は終わりに近い場所です、


上のすぐ下流「猿飛橋」から ↓

橋の上から上流側を眺めると小規模ですが水の良い流れ落ちがあります。


”スミレ” ↓



出口 ↓

やっと山から下った終点です。ここが闇刈(くらがり)渓谷の入り口(小生は出口)となります。


ゲートを渓谷に向かって撮影 ↓

一般的にはここからくらがり渓谷に入って行きます。 さて下山終了してバス待ちタイムが100分あります。
年寄りは気が短い・・・小生もご多聞に漏れず待つのが嫌いな質でしてバスの進行方向に向かって歩いていくことにしました。
何処まで歩いて行けるか?



帰りに乗るバスか? ↓

歩き始めてすぐにバスが上がってきました。「こんなに早く?」とも思いましたが、「行き先板」に教習車とありましたので、
あわてる必要はなさそうです。 (教習車はしばらくして、来た道を下って行きました。)


か細い滝 ↓

道端の暗くなったところにか細い滝がありました。車ではほとんど気づかずに通り過ぎるところですが、歩きのおかげで、
拘ることが出来ました。「滝山城址」といって、戦国時代の城跡がこの奥にあるようです。

いくつかバス停を通り過ぎていきます。

森林組合前バス停 ↓

バス停の名前も山歩きの終わりに相応しいものです。停留所の柱に付いている時刻表によると未だバスの来る時間に間があります。
「もっと歩け」と言うことですね。


元気な水流 ↓

渓谷の水は開けた場所に来て、「男川(おとがわ)」と名前が変わったようです。水量豊富で、流れにも勢いがあります。


妙見(みょうけん)バス停 ↓

ここで歩行終了にしようと思いました。


シラユキゲシ ↓

バス停の足元にこんな花が咲いていました。これに気をよくして元気が出て、もう少し歩こうという気持ちが湧いてしまいました。


もう一つ先の停留所まで ↓

バスが来るまでにあと30分近くあったので、リュックを背負い直して歩きだします。
これが、悪かった・・・・行けども行けどもバス停が現れず、時間がどんどん経っていきます。
これには焦りましたね。最後の10分くらいは走りも入れて、必死になりました。
次のバス停は「上淡渕(かみあわぶち)」でしたが、汗だくでたどり着いて、すぐにバスがやってきました。

くらがり渓谷のバス起点から上淡渕バス停まで約8.2kmを平均時速5kmくらいで歩いてきました。
「えっ? いくら節約できたか?」・・・ですって? そういうことを聞きますか。 (小さい声で250円)・・・だそうです。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4/18日 三河の本宮山歩き その8:若葉につつまれて、闇刈(くらがり)渓谷を下っていく。

2024-04-28 05:04:04 | 草花
闇刈(くらがり)渓谷の上流部で、時刻は午後一時少し前でした。これだとあと一時間もあれば、渓谷入り口(=出口)のバス停留所に着いてしまいます。
ところが山の麓のバス停(この場合はバス発着所)ですので、運行本数が非常に少なくて、そこで1時間40分ほど待たされることになります。
こんな場合皆さんならどうされますか? 「お酒にする? 風呂にする それとも・あ・た・し?」という訳にはいかないのです。
そういうことをするにふさわしい場所ではないのです。  さぁて、どういたしましょうか・・・・・・・?
小生は渓谷歩きをしながらそのことをずっと考えていました。

コゴメウツギ ↓

未だ蕾でした。


ミツバツツジ ↓

これが道筋でみる自生の状態の見納めでした。


まぼろしの瀧? ↓

「まぼろし」の由縁を探りに行きます。

これが”まぼろし” ↓

女装の某美容家にしてタレントが人差し指を立てて、甲高い声で発する「どんだけ~↑」ではありませんが、同じトーンで「まぼろし~↑??」とやりたくなりました。滝の間近に来て「幻」たる要素は見当たりませんでした。
思うに、今は付近が伐採されて明るく開けていますが、以前は木々に囲まれた幽玄な空間に瀧があったのではないでしょうか。


イワタバコ ↓

滝 下部の岩に着いていたイワタバコが、かつての環境を物語ってはいないでしょうか。


モミジイチゴ ↓

まぼろしの瀧から戻る道でモミジイチゴを見ます。


くらがり渓谷の上流部 ↓

これまでは山道から流れを見下ろしながら歩いてきましたが、これから後は流れとほぼ同じ高さに道が並行しています。


元休憩舎 ↓

すっかり荒れ果てていますが、30年程前くらいまでは立派な施設でした。


この渓谷で一番 ↓

見ごたえのある滝で、落差は5mほどでしょうか。この付近で、この山域で初めてカワガラスを見ました。


ニワトコ ↓



ホトトギス ↓



滑滝 ↓

平滑な滝というよりも”奔流”とした方が良いかもしれません。


翁渕 ↓

上の流れの.収まった先でこの渕を作っています。


ユクノキ ↓ ↓



道端にユクノキの大木があり札がついています。(名札なしには見分けがつかない。)
高いところに枝・葉があり、望遠で一杯まで引き寄せて、花の在りかを探ります。  やはり花は見当たりませんでした。


開けた場所 ↓

日当たりの良い、この流れに絡む岩にダイモンジソウが着き、秋に花を見せてくれます。


向こう岸に ↓

これはギボウシの仲間のようです。


カナクギノキ ↓ ↓



先日弓張山系の県境稜線を歩いてカナクギノキかアオモジか思い悩んだものでしたが、こちらは花はないですが、
名札がついていたのでそれと判りました。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4/18日 三河の本宮山歩き その7:遅い昼食をとり、闇刈(くらがり)渓谷へ林道を下っていく。

2024-04-27 04:28:14 | 草花
本宮山の登りにはJR飯田線を使って長山駅から歩き始めましたが、帰りは(体の調子が許すなら)東海道沿いの名古屋鉄道「本宿駅」に
向かうようにしていました。
幸いなことに膝の具合は未だ悲鳴を上げていませんでしたので、「本宿駅」に向かうバスの発着場である、闇刈(くらがり)渓谷入り口
(=出口)目指して下ることにしました。
かつて通い慣れた道ですので、地理不案内ということはなくて、その点では気楽ですが、身体はこの先もちゃんとして居てくれるのか?

登り返し ↓

岩戸神社までは下りでしたので、帰りはこんな坂を登りかえします。


この急傾斜 ↓

前方から熟年パーティーがふうふう言いながら登ってきます。すれ違いざまにあきれたような顔をして「こんなにつらい
登りがあるなんて・・・」と愚痴をこぼしていきました。


遅い昼食 ↓

この場所に杖も帽子もリュックも置いて、しまいには靴までも脱いでしまって、遅い昼食にしました。
最近の昼食はほとんど「稲荷ずし」になりました。”ツユだく”で甘辛くて食べやすいです。
食後の果物は今たくさん出回っている「甘夏」ですね。安いし、水分も適当に補給できます。

食事後は長い下りに備えて、靴の履き直し、締め直しをして歩きだします。

まだ続く急傾斜 ↓

長い急傾斜が続いています。今回は下り坂ですので、小生の弱点である膝をかばいながら小股で下りていきます。


シロモジ ↓

坂道に覆いかぶさってシロモジが咲いています。


馬の背平 ↓

ここで頂上から回り込んできた林道(許可を受けた作業車のみが通行可能)と合流し、その林道を下って行きます。


ニガイチゴ ↓

ニガイチゴの花を見ます。これの実は食べてもあまりおいしくはない。


キブシ ↓

早春にみるのとは一味違った姿ですが、小生はこれが今年の初花でした。


”スミレ” ↓

山側の斜面、土にホコホコ感のある場所で咲いていました。


”ホトトギス” ↓

秋に独特の花を咲かせるホトトギスですが、この葉も斑が入って特徴があります。


”ネコノメソウ” ↓

今回はこの場所でだけ見ました。沢筋を見て行けばきっといろいろと見つけられたでしょうが、それほど余力もないのでパス。


鹿鳴橋 ↓

文明開化の時代ならきっと「ろくめいばし」と読んだでしょうが、昭和39年9月竣工のこの橋の名前は「しかなきばし」でした。


二つの砂防ダム ↓ ↓



その鹿鳴橋には二つの沢が合流し、その上部にそれぞれ木製の砂防ダムが作られています。


ミヤマキケマン ↓

この花にも3年ぶりかそこらで会いました。鮮やかな黄色が目に嬉しい。


ヤブツバキ ↓

先日の山行で見納めになったと思っていましたが、まだ花をつけている木はたくさんありました。


富貴橋 ↓

もう10年以上前のことですが、この橋の土台のところからホトトギスが流れに向かって懸崖咲きのように見事に咲いて居ました。
その姿を二年続けてみましたが、その後はそれが見られなくなり、このに来るたびに残念に思いながら通り過ぎていた・・・・
その思い出すらも懐かしいものとなってしまいました。


シキミ ↓

この時点では水の流れに沿って下っています。この付近をすでにくらがり渓谷と呼んでも良さそうですが、水流の名前は
男川(乙川)になり、つぎに乙川(おとがわ)と字が変わり、岡崎市の天白町あたりで矢作川と合流して河口は西尾市と
碧南市の境となって、知多湾、三河湾、太平洋に注ぎます。

シキミがその太平洋の一つの源流付近で花を咲かせています。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4/18日 三河の本宮山歩き その6:山頂から下山開始、幽玄の岩戸神社に参拝する。

2024-04-26 04:43:55 | 草花
ここのところはっきりしない空模様が続き、たまに晴れるかと思いきや、大陸から黄砂が飛んできたりして、こと、空を見る限りは心の晴れない日が続きます。
近々GWが始まりますが、働く人たちと家族のためにも、良い天気が来て、せめてその期間だけでも雨の降らない日が続いて欲しいと思います。
この記事では本宮山の山頂から始まって、それから少しだけ下ったところに「秘密のスポット」的な岩戸神社がありますので、そこも紹介したいと思います。
本宮山の山頂 ↓

標高789mで、一等三角点のある山頂です。小生はこの場所にてテント泊をしたことが過去に4度ありますが、浜名湖方面の夜景が
綺麗でした。 あたりの木々が茂ってきている今はどうなのでしょうね。
かつてはNHKのアンテナ塔が建って居て、そこの二階に上ることが出来、富士山を眺めることが出来ましたが、その塔が撤去されて
この山頂から富士山が見えるのかどうか?

一等三角点 ↓

見晴らしの良いこの山には一等三角点があります。

天測点「三本宮山」 ↓

天測点とは天文測量を実施するために設けられた基準点で、これ自体は測量機器の重量に耐えうる単なるコンクリート製の観測台だそうです。
今では機器の軽量化により天測点を設置することはなくなったそうです。これは全国に48か所設置したうちの一つです。
ここのものはコンクリート製で高さ120センチの八角柱でした。

アンテナ群 ↓

見晴らしがよいということは電波の通りも良いことなんでしょうか、たくさんの無線アンテナが建ち並びます。
三河北MCA制御局、愛知県防災行政無線、日本テレコム、NHK、民放TV各局、国土交通省、NTTドコモ、自衛隊(昔はあったが今は?)

山頂から下って行きます。

ヤマザクラ ↓

山頂から続く斜面にたくさんありました。

ミツバツツジ ↓

見事な大木で、この素晴らしい枝ぶり・咲きぶりを見てやってください。

山上の駐車場 ↓

広い駐車場です。

スカイラインの起点 ↓

スカイラインはかつては有料道路でした。現在は無料で、やや傷み始めている?

アセビ ↓

駐車場から下っていく初めのところに大きなアセビの木がありました。花をいっぱいつけて。

また鳥居 ↓

こちらはこれから行く「秘密のスポット」的な岩戸神社の鳥居です。神社まではここから下って行きます。

天の磐座 ↓

ここでもいかにもそれらしい天の磐座が出て来ます。この岩については「国見岩」として後述します。

男道と女道 ↓

天の磐座の前のこの石柱は道標で右女道 、左男道と記されています。男道は危険個所があり今は廃道です。
今は女道を採る一択となっています。

片側が崖の参詣道 ↓

その女道を使って石段を下りていきます。左は岩、右手にステンレスの手摺パイプをつかみながらソロソロと。

イワタバコ ↓

左側の岩にイワタバコが着いています。

お不動様 ↓

階段の底にお不動様が祀られています。一昔前にはこの場所に相応しい石造りのお像がありましたが、罰当たりが盗み去ったようです、
そのあとに新しいものが置かれていましたが、それすらも盗まれてしまったようで、いまはお像のないこういう空間になりました。寂しいことです。

岩戸神社の入り口 ↓

お不動様の前で行き止まりです。「ハテ?岩戸神社の入り口はどこだろう?」と誰もが疑問を持つ瞬間です。
もしかすると大概の人はここで入り口を見つけることが出来なくて引き返していたかもしれません。
「まさか!?」と思えるほど小さくか細い岩の隙間が神社”参詣道”の入り口でした。
その場所には立って入れないことはもちろんですが、真正面を向いても入ることはできません。つまり腰を下ろして、
蟹のように横向きでそろそろと進んでいくしか方法がないのです。
閉所恐怖症の方には絶対付き合いきれない場面でしょうね。
あの「天の磐座」の大岩の真下に当たるようで、進む先は真っ暗です。岩戸神社の神様はその先におわします。

岩戸神社 ↓ ↓ (フラッシュ撮影)



参拝してから暗闇ですので、当然、フラッシュを焚いて撮影します。


一枚岩 ↓

参拝を終えてからは腰まげの蟹の横進みで巌に囲まれた真っ暗の参道から出て、上を見上げると一枚岩がのしかかってきます。
昔はこれにロープがかかり、人が下って来ることが出来ました。
これが前出の男道の終点になっていたのですが、危険なのでこのロープを外したようで、男道も廃道となってしまいました。

石段を登って戻ります ↓

手すりにつかまりながらゆっくりと登って行きます。

”天の磐座”イコール「国見岩」 ↓

前出の”天の磐座”は「国見岩」でもありました。

「国見岩」の由縁 ↓
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする