ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

12/27日 伊勢神宮詣で 内宮(ないくう):街道歩きを終え宇治橋着。内宮を参拝してこの年を送る。

2019-12-31 07:05:53 | 草花
伊勢神宮の外宮(げくう)を出て街道沿いに歩いて来て、およそ45分後に、伊勢神宮内宮(ないくう)の入り口に着きました。
途中で猿田彦神社以外には目ぼしいものに気づきませんでした。
いきおい、歩く速度は自分なりの早足になり少しばかり汗を掻きました。

街道歩きの終わり。 ↓

標識に国道23号終点とあります。国道23号線は愛知県豊橋市と伊勢神宮内宮の宇治橋までを結ぶ国道で、我が家の近くを通る、とてもなじみのある道路です。



宇治橋が見える ↓

宇治橋が見えると、そこが神宮内宮の入り口になります。



宇治橋 ↓

鳥居に一礼して入って行きます。ここでは右側通行を案内していました。



五十鈴川 ↓

橋下の川は五十鈴川で、川に立つ丸太は、遷宮時の古い橋梁の一部だと思います。



橋上 ↓

橋の上はそれなりの人出があります。橋の中央部のセンターライン(木の板ですが)は、先日、天皇陛下が車に乗ってこの橋を渡った時に跨いで行ったあの木板の連なりです。



橋を渡って ↓

宇治橋を渡ってすぐの右手に庭園風の場所があり、そこには枝ぶりの良い松が何本も植えてありました。



五十鈴川のお手洗場 ↓

この場所では川の水で直接手を洗えます。そのほかにも屋根付きの手水舎が別の場所にあります。



内宮参道 ↓



ここでも参道沿いに神札授与所があります。


巨木はここでも所々で姿を現します。



内宮 ↓

内宮のすぐ手前に石段があります。この石段の下に立札がありました。



石段にかかったら、それ以後は撮影禁止となっています。



内宮の拝殿 ↓

ところが拝殿に垂れ下がった目隠しのとばりが風でまくれ上がり中が覗けたので、小生は条件反射的に石段を駆けのぼって、カメラを構えてしまいました。
すると警察官のような制服を着た衛士の方が飛んできて、注意をしてくれました。
これはうっかりしていました。カメラを持つと別のプロ意識みたいなものが出るようです。

内宮にお参りした後は石段を下りて同じ道を戻ることにします。


参道 ↓

正月の大混雑を想定してあるのでしょうか、一部で、来る時と、戻る道とでは微妙に違いがありました。



宇治橋 ↓

宇治橋を渡り、内宮にお別れします。


内宮にお暇した後は、来た道をJRの伊勢市駅まで、折からの強い向かい風に逆らって歩きます。


猿田彦神社 ↓

来るときに横目で見て来た猿田彦神社にもお参りしていきます。



伊勢市駅着 ↓

向かい風の中を精力的に歩き、来る時と同じような時間をかけて、大汗を搔いて、門松の飾られた伊勢市駅に戻ってきました。
これから後が大変でした。乗った電車がそのまま動かずに長い間止まっていて、走り出してからも途中の駅で不定期に止まったり、乗り継ぎ電車が遅れてきたり、乗るものすべてが、風による遅れを引きずり、家に帰りついた時には予定の時間を2時間近く超過していました。

苦労をしながらも一年の締めくくりが出来た思いがします。


皆様どうか良いお年を迎えられますように・・・・。
オリンピックの年に地球上の人々すべてが輝いていられますように。

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12/27日 年の瀬にお伊勢詣で 外宮(げくう): 風の強い日で、往復とも電車が遅れました。

2019-12-30 07:05:37 | 草花
青春18きっぷの使い残しが一日分あり、これは年明けに使おうか、それとも年内に使いきろうか、そんなことを考えていましたが、お伊勢詣でがしたくなり、年内に使い切ることにしました。
天下のお伊勢さんですから新年の参賀は相当の混雑となります。
そんな考えの方は相当いると見えて、年末の平日であるにもかかわらず、参拝客はたくさんいました。

行程図 ↓

神宮のある駅までの移動は、全線JRを使いました。これは青春18きっぷの性質上当然のことですね。
JR東海道本線・関西線・紀勢線・参宮線を使いましたが、この日は朝から風が強くて、ダイヤが乱れてしまいました。



伊勢市駅 ↓

伊勢市駅についてヤレヤレ・・・となりましたが、これから精力的に動くことになります。
駅舎らしくない駅舎の前にはもう門松が飾られています。



外宮(げくう)に向けて出発 ↓

早くも出て来た鳥居を潜り、両側にお店の並ぶ道を外宮目指して歩きます。



参道? ↓

駅前の鳥居をくぐっているのでこれも参道なのでしょうね、提灯にもそう書いてあることですし。
広い道を歩いて行きます。
駅前の案内には所要5分とありました通りに、すぐ外宮の一角に着きました。



外宮裏見張り所 ↓

小生は直接参詣道に入らずに回り込んで、この裏見張り所の脇から入ることにしています。



左側通行 ↓

ここから入って行きます。外宮では左側通行するように案内があります。
内宮(ないくう)では右側通行を案内していました。



外宮参詣道 ↓

時折巨木の立つ道を歩いて行きます。



遷宮跡地 ↓

伊勢神宮では内宮・外宮共に20年間隔で社殿を移します。これを遷宮と言っていますが、まるで飛び離れた土地に移動するのではなくて、隣接した場所に移るのですが、そのための土地は確保されていて、今社殿のある場所と元社殿のあった場所の間を交互に20年ごとに移し替えているのです。
こちらは以前使われた場所ということになります。



外宮を側面から ↓

跡地のお隣に外宮の側面が見えています。



大樹 ↓

参詣道を歩きながらこんな大樹を何度も見ることになります。
伊勢神宮の荘厳さ、森閑さは、このように巨樹、大木を大事にしてきていることも大いに関係すると思います。



外宮 ↓



内宮も外宮も拝殿から参拝するだけで、一般客は正殿(豊受大神宮)を見ることが出来ません。
それは拝殿の正面に布の帳(とばり)が下りていて、中を覗けなくなっているからです。
ところが今回は強い風が吹いていたので、帳が揺れて、あるいはまくれ上がり、その奥をチラリと
覗くことが出来ました。(神様には失礼ですが、大したものではないので、正々堂々と建物ぐらいは見せても、決して神性が損なわれることはないと思います。)

お詣りが済んで外宮から出ることにします。

参詣道を出口に向かう ↓

未だ参詣客が少ないので歩きやすい道です。



お札を授与する場所 ↓

「神札授与所」とありました。神様ですから強気に「授与」です。



マツバラン ↓

大木に着生しています。名前に「○○ラン」とありますが、これはシダ植物です。



出口(参詣の入り口) ↓

広い境内を歩くことしばし、やがて出口に来ました。こちらが参詣道の入り口になるようです。

これから内宮(ないくう)まで4kmほどの街道歩きに転じます。



街道歩き ↓



外宮から内宮まで、その間の距離は約4kmありますが、今回はここを歩いて往復するつもりで来ています。
昔の人は当然歩いていますし、途中に良い景色があるかもしれないと期待していました。
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12/28日 付近の高楼からの夕景 ある方角に限定して、良い眺めがありました。

2019-12-29 07:03:31 | 草花
昨日は良い天気でしたね。
夕方に付近の高楼に登り、遠くの山を眺めてきました。
最近はどんなに天気が良くても全方位に眺望が利くことはなくて、どこかに見通しの利かない方角があります。
今回は西方面に見通しがすぐれなくて、カメラを向ける気持ちが起こりませんでした。
その代わりに木曽御嶽の眺めは抜群で、この冬一番の姿が見えていました。
木曽御嶽・猿投山・奥三界岳 ↓




木曽御嶽を引き寄せます。 ↓

この眺めはこの冬一番の景色でした。


奥三界岳 ↓

奥三界岳は長野県大桑村と岐阜県中津川市にある山で標高1810mあり、日本300名山のうちの一座となっています。



中央アルプス・恵那山・大川入山 ↓




中央アルプス ↓

中央アルプスの雪を頂いた眺めも、この冬一番の見え方をしていました。



恵那山 ↓

恵那山の雪の付き方もほとんど無い感じです。



恵那山・大川入山と蛇峠山 ↓

恵那山は一番左側で、大川入山は真ん中、右側の蛇峠山は高圧電線の鉄塔に邪魔されていましたので、移動してぎりぎりのところで蛇峠山まで画角に入ります。



大川入山 ↓

この山も標高が1900mある山ですので、普通の年でしたら雪が付いている筈ですが、今年は雪が見えません。



蛇峠山 ↓

画面の右側に高圧線の鉄塔が入ってしまいます。この山の高さは1664mとなっています。



西三河の山並み ↓

近いところの山ですので良く見えています。



本宮山 ↓

高さ789mの山で、山頂部に砥鹿(とが)神社のある、かつては信仰の山でした。



桑谷(くわがい)山と遠望峰(とぼね)山 ↓

三河湾の望める山並みです。



三ヶ根山 ↓

南南東の方角にあり、有料のスカイライン道路の通っている山です。ここからの三河湾の眺めも抜群で、かつてはロープウェイもあり、賑わっていた場所です。



昨日は鈴鹿の山並み、伊吹山、白山方面には視界が効きませんでした。
もしかすると、スキー場には待望の雪が降っていたのかもしれません。
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12/22日 「姫路城」 下の段(最終記事):今度は庭園三昧 西の丸と西御屋敷跡庭園の好古園

2019-12-28 07:01:37 | 草花
天守閣から下りて備前丸を見た後は、西の丸に向かいます。ここで特筆すべきものが二つありました。
その一つは、やや斜めの位置から眺めるために、立体感が際立って来た姫路城の景観が素晴らしいことと、もう一つは、外周防備を兼ねた櫓群を連ねた建物の、百閒廊下という長い廊下でした。
位置的にはここからの天守閣の眺めも抜群であり、小生はこの方角からの眺めが一番気に入ったものとなりました。

百閒廊下を歩いたその後、西の丸を出て、城の敷地内から離れ、城の西に500mほど離れて位置する、御屋敷跡庭園の「好古園」を見に行きます。ここも約一万坪の敷地内に、九種類の趣の異なった庭園群があつまり、庭園趣味の方なら垂涎の場所かと思いました。
池泉回遊式の日本庭園であるということですが、そちらの知識に疎い小生には、猫に小判だったかもしれません。

西の丸へ ↓

天守閣から離れて、西の丸に向かう坂道を登って行きます。振り返ると、天守閣がやや斜めの位置から見えて、立体感ある姿を見せています。

西の丸の広場に入り、百閒廊下の入り口を目指して歩いて行きます。

百閒廊下 ↓

入口で靴を脱ぎ、スリッパに履き替えて百閒廊下を歩きます。どこまでも続く長い板張りの廊下なんですが、ここでも廊下の板はピッカピカです。



天守閣 ↓

百閒廊下の隣は部屋が連なり、そこからも秀麗な天守閣が望めます。


西の丸を出てから城の有料区域内から退場し、大手門、櫻門橋を渡り、車道沿いに歩いて「好古園」を目指します。

好古園入口 ↓

ここの単独入場料は300円なのですが、お城と共通の入場券で買っておくと250円も節約になります。(お城単独は1000円) 共通券購入なら1050円で済んでしまいます。
早くもお正月の門松がお出迎えしてくれます。

モチツツジ花と紅葉 ↓

花と紅葉が同時に楽しめる、珍しい景色を作っていました。


滝 ↓

人工のものですが、自然の景観に近づける工夫を凝らしてあります。



深山幽谷? ↓

人々を山の奥にいざなうかのような庭造りではないでしょうか。



ナツハゼ ↓

実が付いています。



ウメモドキ ↓

実があまりついていないのは野鳥のご馳走になっていたのでしょうか。



シャリンバイ ↓

シャリンバイはどんな土地にも適応するのかもしれませんね。公園でも街路でも、よく見かけます。



土塀 ↓

土塀に囲まれたこんな空間は、まるで時代劇映画の舞台ですね。



コナラの黄葉 ↓

立派な庭園内ですが、小生はこういうものに殊更強く反応するようです。



酔芙蓉か? ↓

これは酔芙蓉なのでしょうか?こういう格式のある庭園内のことですから、きっとそうに違いないと思っています。



竹林 ↓

近頃は山林でも放置竹林が問題になって来ていますが、こういう庭園内では立派に景色として成り立っています。


好古園を出て姫路駅に向かいます。


道路から御いとま ↓

道路を歩きながら姫路城と御いとまします。

帰りの電車に乗ります。


京都駅にて ↓

懐かしい京都タワーを探しますが、手前のビル群に視界を妨げられて満足に見えていません。




伊吹山 ↓

伊吹山は、来るときに名古屋から大垣に至る道中で見えていましたが、その時に車中からでは角度が悪くて、窓ガラスが写り込んでしまい、写真を撮れませんでした。
帰り道で撮ろうと思っていましたが、その時間帯は雲に邪魔されて、こんなところが精一杯でした。
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12/22日 「姫路城」 中の段:天守閣に登る スケールの大きな建造物に酔いしれています。

2019-12-27 07:08:19 | 草花
靴を脱いで、天守閣の中に入って行きます。随分急な階段が続きましたが、どの階層でも見るものすべてが新鮮に感じられ、そのためにほとんど疲労を感じることなく最上階まで登って来られました。
これまでに奈良の大仏殿や白川村の合掌造りの家など、木造の建造物としてスケールの大きなものを見てきましたが、このお城は別格だと思いました。
そしてただ大きいだけではなくて、なんというか、木造りのやさしさに包まれて癒しを感じてしまいますね。

私たち日本人はきっとそのように感じている筈ですが、たくさん来ていた、ヨーロッパ系やアジア系の外国の人たちは果たしてどのような感想を持って国に帰るのでしょうか。
もしかしたら同じように感じているのではないかと推測しています。小生が外国語に堪能でしたらきっと話しかけて感想を聞いていたことでしょう。

板敷 ↓

足元は大きな板が綺麗に敷かれています。



天井 ↓

天井を見上げても重厚で安定感があります。



駅方面 ↓

姫路駅に着いた時には真っ先にこのお城を探しました。お城の天守閣に登ったら、同じように駅方面を見てお返しします。



釘隠しの細工 ↓

柱の人目に付く箇所には釘隠しの細工物を置いていたそうで、これは「六葉釘隠し」というそうですが、多分に装飾的になっていたと言いますから、ここで釘隠しをしているのかどうか確認はできませんでした。



板の空間 ↓

窓の内側は板の空間で、その板は人が歩くのでまるで、磨かれたかのようにぴっかぴかです。



敷居 ↓

大きな引き戸が移動するので敷居も巨大です。比較のために人の脚と一緒に撮りました。



階段 ↓

階段の急なことも特筆ものです。戦の時にはここを通って軍事資材が行き来するのでしょうが、運び上げには苦労しますね。



鯱鉾 ↓

鯱鉾は焼き物でできていますが、窓枠が邪魔をして、なかなか撮るのに難儀しています。



最上層の瓦と漆喰 ↓

姫路城の漆喰は超の付くほど有名です。天守閣最上層の漆喰ですから、ここへ来るすべての人に見られることを意識して漆喰を打ったことでしょうね。職人の作品をじっくり観賞させてもらいました。丸瓦には一つ置きに揚羽蝶の紋が浮き出ています。



刑部(おさかべ)大神 ↓

最上層の神社にお参りしてから、御いとまします。



一番上の階段 ↓

気を付けて下って行きます。



天守閣から下りて ↓

天守閣から下りて備前丸(広場)に向かいます。目の前に修繕箇所の覆いが見えます。



圧倒的 ↓

目の前に迫力満点の姿で押し寄せてきます。



備前丸の大榎 ↓

広場の前には大きなエノキが聳えています。



真正面から ↓

備前丸の広場に設置されたベンチに座り、真正面から天守閣を見上げます。



お菊井戸 ↓

播州皿屋敷の怪談で名高いものだそうですが、どうやらその話は史実ではないようですから、カットします。 井戸を覗き込んだら随分深いもので10m程はあったように見ました。
水の無い井戸の底には、硬貨がたくさん投げ込まれていました。



歴代の鯱鉾展示 ↓

明治・昭和・平成の鯱鉾が展示されていました。好みが分かれましょうが、小生は明治のものに感性が共鳴しました。
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