難病「筋萎縮性側索硬化症（ALS）」の無職女性（51）に頼まれ、薬物を投与して殺害したとして、京都府警は23日、嘱託殺人の疑いで、仙台市泉区の医師、大久保愉一（よしかず）（42）と東京都港区の医師、山本直樹（43）の両容疑者を逮捕した。
事件発覚から逮捕まで8か月かかったという事は・・・・京都府警もいろいろな方面から検討されたのでしょう。法曹界、医療業界とも話し合われたのだと推察いたします。多角的な検討のうえで、この二人の医師は、逮捕起訴するべきだと言う結論に至ったのだと思われます。
安楽死 殺人ほう助 という超デリケートな分野の事件なのですが、この二人の「ドンくさ過ぎる医師」を放置することが出来なかったのだと思います
仙台の大久保医師は開業医ですね。おおくぼ呼吸器内科 メンタルクリニックの院長 弘前大医学部卒。厚生労働省の元官僚です。
18年にクリニックを開設していた。妻は大久保三代・元衆院議員（43）。
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一方東京の山本直樹医師は山本容疑者は東京都内で泌尿器科クリニックの院長を務めていたという。
逮捕容疑は、2人は共謀して2019年11月30日午後5時半ごろ、この女性宅を訪問し、女性からの依頼を受けて薬物を投与し、殺害したとされる。女性は同日夜、搬送された病院で死亡が確認された。死因は急性薬物中毒だった。府警は認否を明らかにしていない。
安楽死を巡って医師が立件された事件は過去にもある。だが、今回逮捕された医師2人はALSを発症した女性の主治医ではなく、SNSを通じて知り合ったという。多額の金銭の授受も確認され、これまでの事件とは異質だ。
がん患者に塩化カリウムを注射した医師の責任が問われた東海大病院事件（1991年）など、同種の事件では治療を担う主治医らが刑事責任を問われてきた。富山県射水市の市民病院で2000年以降、末期がん患者ら7人の人工呼吸器が医師に外された事件では、いずれも余命が数時間から数日内の患者の延命が中止されていた。
2人は女性の担当医ではなく、ソーシャル・ネットワーキング・サービス（SNS）を介して知り合い、直接の面識はなかったとみられる。女性から「安楽死したい」という趣旨の依頼があり、約100万円を受け取ったという。こうしたやりとりや女性のマンションの防犯カメラ映像などから、2人が浮上した。
100万円！！ほんまもんのに阿呆ですね そんなハシタ金で生涯年収の多くをフイにするなんて！！頭悪いとしか思えないです。そのうえ全国区の馬鹿として晒しものになる！！
お金のやり取りが無くて、善意の人として、哲学的にやむにやまれず、手を下してしまいました！！と言えば、裁判所も見逃さざるを得ない貴重な症例になったかもしれないのに・・・・
安楽死が、こんな阿呆どものおかげで脚光を浴びるのは悲しいです。
私は、患者さんは、生きる権利と同時に、死ぬ権利も有していると思っています。
オランダや、スイスなら 多分・・・罪になど問われないだろうにねぇ
でも・・・・日本国内に住む日本人なら・・・・・もう少しうまく立ち回れよと言ったらあかんのかなぁ
私は、ご本人の意思を最優先すべきだと思っています。これだけご本人の意思がしっかりしていて、時間の猶予もあったのだから・・・・
合法的かつ患者さんの御意思に沿った方法で患者さんの意思を実現する方法はあったと思います。だれもそこに寄り添わなかったのが悲しいですね。それだけです。長くなりましたが・・・・
女性は11年にALSを発症し、事件当時は寝たきりの状態だった。ヘルパーが24時間介護していたが、2人は知人を装って部屋を訪問。ヘルパーが席を外して別室にいた間に薬物を投与し、すぐに立ち去ったという。女性のツイッターには、事件前の19年9月に「屈辱的で惨めな毎日がずっと続く/ひとときも耐えられない/安楽死させてください」などという書き込みが投稿されていた。同年11月末の投稿を最後に更新されていない。
安楽死を巡っては、横浜地裁が1995年の判決で「耐え難い肉体的苦痛に苦しんでいる」「死が避けられず、その死期が迫っている」など、安楽死の違法性が阻却される4要件を提示。府警は今回、基本的な考え方となるこの要件が満たされていないと判断し、逮捕に踏み切ったとみられる。【千葉紀和、添島香苗】
安楽死を巡って医師が立件された事件は過去にもある。だが、今回逮捕された医師2人はALSを発症した女性の主治医ではなく、SNSを通じて知り合ったという。多額の金銭の授受も確認され、これまでの事件とは異質だ。
がん患者に塩化カリウムを注射した医師の責任が問われた東海大病院事件（1991年）など、同種の事件では治療を担う主治医らが刑事責任を問われてきた。富山県射水市の市民病院で2000年以降、末期がん患者ら7人の人工呼吸器が医師に外された事件では、いずれも余命が数時間から数日内の患者の延命が中止されていた。
しかし、今回殺害された女性は安楽死を望んでいたとされるが、死期が迫るなど安楽死が許容される要件は満たしておらず、京都府警は「安楽死には決して当たらない」としている。
終末期医療の現場では、尊厳ある死を望む患者の「自己決定」の尊重を求める意見も根強いが、医療界は慎重な議論を積み重ねてきた。逮捕の医師2人は安楽死を積極的に推奨するコメントをSNSなどに投稿。著書まで出していたとされる。金銭のやりとりもあることから、動機の解明とともに、再発防止のために慎重な議論が求められる。【千葉紀和】
安楽死した女性は「早く終わらせてしまいたい」「話し合いで死ぬ権利を認めてもらいたい。疲れ果てました」などと周囲に漏らしていた。一方で「治る希望を持ってほしい」と他の難病患者にメッセージを送っていた。
ＡＬＳは全身の運動神経が機能しなくなっていく神経難病。息をする力も衰えるが、人工呼吸器とともに１０年以上暮らす人もいる。約７割の患者は人工呼吸器を付けずに亡くなるとされる。終末期医療や安楽死が議論されるたび、ＡＬＳが取りざたされる。
ALS アイスバケツ チャレンジで有名になった難病です。
世界初といわれるALS罹患国会議員である れいわ新選組の舩後靖彦参院議員 は、以下のコメントを出されました。
事件の報道を見聞きし、驚いています。ただ、現時点では正確な事実関係がわかりませんので、事件の内容についてのコメントは控えたいと思います。
報道を受け、インターネット上などで、「自分だったら同じように考える」「安楽死を法的に認めてほしい」「苦しみながら生かされるのは本当につらいと思う」というような反応が出ていますが、人工呼吸器をつけ、ALSという進行性難病とともに生きている当事者の立場から、強い懸念を抱いております。なぜなら、こうした考え方が、難病患者や重度障害者に「生きたい」と言いにくくさせ、当事者を生きづらくさせる社会的圧力が形成していくことを危惧するからです。
私も、ALSを宣告された当初は、できないことが段々と増えていき、全介助で生きるということがどうしても受け入れられず、「死にたい、死にたい」と2年もの間、思っていました。しかし、患者同士が支えあうピアサポートなどを通じ、自分の経験が他の患者さんたちの役に立つことを知りました。死に直面して自分の使命を知り、人工呼吸器をつけて生きることを決心したのです。その時、呼吸器装着を選ばなければ、今の私はなかったのです。
「死ぬ権利」よりも、「生きる権利」を守る社会にしていくことが、何よりも大切です。どんなに障害が重くても、重篤な病でも、自らの人生を生きたいと思える社会をつくることが、ALSの国会議員としての私の使命と確信しています。
《SNSで接点》100万円で京都ALS患者殺害 容疑者40代医師はペンネームで「高齢者を『枯らす』技術」執筆 から続く 【画像】容疑者と患者女性のやりとり「訴追されないならお手伝いしたい」 筋萎縮性側索硬化症（ALS）の患者女性（51）の依頼を受け、殺害した疑いがあるとして、7月23日、宮城県の大久保愉一容疑者（42）と東京都の山本直樹容疑者（43）が逮捕された。女性は昨年11月、京都市の自宅で容体が急変。搬送先の病院で死亡したが、体内からは普段服用しない薬物が見つかったという。 ALSは全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病だ。日毎、身体の自由が利かなくなっていった患者女性は、周囲に「安楽死したい」と漏らしていたという。 京都府警関係者が語る。
患者女性は「スイスで安楽死」を目標にブログ開設
「患者女性は海外でも生活した経験があるキャリアウーマンです。帰国後は東京で建築士として仕事をしていましたが、2011年にALSを発症。地元の京都で24時間ヘルパー支援による生活を送っていました。母親は約20年前に病気で死別、父親が存命でしたが、1人で闘病生活を送っていたそうです」 患者女性は2018年5月に「スイスで安楽死を受ける」ことを目標にブログを開設し、闘病の様子を記録していた。そのなかでは「早く死にたい」「安楽死させてほしい」などの思いが頻繁に綴られている。
付添い人が自殺幇助罪に当たるなんて言うな
《助からないと分かっているなら、どうすることも出来ないなら、本人の意識がはっきりしていて意思を明確に示せるなら、安楽死を認めるべきだ。せめてこんな身体で苦労して海外まで行くのだから安楽死を受けることぐらい許して欲しい。付添い人が自殺幇助罪に当たるなんて言うな!》（2018年5月3日 最初のブログ投稿） 《安楽死を受けるために海外に行くのに付添い人は自殺幇助罪に問われるのでしょうか?専門の方の意見が聞きたい。どうすれば事前に知ることが出来るのでしょうか?裁判を起こせば良いのでしょうか?誰か教えてもらえませんか?》（2018年5月6日 ブログ投稿）
患者女性は同時期にTwitterも開設。同じくALSを発症しているユーザーや医師と頻繁にやりとりを交わしていた。ブログ同様に、患者女性が投稿する内容は安楽死や自殺幇助に関するものが多かった。 《今一番の課題は付添い人が自殺幇助に問われるという噂をクリアにすること。あってはならないと思うけど》（2018年5月3日） 亡くなる約2カ月前にも同様の内容を投稿している。 《主治医との話し合い 胃ろうからの飲食拒否は自殺騙助に当たるから出来ないと言うならば一切の支援を断って窒息死（吸引できないから）すると言ったらそれもダメ 一体私の人生の権利は何がある? 結局摂取カロリーを600に減らして蛇の生殺しみたく弱まり死ぬのを待つだけ 怒りしかない》（2019年9月13日） 府警関係者によると、患者女性は加害医師とSNSで出会ったのだという。 「Twitterでは、患者女性と大久保容疑者が頻繁にやりとりを交わしていたことが確認されています。2018年12月末に患者女性が投稿した《安楽死が必要だと言う声を上げる医療者が（日本では）一人もいないことがとっても不思議》というツイートに反応したのが大久保容疑者のアカウントでした。話題はALS闘病と安楽死についての意見交換がメインでしたが、自殺幇助をほのめかす投稿もありました」 患者女性《（安楽死の）理想は在宅だけれど、無理ならリゾートとかいいですね。作業は簡単だろうからカリスマ医者じゃなくてもいいです。》（2019年1月3日） 大久保容疑者《たしかに作業はシンプルです。訴追されないならお手伝いしたいのですが。》（2019年1月3日） 患者女性《「お手伝いしたいのですが」という言葉が嬉しくて泣けてきました。》（2019年1月3日）
大久保容疑者「当院にうつりますか?」
そのほかにも、延命措置のひとつである胃ろうをつくったことを後悔する内容を投稿した患者女性に対し、自身が運営するクリニックに誘うようなやりとりも確認できる。 患者女性《死にたいから（胃ろうを）使わない、、、って許してくれないですよね、、、バカだった、、、》（2019年8月27日） 大久保容疑者《いえ、そんなことはないのですよ。すべての医療行為には患者さんの同意がいるわけで、意に反する処置は本来違法です。なんなら当院にうつりますか? 自然な最期まで導きますが。》（2019年8月27日） 患者女性《ありがとうございます 決意したらよろしくお願いします》（2019年8月27日） これがTwitter上で確認できる2人の最後のやりとりだ。患者女性が亡くなったのは、この約3カ月後のことだった。 京都府警は現在逮捕した医師2人を取り調べ、捜査を進めている
超長くなってしまいました。私が言いたいのは・・・・本人の意思を尊重することが一番大事！！それで、死を選んで・・・・何が悪いの？？？
この患者さんは、希望であった 死 をget出来て、良かったのではないかと私は思っています。
そして、この事件は、すったもんだの挙句・・・結局不起訴になってしまう
まあ・・・・・・そんなところじゃないのかなぁと思っております
