私のメルボルンライフ

メルボルンでの移住生活をのんびりと綴っています。

RIP義理のお父さん…冷たい冬の雨の日に永眠

2022-06-15 | 家族

皆さま、こんにちは。

 

しつこいようですが…本当にメルボルンの冬は雨雨雨の毎日です。

 

こうもどんよりとしていると気持ちまで沈んでしまいます。

 

と共に…昨夜(正確に言うと今日の明け方)義理のお父さんが永眠しました。

 

84歳でした。

 

もう遡ること4〜5年はAged Care(老人ホーム)の6畳あるかないかの狭い個室で

 

歩くこともままならず寝たきりで過ごしていました。

 

それでもクリスマスやお誕生日などは外出して短時間家族に囲まれて過ごしたり

 

最後の方は、家族みんなで出向いてAged Careの団欒スペースでクリスマスを過ごしたりしていました。

 

コロナ禍では施設に訪問するのも厳戒態勢で、人数制限、入り口でRAT、マスクにフェイスシールドと顔認識、個人情報と

 

色々な手続きが必要でした。

 

そんなこんなで私はそうそう頻繁には会いに行けなかったのですが

 

亡くなる前に一目会うことができました。

 

数日前から、食事も水分も受け付けなくなり

 

旦那サイドは大家族なので、NSW州(義兄)やQLD州(義弟)、バララット〜西の方で1時間半くらい(義弟と義妹)から駆けつけて

 

旦那も最期は一睡もせず、ベッドサイドで身体を撫でてあげていたそうです。

 

口呼吸のみで多少呼吸も苦しく、痛みも出ていたのでモルフィネで痛みを和らげて

 

呼吸の変化が現れ、もう言葉も出なかったのですが最期は天井を見上げキョロキョロとし

 

涙が目尻から一粒流れていたそうです。

 

誰かがお迎えに来てくれたのでしょう。(そう願いたいです)

 

初めて会ったのはかれこれ20年前くらいで

 

その時は思いっきりオージー訛りで『G 'day mate』(グッダイ、マイト)と挨拶をされたことを思い出します。

 

元々はスコットランド出身なのですが、いつも笑顔で嫌な思い出は一つもありませんでした。

 

そんなこんなで、Aged Careからほど近い我が家に明け方

 

最期の看取りに付き添っていた旦那と義妹、義弟が仮眠の為戻ってきて

 

それまでの数日間は落ち着かない日々だったと思いますが

 

シャワーと朝食を用意し、少し休んだ後老人ホームの後片付けや

 

義母への報告に(深夜だったため義母は家で休んでいました)向かいました。

 

州を跨いでいるのでなかなか親族のみが集合して話し合うことも無かったとは思いますが

 

義母さん、兄弟4人、妹1人でお葬式など今後の話し合いをしたそうです。

 

天国で若かりし頃の魂に戻り、伸び伸びと過ごしてください。

 

RIP

 

 

散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ

[出典]細川ガラシャ

 

年々寒さが身に堪えますが、どうか皆さまお元気でお過ごしください。


NEW!ブログのお引越し

2022-06-07 | お知らせ

皆さま、こんにちは。

メルボルンは本格的な『冬』の到来です。

ここ数週間冷たい雨・雨雨…の毎日。

 

そう、一日の中で四季があると言われているように

朝、晴れ間がのぞいていたかと思えば、しばらくすると

横殴りの雨、風、嵐…最高気温は10℃を下回る日が続いています。

そして午後には虹が架かったりと相変わらずのツンデレな天候です。

 

さて、今日はブログお引っ越しのご案内。

かれこれ十数年来愛用していたフォームが終了になるとのこと。

 

この度、goo Blogへとお引越ししました。

 

 

今後とものんびりと更新していきますので

どうぞ宜しくお願いいたします。

 

うちはあの後下の子も(2回目)コロナになってしまいましたが

ようやく6月からは普通の生活が戻ってきました。

 

寒い季節にいる皆さまは、どうぞ暖かくしてお過ごしください〜

 

今日はお知らせまで


山の中を抜けて...辿り着いた場所

2022-05-19 | オーストラリアでお仕事
皆さま、こんにちは。


毎日、本当に寒くなりました。nose4


とは言ってもまだ5月の半ば...6月・7月にもなると朝方は3〜4℃ともっと冷え込むので覚悟が必要なところ。あ〜夏が恋しい。


今度は上のティーンも Covid-19の陽性になり


ちょっと神経質にならざるを得ません。


なんでも腕力?!をつけたいらしく、結構な頻度でジムに通っていたからかもしれません。


年頃の男子はそんな感じなのでしょうか?


しばらく風邪のような症状で1回目のRATは陰性だったのですが


その後数回陰性が続き、もうそろそろ体調も回復に向かうのか?と思いきや


2-3日後のRATで陽性に...(くっきりと2本線がsoppo


ということは潜伏期間がしばらくあって


風邪かなぁくらいで外出している人たちもいるだろうし


最近ではほとんどマスクもしていない人が多く


急に寒くなり風邪だかCovid-19だかもわからないような状態になりつつあります。


ちなみに私はCovid-19のBooster(3回目)+インフルエンザの予防接種済みにもかかわらず


そんなこんなで陰性ではあるものの、ちょっと喉が痛くなり念の為お仕事は数日お休みしています。


本当にゆる〜い感じなので今の勤務体制はちょうど良いですね。


大体タームの半分くらいは同じ学校だったり、何度か既に行ったことのある学校や


近い場所だと5分、大体は車で20分圏内、遠いところで30〜40分くらいの場所も稀にあります。


車の運転は苦にならないし、知らない場所や行ったことのない地域に出向くので刺激にもなります。


ほとんどの小学校での1日の流れ〜


こちらでは大体9時からクラス開始後、10時半か11時くらいに途中休憩で


『Morning Tea』または『Recess(休み時間)』という


ちょっとしたスナックやお茶をする時間が20分くらいあり...


その後12時半か1時くらいに『Lunch Break』が30分〜40分もあります。


この間、子供たちも軽食/ランチをしたり外で遊んだりするのですが


先生やスタッフは交代制で『Yard Duty』を15分〜30分行います。
(それでも所定の休憩時間はしっかりもらえます)


大体6時間勤務なのですが、実質は5時間くらいなので体力的には助かっていますね。


ということで今回は、山の中を抜けて辿り着いた小学校


こんなRain Forestの中を運転していきましたよ



こちらの学校は平屋建てでコテージのような建物が多い


また、その前は『コミュニティスクール』というメインストリームの学校よりも


少し自由で一人一人を優先してクラスが行われている学校へ出向いたりと


確かに難しい行動も多く、なかなか集中できない子どももいて大変ではありますが


また新たな経験を積みつつ、次回に活かすための反省の毎日です。


それにしても山の中の学校は下界よりも10度くらいは気温が低く


底冷えがするほどとても寒かったので、次回また行く機会があったら


防寒仕様で行かないとなぁと思いました。




本格的な冬到来。。。どうか皆さま風邪などひかれませんようにkirakira2meromero2kirakira2





SDGsとオーストラリア女性の働き方

2022-04-25 | オージー流?
皆さま、こんにちは。


今日もまた良い天気ですね!


イースターホリデーやこのロングウィークエンドはいかがお過ごしでしょうか?


今のお仕事はスクールホリデー中はお休みになるので


中間のブレークとしては自分なりにリラックスできたかなぁという感じでした。




さてここ数年、SDGs(エス・ディ・ジーズ)という言葉をよく目にするようになりました。


SDGsとは、Sustainable Development Goalsの略で、「持続可能な開発目標」と訳されます。


2015年の国連サミットで採択されたSDGsでは、2030年までに世界各国で達成すべき17の目標を掲げています。



よく見えないので拡大する🔍


SDGsとは、2030年までに達成すべき17の国際目標を指します。


具体的に見てみましょう。


Goal1:貧困をなくす。あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困をなくす


Goal2:飢餓をゼロにする。飢餓をなくし、食料安全保障と栄養改善を達成し、持続可能な農業を推進する。


Goal3:健康で豊かな生活(Good Health and Well-being)。すべての年齢層の人々の健康的な生活を保障し、幸福を促進する。

Goal4:質の高い教育。 包括的で公平な質の高い教育を実現し、すべての人に生涯学習の機会を提供する。


Goal5:ジェンダーの平等。 ジェンダー平等を実現し、すべての女性と女児に力を与える。


Goal6:清潔な水と衛生設備(Clean Water and Sanitation)。すべての人が水と衛生設備を利用できるようにし、その持続可能な管理を確保する。


Goal7:手ごろな価格のクリーンエネルギー。 すべての人が、安価で信頼でき、持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。


Goal8:ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)と経済成長。 持続的、包括的かつ持続可能な経済成長、完全かつ生産的な雇用、そしてすべての人のためのディーセント・ワークを促進する。


Goal9:産業、イノベーション、インフラストラクチャー 災害に強いインフラの構築。包括的で持続可能な工業化の促進、及びイノベーションの促進。


Goal10:不平等の是正。 国内および国家間の不平等を是正する。


Goal11:持続可能な都市とコミュニティ。都市と人間居住区を包括的で安全、かつ弾力的で持続可能なものにする。


Goal12:責任ある消費と生産。持続可能な消費と生産のパターンを確保する


Goal13:気候変動対策。 気候変動とその影響に対処するための緊急行動をとる。


Goal14:水面下の生命 持続可能な開発。海洋、海、および海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。


Goal15:陸上での生活 陸上生態系の保護、回復。および持続可能な利用の促進、森林の持続可能な管理、砂漠化との戦い、土地の劣化の阻止と回復、生物多様性の喪失の阻止。


Goal16:平和、正義、そして強い制度。持続可能な開発のために平和で包摂的な社会を促進し、すべての人に正義へのアクセスを公平に提供し、あらゆるレベルで効果的で説明責任を果たし、包摂的な制度を構築する。


Goal17:目標達成のためのパートナーシップ。実施手段を強化し、持続可能な開発のためのグローバル・パートナーシップを活性化させる。


というような、一見長々と硬い謳い文句が並んでいるようですが


社会環境の中の身近な生活レベルでも実践されていることが数多くあります。


これは別に社会でなくても、日常一個人の生活の場でも見られるし


そして既に実行していたり、自分なりの気づきや勉強することでもいいと思います。




では次に日本とオーストラリアのSDGsの達成度を見てみます。


『日本』
日本は他の先進国に比べ、SDGsの達成状況は芳しくない状況です。


ドイツ最大の財団である、ベルテルスマン財団と持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)が2019年6月に発表した、各国のSDGsの達成状況を分析したレポート「SDG Indexand Dashboards Report」において、日本の達成状況は162カ国中18位であると示されました。


SDGsの達成に最も近いのはデンマークで、達成状況を示すスコアは85.2でした。次いでスウェーデンがスコア85.0、フィンランドはスコア82.8と、欧州勢が続きます。達成状況18位の日本のスコアは78.9でした。


日本の17の目標ごとのスコアを見ると1.貧困なし(99.0)3.健康と福祉(94.9)4.質の高い教育(98.1)など達成に近いものがある一方で、2.飢餓(68.0)5.ジェンダー(58.5)14.海洋資源の保全(53.6)など、スコアが振るわないものも見られます。


『オーストラリア』
オーストラリアは162カ国中38位にランク付けされました。オーストラリアは、今年の指数のトップであるスウェーデン、デンマーク、フィンランドの北欧諸国を大きく下回り、OECD諸国全体では合計スコア73.9%でワースト1位でした。


オーストラリアは、日本と同様に1.貧困なしと、3.健康と福祉において最も良い結果を得ています。一方、12.責任ある消費と生産と、13.気候変動対策については、最悪の結果となっています。


他の高所得国同様、高いレベルのCO2排出量と汚染、生物多様性への脅威は、国連が設定した目標年である2030年までにSDGsを達成するために大きな変革が必要であると考えられます。


また、オーストラリアは、特に化石燃料の輸出によって重要な負の環境外部性(スピルオーバー)を生み出し、他国のSDGs達成能力を損なっています。


現在世界で17のSDGsを達成している国はないことが判明しました。また、2030年までにSDGsを達成できそうな国は、存在しない見通しのようです。


Rankings- Sustainable Development Report2021📉📈


今回はちょっと身近な例で見てみたいと思います。


タイトルにもあるように、『オーストラリア女性の働き方』。


これは、SDGsゴールの、5. ジェンダーの平等、4. 質の高い教育、小さいレベルでの10. 不平等の是正


にも関連していると思います。


実際私もこの国に16年も居ると、自分では気づかないまでも


ちょっと感覚が変わってきているのかなぁと思います。


というのも、オーストラリアで今までに勤務した就業先では


他にも日本人がいるとか、日系関連会社とかではなく、学校勤務も然り


ローカルの企業・団体がほとんどというのもあるかもしれません。


よくどこの出身かと聞かれることがありますが、日本というと意外にも


家族が〜、親戚が〜、一度行ってみたい、以前住んでいた、今度行く、友達が日本にいるなど


とても詳しくてそこから話が弾むことも多々あります。


しかしながらこの多種多様な環境では、特にこの国の、とか、どこどこの国のという差はほとんどありません。


日本でもオーストラリアでも現代では男女問わず仕事を持って働いているケースが多くなっています。


それに伴い、老若男女全てのステージで専門的知識を身につけるための教育も行われています。


ここでは、そういった専門の資格にフォーカスを当てて活躍できる場が多くあると思います。


特に男性・女性と区分けするべきではありませんが


現在の職場では、働いている女性(男性)の方々は20代から70代近くまで


現役で活き活きとお仕事を継続しています。


同年代の方々も多く、生活環境、住居や物価に関して・子育てや親の介護云々など(要は世間話)


共感できるケースも多く、お国違えどそれぞれ環境はそれほど変わらないなぁという感じです。


体格的なものもあるかもしれませんが、背も高く、逞しい女性が一般的に多いので


日本のように華奢で細い女性が…という価値観とはだいぶかけ離れているように思います。


しかも年齢なんぞ、そもそも履歴書にも書きませんし、露骨に聞かれたりもしませんね。


日本では40代ともなるともう既にシニア世代くらいに分類され(たことが実際あります)


驚いたこともありました。


男女関係なく(どちらかというと女性の方が表向きは強い?)


自分の意見をしっかり持ち、自立している女性の方々が多いなぁと感じますね。


もっとタフにいかないとなぁと思うこの頃・・・




スクールホリデーの最終日ーCome on, it's time for the Aussie BBQ🍖🥓🥩🍗!!!


この日は、午後から夕方にかけていつも仲良くしていただいているご家族と、家からほんの5分〜10分圏内のパークで持ち寄りBBQ。


カラフルで高性能なキャンプ装備が整っていて、出来立ての本格コーヒーも作っていただきました。


そのご家族の88歳になるとってもお元気なお父さんも加わって、長い歴史と昔話に花が咲きました。







Happy Easter・LUME Museum・Big Bunny

2022-04-17 | お知らせ
Happy Easter 🐰


一応、イースターサンデーの朝は色んな場所に隠されているチョコレートエッグを子供たちが見つける儀式になっているようです。
(うちも恒例ですが、さすがに昔より喜びが少なくなってきています)


皆さま、様々な4連休をお過ごしのことと思います。


先週からの一年のうちでも絶好の季節の今週末はイースターサンデー
*復活祭当日ーキリストが復活したことを記念する日


久しぶりにシティのLUME美術館へ行ってきました。


昨年の秋頃から開催されているゴッホの作品展


鮮やかな色と複雑なディテールが絡み合った世界的に有名な芸術作品に囲まれ、目の前にダイナミックに表示されます。


面積3000平方メートル、高さ11メートルのデジタルアートギャラリーで、床・壁面・数多くあるスクリーンに約1時間程、ゴッホの様々な作品が映し出されます。
(オリジナルではありません)


と共にクラシックの音響も相まって、とてもリラックスできる空間でした。
(あまりの心地良さに結局1時間半くらい滞在していました)



人の頭や順番を気にすることなく自由に鑑賞


Irisesーアイリス


The Starry Nightー星月夜


デッサンブースー8分間でゴッホ作品の鉛筆描きができる


ミニカフェテラス


日本の画家にも大いに影響を受けている


そしてゴッホの代表作の一つ『Sunflowerーひまわり』


ゴッホの筆使いや色合いの特徴が大きく現れているひまわりシリーズは、現在も多くの人の心を魅了していますよね。


実は、ゴッホが描いたひまわりは連作で、全部で7作品あります。その中には日本で鑑賞できる作品も。

Sunflowers at THE LUME Melbourne


最近では知らない人も増えてきているようですが


5作品目の「ひまわり」は日本が所持しています
(東京・新宿のSOMPO美術館で見ることができます)


バブル時代の1987年、損保ジャパン日本興亜(当時は安田火災海上保険)が53億円(当時の為替換算)で落札しました。


バブル期に日本人が買いもとめた絵画がその後、海外に買い戻されたケースは少なくありません。


現在、アジアでのアート売買の中心は中国人投資家になっています。


かつての日本の「アートバブル」は異常だとしても、日本の市場は冷え込み、浮上の兆しは残念ながらないようです。


*余談ですが、このひまわりを落札したのは父が40年以上勤務していた会社で


当時はまだ子供だったのですがあの時、父が血相変えて家に帰るなり開口一番話していたことを朧げながら覚えています。


その後、何度か当時ー東郷青児美術館へ『ひまわり』を観に行ったことがありました。


ふと、そんな昔の思い出がよみがえりました。


LUME美術館を後にして、次は『South Melbourne Market』へ


(ここにもヒョウ柄のLadyが…)


お休みの中日でかなりの混雑。。。(ほとんどの人たちがもうマスクはしていません)


海鮮ランチをいただき、辺りを少し散策して帰途に着きましたとさ。





デカッ!今朝起きると全長25cmのチョコレートイースターバニーが



今夜から明日〜週明けは天気が崩れ、気温も一気に20度を下回ります。


季節の変わり目、風邪など引きませんように〜hearthekomiheart