マイサイズのキモノ

夕方依頼中の仕立てなおしについて確認電話がきた。

こういうところが「どうせきいたって知りゃしないんだから」の先入観で確認電話すらしない数多い店と違って嬉しい！！

裄が長い＝６９ｃｍだが、身幅不要の私。
冷静に考えればダボダボ。（袖幅だけでは足りないからね。）
だのに、がばがばの上半身をいかに手早く形に収めるて着付け完成させるか、
それだけしか考えず、着続けてきたマイサイズと信じ込んでたヘビーローテの白、に同寸の黒縞。

マイサイズだったのはなんと裄と選んだ袖丈のみ！


もちろん、たっぷり大きいというのは便利でいいことなんだけど、
もっとさっさと着方が決まる寸法にすればいいんじゃん！
袷なもんで、暖かいからいいか、で大量にたくしこんで着てた。
ほんの1分ぐらいの話とはいえ、毎度気合をいれて布の大移動。

なんて簡単な事実！


いやまあ、だから、妊婦時代、ラストまで不自由しなかったともいえるのだけど。
もういいからさ（笑）

腰骨で着慣れてる私には身丈も多すぎるとじゃまになる。

マイ・キモノ・サイズ。
これはヌード寸法じゃないんだよね。
着方・体型バランスからでてくるもの。
和裁士さんと細かく確認。


こんな本来当たり前のはずのことが、私は知らないままだったのよね。
「なんとかしてしまう」、性質の弊害ともいえよう。
まあ、昔と今じゃ私の着方も変わってきたかも。今はもうあんまり変わらない定位置があるな。


着馴染んでる布（藤紬）で、今度は本当のマイサイズに。
これはすっごく楽しみ！！