3月 5日 「韃靼疾風録」 (司馬遼太郎:著) 読了!
アジアにおける中華文明と周辺各国との戦争と平和。 民族間の争いと駆け引き。 貿易や人々との交流を通じ時代の流れに巻き込まれながらも己の生きる様を毅然と示した人生。
平戸島に漂着した韃靼の公主(姫:アビア)と平戸藩(松浦家)に仕える桂庄助。
庄助が主命により韃靼に送り届けるも結局はそのまま居付いてしまい広大な歴史の騒動に巻き込まれつつ物語は進んでいく。
二人の出会いから仄かな恋が芽生え、遂に結ばれるて日本に帰国するまで、朝鮮・中国・満州・モンゴルと広大な地域で繰り広げられる戦闘と謀略と人々の出会い。
当時~今日に至る迄、中華文明と南北朝鮮、モンゴル、ベトナム・カンボジア・ロシア等の力による関係性と戦略的懐柔策が、歴史の奥深く、時系列の中で未だに継続しているのでは? ・・・とさえ思える様な民族間の駆け引きと、更に文化と文明の違いを司馬史観から垣間見ることができる。
期末決算で追い手繰られる日々の中、チョットした合間を縫いつつも寝る前の一時を、楽しく歴史とロマンの世界に彷徨う事ができた。 上下2巻、遂に読了。
結構おもろかったなぁ~。
次は、「風雲児」(白石一郎:著)の世界に入り込もうぉ~っと!
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