2020.04.12 (九州医療センター病室にて)
※「100年時代の人生戦略・LIFE SHIFT」(東洋経済新聞社)に想う。
※マルチステージの人生を生き抜く為に必要な事とは?!
①若者の特徴とも言える「若さと柔軟性」「遊び心と即興」「未知への興味とチャレンジ精神」を保ち続ける事。
②多様な選択肢に向き合う時代に、既存の常識と行動パターンから訣別する事、更に新たなる思考&行動を起こす事である。
故に自分自身で、活動と発見の時間を、積極的に見出さなければならない。
③人生の移行期間において重要な事は、「無形資産への投資」であり、自分自身を再創造(リ・クリエーション)しゆく意志と行動である。
故に大事な事は、変化を待つのでは無く変化を予期し、行動しゆく事である。....だって?!
【所感】
地球環境問題のみならず、政治&経済&人材分野を含め、是からは企業や国家の枠を超えグローバル化が益々進み、やがて国家の枠さえも超えて、地球規模で考え行動せざるを得ない時代社会を迎えてきている。
同時に、個人やローカルにおいては、多様性と柔軟性に富む社会実現(職場&職種や働き方改革含め)を図る動きが加速される事が想定される。故に益々、私達一人一人の生き様と姿勢と寄って立つ人生観(歴史観・国家観・宇宙観・生命観等)の確立が試されていると実感する書籍であった。
我々の様な小さなクラブであったとしても同じく、各種事業の展開と企画運営にあっては、多様性と自主性を大切にしながらも、常に各個々人と組織自体の変革(再創造)を意識し行動していかねばならないとの思いを強く感じたひと時となる。
※人生100年時代の流れと対応とは?
●「3ステージ」から「マルチステージ」の人生へ!
成長はしばしば、少数精鋭の人財を擁する小規模企業で構成されるエコシステム(生態系)で実現化していく。
●「スマートシティー」(賢い都市)への人口集中化する。
・地方農村から都市部への人口移動(2010年36億人⇒2050年63億人)とか?「高スキル雇用が一つ誕生すれば、更に五つの雇用が発生する。」(カリフォルニア。バークレー校:ヱンリコ・モレッティー)
・アイデアが生み出す経済価値が大きくなれば新たなエコシステムの構築と集積地(クラスター)が形成されていくとの事。
●「第4・第5ステージ」では、各種「教育&学習&研修」の機会を創出しスキルUPを図らなければならない。
※その為に必要とする要件とは何か?
➀新しいアイデアと創造性を育む「起業家精神」でチャレンジしていく事。
➁スキル+チームモチベーションUP「団体共感能力」を図っていく事。
③思考の柔軟性と敏捷性で各種状況に即応しゆく「折衝能力」を養っていく事。
以上の三視点からの再学習と同志(仲間)が必要だって?!
【所感】
常に前向きにチャレンジしゆく人材の集合を目指し、基礎力と応用力UPを図る生きた組織運営体にしたいものである。少数精鋭の積極的&主体的に思考し行動しゆく人材の集いであり且つ、互いに刺激しあい、励ましあえる同志の関係構築である。
「常に自分自身を超越し、自分以上を目指せ。」(フランス美術評論家:ルネ・ユイグ氏)
『立ち上がるのだ。行動するのだ。波を起こすのだ。外へ外へと、打って出るのだ!』・・・とは若き薫陶の日々における指導也。
どこまで真剣の人を、誠実の人を、呼び集めることができるか。この年この一年が勝負である。故に病魔と闘いつつも、やれる時に、やるべき事を為しゆくまでである。
※「新しいステージ選択肢の多様化」とは?
・「時間がたっぷりあると思えば、立派な大聖堂を建てられるが、四半期単位でものを考えれば、醜悪なショッピングモールができあがる。」
・第3ステージ「教育(幼児~小中高大學)/仕事(社会人)~引退(退職)老後生活」から第4・5ステージを迎える時代(長寿社会:人生100歳時代)には、
人々はショッピングモールでなく大聖堂を建てることを可能とする。」(創造性について:スティーブン・ナハマノヴィッチ)
・「第3ステージ」(一斉行進で人生を歩む時代)では「個人の顔が見えない群衆の一斉行進」(野生の棕櫚:ウィリアム・フォークナー)から脱落した人は、踏み殺される危険がある時代であった。
・「第3ステージ時代」には特定の行動パターンで一直線に進み征くことを好ましいとの考えは適していたかもしれなし、世代間(子供と大人、若者と老人)での世代間分離も興っていた。
・「第4・5ステージの長寿社会時代」には、硬直性を排し、各人も企業も団体も変化を遂げなければならない。様々な世代間交流が深まり、若者の柔軟性&好奇心、そしてシニアの知識&洞察力の両方が互いに必要とし、且つ共に得られる機会が増えてくるからだ。
※エクスプローラー(探検者)とは?
生涯を通じ探検の旅と新たなる出会い&経験を追及し続ける人である。即ちそれは、自分自身を日常の生活と行動から切り離す事から始まる。そして多様な人的ネットワーク構築により自己像の多様性が増加してくる。
・「探索者」は、特定の課題を見出す為に、具体的な目的をもって探索に乗り出す人々である。
・「冒険者」は、「はしゃいで跳ね廻る出会いと体験から何を学ぶかの旅をする人々である。
「長寿時代」には、時代社会の変革と同様に、自己自身に「変身資産」という新しい資産が必要となる。この生き方は、年齢世代に関係なく若さを取り戻せる機会ともなる。
【所感】
人間は、行動と経験を通じ学習する生き物である。
これからの長寿時代は、その行動について自己分析する絶好の学び(生涯学習)の機会となる。
故に個々人に求められることは、既存の思考と行動パターンから決別し、新しき思考と行動へと、常に学び、チャレンジしゆく覚悟である。
例え余命幾許も無き人生であったとしても、ワクワク感一杯の出会いと発見と体験を、大いに楽しみながら生き抜きたいものである。
(抗がん剤注入第4ST翌朝の所感也。)
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