2008.05.15 記
中国大地震に想う-2 ・・・必死の救援活動に只々一人でも多くの救済を祈るのみ。
以下、各社ニュース等より一部抜粋。******************************************************************************************
生存者救出“タイムリミット”の72時間が経過した現在、被災者:1000万人以上という。
四川省でこれまで約6万人の負傷者を救助。 がれきの中から救出された人は5500人に上る。14日午後の段階で2万5000人以上が生き埋めになっていると伝えられ、軍や武装警察部隊などが夜を徹して救出活動を続けている。
震発生から15時間近くが経過していた13日午前5時、女子中学生徒が梁(はり)の狭いすき間に挟まれているのが発見された。 現場指揮に当たる副隊長は、まず軍用のリュックサックを生徒に渡して腰にあてがい、覆いかぶさっている床板をハンマーでたたき壊し始め、頭が完全に出てくると、生徒は「おじさん、水をちょうだい」とか細い声で訴えた。 その後、一人が腰を曲げれば入るすき間をつくり、兵士が代わる代わる中に入って、手でがれきをかき出す作業を始めた。
兵士の手袋はぼろぼろだ。 さらにジャッキで床板を持ち上げるとともにハンマーで砕く作業を続け、苦痛でうめき声を上げる生徒を兵士が抱き上げた時には地震から35時間が経過していた。
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中国では、10万人を超える人民軍・警察・消防隊等が本格的に動き出し、且つ山岳部では、パラシュート降下部隊も投入されて、全力での取り組みが報道されていた。 中には、人民軍の一部が約100Kmの山岳地帯を徒歩で被災地域に入ったとの事。 更に温家宝首相は、新たにヘリコプター救援機80機の手配を指示との報道有り。
そんな中、日本のTV局における朝のニュースで、ある著名なキャスター(評論家?)が、「中国の場合なんで重機をもっと現場で動かさないのか! 日本であれば、とっくに多くの重機で瓦礫を取り除く作業が見られるであろうに。」・・・云々と。
果たしてそうであろうか? 神戸の大震災や関東大震災にも勝る大震災である。建物の構造上、手抜き云々もあるかも知れないが、中国の経済発展途上時に建てられた建物であり、且つ高原地帯~山岳部へ移行する地域での都市や山村での構造物(一部レンガ中心の構造物もあるとか)である。
300Kmの距離エリア(全九州を包み込む様な広さ)での震災とか。 若し関東・関西エリアで同じエリアで激震がおこれば、鉄筋の建物といえども倒壊ビルもあちこちで見られ、且つ木造住宅街の密集地では、多くの火災が発生すると思われる。 例えて言えば、九州全県(福岡~鹿児島)が全て崩壊した様な状況である。 とても重機をあちこちで稼動できる状況になるとは思えないのは、私一人であろうか?
道路も寸断され、水も電気もガスも使用不可能な状況下で必死になって、国家を挙げて救済活動を行っている中で発言すべきことであろうか? ・・・なぁ~んか、為にする発言に聞き取れチョット疑問に思えた。
そんな中、日本の “ 国際救助隊 ” が決定し早速派遣された事。若干遅きの感もあるが、兎も角、少しでも人命救助に繋がる事を祈るのみである。更に第二陣・第三陣と派遣を迅速に行い、一人でも救済に繋がる事を祈りたい。
『考えられるだけのあらゆる思考をし、頭が割れる様な思いでもう考える手立てが無いというところから更にもう一歩考えぬいていくのだ。 打てるだけの手を打って、もうこれ以上打つ手は無い! というギリギリのところから更にもう一歩、手を尽くしていく。 これを戦(いくさ)というのだ!』 ・・・とは、私が若き日に薫陶を受けた指導の一つである。
今、正に中国の指導者が、最大の試練の時に、苦悩しながらもあらゆる手を尽くさんと、呻吟している様に思えてならない。 この日この時、私達が為すべき事は、ニヒルに構えて批評する事では無く、各人各様の立場で出来るせめてもの声援・支援の声と真心の援助をおくる事ではないだろうか。
今度、FM伊都の放送(17日19時~21時)でも援助支援へのご協力を、止むに止まれぬ想いで呼び掛けて参りたいと思います。 皆様のご意見とご声援・ご支援を宜しくお願い申し上げます。 (記:2008.05.15 23時10分)
2008.05.13 記
中国・大地震に想う! ・・・ 一刻早く、一人でも多く、人命の救済を!
四川省政府発表では、死亡者1万2000人、負傷者2万6206人、なお生き埋めとなっている者が9万4004人に上るという。 未だ情報が全く入って来ない地域もあるという。 只々、一刻も早い人命救助と被災者の救済を願わずにはいられない。
日本政府も一早く支援表明をしたが、何とか一刻も早い、迅速な救助支援対策の手が打てないかと思えてならない。 こんな時、国際(国連)救助隊なるものがあればと思えてならない。 やるべき事は明確である。
①人命救助への支援:生命探索犬、光探索機器、その技術者を含むレスキュー隊の派遣。
②ヘリコプターを中心として食料、水、医療機器、医療支援隊、テント、衣料等の生命維持緊急機材の輸送と配置運用。
③災害対策用の重機器・機材及び災害対策用通信機器の運搬配置&運用メンバーの派遣。
④精神面、経済面を含む家庭生活基盤面での支援対策。
⑤仮設住宅と飲料・食料、衣料、寝具、児童生徒への教育基盤の確立。
温家宝首相は、率先垂範の対応をしているとの報道有り。「1秒早ければ一人の命を救える!」・・・正に必死の思いで周恩来総理の如く徹底した奉仕の精神と姿勢がかいま見える。
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万一、日本で、福岡で、糸島でこの様な地震が発生した時、災害救助と情報の送受信へ防災無線に代わる運用としてFM放送やワンセグ・フルセグ&インターネット放送&アマチュア無線等が利用される事も考慮すべきであろう。 私どもFM伊都もその様な事を、今から検討すべきかも知れないと思えてならない。
併せて、現在の各市町村における各首脳陣、及び役場職員がここまで徹底した迅速な対応をしゆくであろうかどうか? 不安でならないのは、年寄りの単なる取り越し苦労であろうか?
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兎も角、亡くなられた方々の冥福を祈るとともに、只々生き埋めになっているといわれる方々が、一人でも多く、一刻も早く救済される事を只々祈るのみである。(記:2008.05.13)
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