アコギおやじのあこぎな日々

初老の域に達したアコギおやじ。
日々のアコースティックな雑観

四方のけだものすらだにも 

2008-06-10 | Weblog
 物いわぬ 四方(よも)のけだものすらだにも 哀れなるかな 親の子を思う       ◇  この歌を詠んだ源実朝は、権力争いの中で生まれ、育ち、死んでいった。  親が子を殺し、子が親を付け狙うような時代。「親子関係」より「利害関係」が優先された時代。そんな時代に生き抜いていかなくてはいけなかった実朝だからこそ、「四方のけだもの」に温みを感じ、崇高なものさえも見えたのではないだろうか。 . . . 本文を読む
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