アコギおやじのあこぎな日々

初老の域に達したアコギおやじ。
日々のアコースティックな雑観

港が見える丘

2009-10-01 | Weblog
 港が眼下に広がる丘。  緩やかな斜面に、集合墓地がある。  海から吹き上げてくる風が、坂道を自転車で下ってくる少女たちの髪をとかす。  その斜面の一角、見晴らしのよい高台に、彼女の墓は佇んでいる。  出張で久しぶりに訪ねた。  昔は休みのたびに訪ねていたのだが。  墓誌に記されているのは、今も彼女だけだった。  平成2年6月某日、26歳。  当初の診断 . . . 本文を読む
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