アコギおやじのあこぎな日々

初老の域に達したアコギおやじ。
日々のアコースティックな雑観

息子、本当に大切なもの

2007-10-15 | Weblog
 息子の幼稚園の運動会。

 楽しみにしていたはずなのだが、いざ競技が始まろうとすると、息子は親から離れず、園児の列に混ざることができず、最初の競技であるかけっこは参加できなかった。先生もなだめてくれたが、親と引き離そうとすると暴れて始末に終えなかった。

 お父さんと一緒の障害物競走は元気に参加できた。お父さんの場合は、微妙なやり取りから息子をコントロールできる。


 実は、息子はきょう、親が来てくれる運動会でちょっとごねてみたいのであった。先生に対して、親が来ていることを殊更にアピールしたり、親と自分がいかに仲が良いかを誇示したかったのである。だから、親との時間をごねることによって長引かせたかった。

 なんとなく分かってはいた。が、どうしても面倒くさくて付き合いきれない。つい、冷たい対応をしてしまった。


 いつも取り残される幼稚園。息子にとっては、ようやく親が来てくれた日なのに、その親は実は自分を面倒がっている。結果、息子に対していつものような疎外感を与えてしまった。




 「子育てに勝る大事無し」

 そう言われているし、まさしく同感である。ただ煩雑な仕事に気をとられているうち、最も大切なそのことを疎かにしていることに気がついた。

 きょうの息子の泣き顔は、心に刻み込まれた。いつもの泣き顔よりずっと深刻だった。

 ふざけてじゃれついてくるのを拒否してしまった。心の機微というものを蔑ろにしてしまった。それも、最も愛している息子の心を。息子は、悲しんでいた。

 反省、である。 
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