気疲ればかりの、いびつな酒宴から解放されて帰宅したのは午後10時。
◇
「おかえりなさーい」。玄関を静かに開けたつもりだが、2階の寝室から元気な声。
息子がまだ起きていた。
(ちょっとうれしい。救われたという気持ち)
おやすみのあいさつをするために寝室に行くと、
「ぼく、おとうさんの布団、直しておいたからね。お父さん、うれしい?」
やや不格好ながらも、掛け布団が敷布団の形に合わせるように広げられている。
「うれしいよ。ありがとう。お父さん、お前のこと、大好きだ」
さっきまでのくだらない気苦労もあって、息子の優しさがいつもより心に沁みる。
「ふーん。お父さん、疲れてるから、たくさん寝てね」
◇
息子の就寝前に間に合って、本当に良かった。
本当に、苦痛な飲み会だった。
「上司との飲み会も仕事」と割り切っている人がいる。概ね上昇志向の強い連中。エライなぁ。
私は、もともと上昇志向皆無。いやな飲み会に耐えながら上司に気に入られるなんて、本当に馬鹿にしか見えない。
耐える気がこれっぽっちもないのに、諸般の事情により耐えるようにしているから、泥酔上司との酒席は本当に苦痛でしょうがない。
本音は、軽く殴って退散し、そのあとでゆっくり飲みなおしたい、そんな気持ちだ。
◇
そんな気分で帰宅したら、息子のお迎えである。
息子の就寝前に間に合って、本当に、本当に、良かった。
◇
この子の幸福のために。未来の子たちのために。
こればかりである。
◇
子どもたちのために。
本当は、そんな仕事がしたいものだ。
◇
「おかえりなさーい」。玄関を静かに開けたつもりだが、2階の寝室から元気な声。
息子がまだ起きていた。
(ちょっとうれしい。救われたという気持ち)
おやすみのあいさつをするために寝室に行くと、
「ぼく、おとうさんの布団、直しておいたからね。お父さん、うれしい?」
やや不格好ながらも、掛け布団が敷布団の形に合わせるように広げられている。
「うれしいよ。ありがとう。お父さん、お前のこと、大好きだ」
さっきまでのくだらない気苦労もあって、息子の優しさがいつもより心に沁みる。
「ふーん。お父さん、疲れてるから、たくさん寝てね」
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息子の就寝前に間に合って、本当に良かった。
本当に、苦痛な飲み会だった。
「上司との飲み会も仕事」と割り切っている人がいる。概ね上昇志向の強い連中。エライなぁ。
私は、もともと上昇志向皆無。いやな飲み会に耐えながら上司に気に入られるなんて、本当に馬鹿にしか見えない。
耐える気がこれっぽっちもないのに、諸般の事情により耐えるようにしているから、泥酔上司との酒席は本当に苦痛でしょうがない。
本音は、軽く殴って退散し、そのあとでゆっくり飲みなおしたい、そんな気持ちだ。
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そんな気分で帰宅したら、息子のお迎えである。
息子の就寝前に間に合って、本当に、本当に、良かった。
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この子の幸福のために。未来の子たちのために。
こればかりである。
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子どもたちのために。
本当は、そんな仕事がしたいものだ。
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