なんか、わくわく

　午後１０時３０分まで会議。

　終了後、すぐに帰宅した。


　きょうは妻の職場の忘年会。「２次会からでも出たい。１０時までに帰ってきて」とメールで催促が入っていたからだ。


　私が１０時４０分くらいに帰宅すると、妻は急いで出て行った。



　２階の寝室で息子が寝ている。１階のダイニングでビールを飲んでいたが、午後１１時すぎに息子が泣き出し、いま、あやして寝かしつけて戻ってきた。午後１１時５０分である。




　　　　　◇


　けっこう大変だ、と自分でも思う。

　繁忙期の深夜までの会議。ようやく終わったら、妻の宴席のため子どもの世話。

　泣き出すと、お母さんがいないので息子はいつもよりぐずる。

　「だいたい、なんで２次会から出なくちゃならんのだ。社会人の飲み会では参加者たちは長引くのを嫌うのが普通。仕事の話が多いし、疲れる。遅くから参加されるのは、１次会から参加している人たちには実はかなりイヤなものなのに。読めてないの？」



　と妻の行動に不満を漏らしつつも、実は、息子と２人きりの家の中、なんだか楽しい。

　妻がいない家は、なんだか中学校の修学旅行のときの先生不在の寝室みたい。わくわくする。



　父親と息子。



　実は、母親がいない日もたまに楽しい。