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20世紀の超名盤「チューブラー・ベルズ」です。1973年に「ヴァージン・レーベル」から発表されたマイク・オールドフィールドのソロ1作目。
というよりは、映画「エクソシスト」のテーマとして有名です。写真左上にある帯のイラストの映画です。
レーベルとしても1作目で、まさに処女作。作家でも音楽家でも会社でも、処女作が最高傑作の場合が多いですが、これはその典型だと思っています。
映画以前にヨーロッパで大ヒットしていたアルバムですが、アメリカでヒットしたことで映画制作者の目に留まってしまい、怪奇映画に無断で使用されてしまったそうです。
ただし、オールドフィールドは当初怒っていたのに、映画が大ヒットして自分の曲のヒットにも拍車をかけてくれたので最終的には映画制作者を許していたとか。ライナーノーツに書いてあります。
発売当時は中学生でした。同級生たちは「この曲を聴くと映画を連想して怖い」と言っていましたが、おれは映画を見る前から聞いていたのでよけいな先入観にじゃまされることなく、「なんて美しい音楽なんだろう」と、きちんとこのアルバムを受け止められました。
ほんと、先入観に支配されると、人生、損ですね。
ちなみに、日本では「ニューロック」というジャンル分けをされましたが、まったく普及せずその呼び方はすぐに消えました。
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