ゆく年を後悔とともに見送り、くる年を期待とともに迎える。そんな年末年始を繰り返してきた。
今回は違う。2011年、以前の生活は、実は幻だったのだろうか。
◇
ゆく年が、過ぎ去っていくものという感覚が、今年はない。残念ながら、2011年は2012年につながっている。
年が変わったくらいでは消えない深手、ということだろう。
震災と原発事故。この2つとは、永く付き合っていかなくてはいけないのだろう。
途方に暮れたまま迎える、新年。
さりとて、新しい年。
3.11.を経験して認識したことは、「将来」はまったく保障されていないこと。
これまで、当たり前に迎えてきた「明日」や「新年」。しかし、日常は恒常的ではないと知った2011年。
人生において約束されていることは唯一、「いつかは死ぬ」ということくらいなのだろう。
ならば、できる限り、周囲に幸福を振りまきながら、朗らかにやっていきたい。
今年もよろしくお願いいたします。
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