ネットニュースに「ブラタモリ、前代未聞の珍事!」なんて見出しがあった。
もはや絶滅危惧種である「芸の能の人」。そのわずかな生き残り、タモリさん。
敬愛する「芸能人」に何事かあったかと思って見てみたら、「ブラタモリ」の番組の中、案内役の人が道に迷いそうになった、それだけらしい。
このニュースの出し方。詐欺がよく使う手口だ。
スポーツ紙やワイドショーなどの、いわゆる「見出し商法」。
駅売りのスポーツ紙はキオスクに並んだ時の見出しで売り上げが決まる。
記事の内容ではなく、見出しが勝負なのだ。
ネットニュースも見出しが勝負なんだなぁ、と思った。
が、待てよ。不安が頭の中に広がってきた。
総じて、ネットニュースなんて、みんな「見出し商法」じゃないか。中身を精読するなんてほとんどない。
情報を出す側は、見出しのインパクトに意を注ぐばかり。
そんなことばかり続いたから、アメリカではトランプが台頭してしまったのではないか。
私の周囲も、スマホをいじっている人ばかりになってきた。
その中には多くの情報があるのだろう。
「その情報を鵜呑みにしないでくれ。自分の頭で漉し取ってから使ってくれ」と思ってしまう。
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