徒然なる野鳥のままに悠々散歩

週末には近くの公園、丘陵や海岸を散歩しながら野鳥の撮影を楽しんでいます。

トビの飛翔(3)

2021-06-26 | 野鳥
「トビがタカを産む」という言葉のように、トビは雑食性で狩をする他のタカ類より劣って見られがちです。
しかし、トビは動物の死骸のほか魚やネズミ、トカゲ、ヘビなどの小動物を捕食したりもします。

海上でのトビの飛翔シーンからです。










翼角の部分は人間の手関節に相当し、手関節から先の骨に付着している羽を初列風切(しょれつかざきり)と呼びますが、初列風切が羽ばたくことにより推進力が生まれます。

その力強い羽ばたきにはダイナミックさがあります。

また人間の肘関節から手関節までの前腕に相当する部分に付着する羽を次列風切(じれつかざきり)と呼び、風を受けることにより飛ぶ時の揚力が生まれます。
翼の先端はトビの場合は翼裂といって6つに分かれていますが、その隙間を気流が通ることにより低速飛行時の乱流の発生を防ぎ失速を防ぐ働きがあるようです。

ちなみに尾羽は飛行の安定、方向転換、ブレーキの役割をします。






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