今日の午前中
いつもの青年の顔
あれ?
今日何も頼んでないよ?
『チルドでお届けものですよ』と
息子の同級生のクロネコ宅急便の人
手に押し付けられた品物の
貼り付けられた伝票を凝視した
えー、うっそー、えー!!!
こう言うときの声は
出してはみるものの
引いてみたり、出してみたりを繰り返す
自分でも可笑しいぐらい
独り言をつぶやいてしまう
伝票には
京都の友達の名があった
チルドと言うことは
冷たいと言うこと
冷たいと言うことは
早く開けなきゃいけないってこと
呪文のように頭の中がぐるぐる
はやる気持ちを落ち着けて
箱を開けてみた
こう言うときの箱の開き方って
丁寧にかつ、大胆になる
お代官様が、女人の帯を
具合を見ながら
早く早くと急き立てながら
解いていくのと似ているのかもしれない
ご無体なーwww
いやん、何これ〜
えっ、何?何がはいってんの?マジ?
えー、すごい!
えっ、何?何がはいってんの?マジ?
えー、すごい!
えー!みやびだー!
粋な包装紙に包まれたもの
笹の葉に包まれたお菓子
簡単に言えば
レンコンのデンプンを使った水菓子
一口プルンと口に運べば
爽やかな笹の葉の香りにつつまれて
上品な甘さ
モグモグする間に
スルリと喉を通り過ぎていく
あれ?どう言うこと?
何、これ?
もう一口、カプリ
プルンプルン
カミカミ、ツルリン、、、あれ?
冷たい感触が喉を通っていく
笹の香りが鼻から抜ける
それが同時に起こるから
また、、、
もう一度、、確かめたくなる
美味しい〜
ちょっとした、『涼』の麻薬のようなお菓子
京都の夏は暑い
最近は酷暑が連続する
だからか、昔から
京都の人は
目や口から、涼を取ることに長けている
でなきゃこんなお菓子が作れるわけがない!
京都 『紫野 和久傳』
れんこん菓子
西湖(れんこんと和三盆)
希水(林檎とオオバコ)
京都の友達は
私がいつも
リフォーム後に
体調を崩すと知ったので
今頃、疲れから食が進まないんじゃないかと
心配してくれたらしいのです。
なんて、優しい人❣️
有り難くて、ツルリンとゴックン
冷たくて、ツルリンとゴックン
いくつでも
食べられてしまう
この喉越しの感触を
どう伝えようかと、、、。
この喉越しの感触を
どう伝えようかと、、、。
そして、また一つ(笑)