「いっぽ」のつぶやき

健康に福祉にボランティアにと、自分らしい人生を過ごすために、一歩ずつ歩んでいる「いっぽ」のつぶやきです。

カーボンオフセットってなんだろう?

2008-04-27 21:53:51 | 環境問題
「カーボンオフセット」について、新聞に紹介されていました。

私たちが電気を使ったり、車に乗ったりすると二酸化炭素が排出されます。この出てしまった分の二酸化炭素を、植林や風力発電を増やすことで吸収できれば、自分は二酸化炭素を出さなかったことになります。
このように、私たちの暮らしの中で排出される温室効果ガス、特に二酸化炭素を別の場所で吸収して埋め合わせようというのが、「カーボンオフセット」です。直訳すると「二酸化炭素を相殺する」こととなります。

カーボンオフセットの考え方では、まず、自分がどれくらいの量の二酸化炭素を出しているかを知り、それを減らす努力をします。
電気を小まめに消す、水道を流しっぱなしにしないといったことです。それでも二酸化炭素はゼロにはなりません。
人が生活していく上では、どうしても二酸化炭素が排出されてしまう。そのときに排出される二酸化炭素がどれくらいあるかを知り、みんなで少しずつ費用を負担して埋め合わせをしようというわけです。

埋め合わせる手段としては、風力発電や太陽光発電で二酸化炭素を削減して排出権を購入する方法や、植林事業に寄付をする方法などがあります。
たとえば、旅行会社が提供するカーボンオフセット付きのツアー。飛行機や電車での移動で排出される二酸化炭素を埋め合わせるため、少額の費用を旅行代金に上乗せして、その分を植林や風力発電などの事業に寄付するものです。
他にも、住宅・マンション、宅配便、書籍、保険などもあり、今後もさらに多くの商品・サービスが登場してくるでしょう。

4月26日に行なわれたサッカー試合「ロアッソ熊本」VS「サンフレッチェ広島」のゲームで、カーボンオフセットが導入されました。
サッカーの試合をするのに、選手が飛行機で移動したり、サポーターも電車や車などを使います。
スタジアム内で消費される飲食物の容器も、その製造・輸送の過程で二酸化炭素が排出されています。
サポーターにはなるべく公共交通機関を使ってもらい、マイカーも友人との相乗りを勧めています。
マイカップを持参したり、ゴミをきちんと分別することも大切な二酸化炭素の削減対策になります。
それでも二酸化炭素はゼロにはなりません。その分はスタジアムで募金活動を実施し、集まった募金は試合当日の二酸化炭素排出量に合わせて、風力発電や水力発電などの再生可能エネルギープロジェクトに役立てられます。

「カーボンオフセット」が地球温暖化ストップの決め手になるといいですね
コメント
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