「いっぽ」のつぶやき

健康に福祉にボランティアにと、自分らしい人生を過ごすために、一歩ずつ歩んでいる「いっぽ」のつぶやきです。

良い汗、悪い汗

2010-07-10 22:11:57 | 美容と健康
梅雨の時期、湿度が高く、すぐに汗ばんでしまいます。
汗をかくと、肌がべたべたして気持ちわるいんですが、岩盤浴では大量に汗をかいても
あとはさらさらで気になりません。
なんでだろう、とずっと疑問でした。

たまたま見たテレビ番組で、汗のことが取り上げられて、汗にも良い汗、悪い汗があるということです。

数人の人に同じ運動をしてもらい、その汗の成分を比較してありました。
汗は、水分と塩分からできています。
普段、まったく運動していない人の汗は塩分濃度が高く、マラソンなどよく運動する人はその半分以下でした。

司会の元ヤクルトの古田さんが、
「そういえば、野球仲間に、帽子に汗じみができて、白い粉が付く人がいたけど、自分のは汗をかいても白くならなかったなぁ」
と言われていました。

運動すると体温が上昇するので、汗が出て、その気化熱で体温を下げる働きをします。
体温が上がると、汗腺に毛細血管から塩分が取り込まれ、それに吸い寄せられるように血液の水分が集められます。
その汗が皮膚にでる直前に塩分は再吸収され、血液内に取り込まれるのですが、
激しい運動や高熱のサウナなど、急激に汗が噴出す場合は、塩分を取り込む余裕がなくて、
汗といっしょに皮膚に出てしまいます。
すると水分が蒸発したあとに塩分だけが残り、粉をふいたり、ベタベタ感が残ったります。

一方、岩盤浴ではものすごい汗がでますが、あとはさらさらしています。
これは体がゆっくり暖められるので、汗もじんわりにじみ出るため、ほとんどの塩分が再吸収され
皮膚にでてくるのは水分だけになっているからだそうです。
これで岩盤浴の汗のなぞが解けました。

普段から運動をしていると、塩分がちゃんと再吸収がうまく機能するので、良い汗になるそうです。
とにかく、汗をかいた後には、水分だけでなく、塩分も補給しないといけないみたいですね。

最後に、古田さんが「帽子が白くなっていたのはピッチャーで、激しい運動をしたからで、
自分はあんまり動いていなかったからだったんだ」と納得されていました

コメント
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