7月15日、カンボジアの希望小学校で、第一回卒業式が行われ、
そのときの報告書が届きました。
それまで3年生までしか支援ができず、4年生からは公立小学校へ転校する
形をとっていましたが、進級できる子はわずかでした。
支援の輪が広がり、2年前から4年生、5年生と延長し、今回の初めての卒業式となりました。
それでも、家計を助けるために働かなくてはいけないため、最後まで通えた子は6名だけです。
国際人権ネットワークの緒方さんがカンボジアの支援を始めて17年目のことです。
緒方さんがカンボジアに出発される前日、東京でお話をする機会があり、
この17年間の想いを聞かせていただきました。
最初のカンボジアを訪問で見た地雷被害者の人たちのことが忘れられず、
支援を始められたものの、その苦労は並大抵ではなかったようです。
地雷被害者が集められたモンドルバイ村では、600世帯3000人が暮していましたが
政府はこの人たちを山奥に移動させるつもりでした。
しかし、そこで村人が生きていくことは困難です。
この人たちの「もう一度生きてみたい」、子どもたちの「学校へ行きたい」という声に
村の生活支援、希望小学校の建設・運営を始められましたが、スムーズに事が運んだわけではありません。
支援物資の奪い合いや権力、賄賂など、さまざまな困難と闘いながら、
村の人口調査や村長選出、グループごとのリーダー制などを取り入れ、孤児院の支援、
育英資金での教育、敬老会の開催なども行い、地道な活動を続けてこられました。
今では、支援物資の仕分けから、配布にいたるまで、村人の手によって整然と行われるようになっています。
17年の間には、何度も活動をやめようと思ったこともあったそうですが、
子どもたちの笑顔を見るとそのことを言い出せなかったと言われていました。
そうこうしているうちに、活動を理解し、応援してくださる方が現われ、
念願だった6年生の卒業式を迎えられることができて、
「あきらめないで本当によかった」とおっしゃっていました。
そしてこのことを、子どもたちにも伝えたいと。
卒業式の挨拶の中で
「育ててくださった両親やこれまで応援してくださった日本の皆様への感謝と恩を忘れないで
人の役に立つ大人になってください。」
「夢をあきらめないで、善悪を見極められる勇気のある人になることが恩返しです。」
と伝えました、との報告をいただきました。
一時的に寄付をしたり、学校を作ったりすることは簡単ですが、
それを継続して維持することは、ほんとうに大変なことです。
緒方さんのこれまでの努力には頭が下がります。
微力ながら、お手伝いをさせていただけることに感謝です。
そのときの報告書が届きました。
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それまで3年生までしか支援ができず、4年生からは公立小学校へ転校する
形をとっていましたが、進級できる子はわずかでした。
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支援の輪が広がり、2年前から4年生、5年生と延長し、今回の初めての卒業式となりました。
それでも、家計を助けるために働かなくてはいけないため、最後まで通えた子は6名だけです。
国際人権ネットワークの緒方さんがカンボジアの支援を始めて17年目のことです。
緒方さんがカンボジアに出発される前日、東京でお話をする機会があり、
この17年間の想いを聞かせていただきました。
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最初のカンボジアを訪問で見た地雷被害者の人たちのことが忘れられず、
支援を始められたものの、その苦労は並大抵ではなかったようです。
地雷被害者が集められたモンドルバイ村では、600世帯3000人が暮していましたが
政府はこの人たちを山奥に移動させるつもりでした。
しかし、そこで村人が生きていくことは困難です。
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この人たちの「もう一度生きてみたい」、子どもたちの「学校へ行きたい」という声に
村の生活支援、希望小学校の建設・運営を始められましたが、スムーズに事が運んだわけではありません。
支援物資の奪い合いや権力、賄賂など、さまざまな困難と闘いながら、
村の人口調査や村長選出、グループごとのリーダー制などを取り入れ、孤児院の支援、
育英資金での教育、敬老会の開催なども行い、地道な活動を続けてこられました。
今では、支援物資の仕分けから、配布にいたるまで、村人の手によって整然と行われるようになっています。
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17年の間には、何度も活動をやめようと思ったこともあったそうですが、
子どもたちの笑顔を見るとそのことを言い出せなかったと言われていました。
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そうこうしているうちに、活動を理解し、応援してくださる方が現われ、
念願だった6年生の卒業式を迎えられることができて、
「あきらめないで本当によかった」とおっしゃっていました。
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そしてこのことを、子どもたちにも伝えたいと。
卒業式の挨拶の中で
「育ててくださった両親やこれまで応援してくださった日本の皆様への感謝と恩を忘れないで
人の役に立つ大人になってください。」
「夢をあきらめないで、善悪を見極められる勇気のある人になることが恩返しです。」
と伝えました、との報告をいただきました。
一時的に寄付をしたり、学校を作ったりすることは簡単ですが、
それを継続して維持することは、ほんとうに大変なことです。
緒方さんのこれまでの努力には頭が下がります。
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微力ながら、お手伝いをさせていただけることに感謝です。