加藤清正は、難攻不落の熊本城を築城したことで有名ですが、
白川や緑川などの洪水を防ぐための治水工事をしたり、
新たに水路を掘って、荒地に水を引き耕作地を増やすなど、
今もその恩恵を受けています。
当時、こうした工事を行うときは、農民などを無報酬で使うのは普通だったのですが、
清正はきちんと賃金を支払ったそうです。
また、労働条件を厳しく定め、男女の区別もしなかったといいます。
清正の言葉を普請奉行が書き残したものが、普請語録です。
一、農民が繁多な季節を深く吟味し、非道の沙汰をしてはならないこと。
二、据石・蒔石・埋木・砂所・水量などで無理なる召し使いをしないこと。
三、どんな子細なことでも賄賂は堅く禁止すること。
四、仕事に陰日向なく働くこと。
五、川普請の手伝いのものには、男女の隔てなく一日米5合を差し遣わすこと。
六、仕事中は酒・煙草類は堅く禁止すること。
七、丁場(仕事場)には60歳以上のお年寄り、14歳以下の童子を召し使うことは禁じること。
八、仕事は辰の刻(午前8時)に始め、午の刻(正午)に昼食、未(ひつじ)半刻(午後3時)に休憩、
申(さる)半刻(午後5時)までを原則とするが、四季と遠方などを吟味すること。
九、雇夫に給銀を滞りなく与えること。
今でも通用する内容です。
清正は、槍の名手で、虎退治などの豪快な印象がありますが、
とても誠実な人柄だったみたいですね。
白川や緑川などの洪水を防ぐための治水工事をしたり、
新たに水路を掘って、荒地に水を引き耕作地を増やすなど、
今もその恩恵を受けています。
当時、こうした工事を行うときは、農民などを無報酬で使うのは普通だったのですが、
清正はきちんと賃金を支払ったそうです。
また、労働条件を厳しく定め、男女の区別もしなかったといいます。
清正の言葉を普請奉行が書き残したものが、普請語録です。
一、農民が繁多な季節を深く吟味し、非道の沙汰をしてはならないこと。
二、据石・蒔石・埋木・砂所・水量などで無理なる召し使いをしないこと。
三、どんな子細なことでも賄賂は堅く禁止すること。
四、仕事に陰日向なく働くこと。
五、川普請の手伝いのものには、男女の隔てなく一日米5合を差し遣わすこと。
六、仕事中は酒・煙草類は堅く禁止すること。
七、丁場(仕事場)には60歳以上のお年寄り、14歳以下の童子を召し使うことは禁じること。
八、仕事は辰の刻(午前8時)に始め、午の刻(正午)に昼食、未(ひつじ)半刻(午後3時)に休憩、
申(さる)半刻(午後5時)までを原則とするが、四季と遠方などを吟味すること。
九、雇夫に給銀を滞りなく与えること。
今でも通用する内容です。
清正は、槍の名手で、虎退治などの豪快な印象がありますが、
とても誠実な人柄だったみたいですね。