「いっぽ」のつぶやき

健康に福祉にボランティアにと、自分らしい人生を過ごすために、一歩ずつ歩んでいる「いっぽ」のつぶやきです。

遊びの家庭教師

2007-12-18 07:31:49 | 日記
今の子どもたちは外遊びをしなくなり、そのためにいろんな弊害が生まれてきているようです。
テレビで取り上げていたのは、福岡の「体育の家庭教師」です。
体育といっても、子どもにスポーツを教えてくれるだけでなく、遊びの手ほどきまでしてくれるのです。
1時間5千円という料金にも驚かされましたが、子どもが遊び方を知らないというのも、不思議な感じです。

昔は、近所の空き地にいくと、子どもたちが集まっていて、上級生の子がいっしょに遊びながら、いろんなことを教えてくれたものです。
缶けり、陣取り、ゴムとび、馬跳び、だるまさんがころんだなど、お金もかからず、何人でも、それなりに遊べるのがいいですよね。
そんな中、みんなで遊ぶためのルールや我慢することも覚えましたし、知らず知らずのうちに運動機能も発達していたようです。

それが今では遊ぶといっても、家の中でゲームをしています。
高いゲーム機やソフトが必要ですし、一人だけで遊べるし、身体を動かすこともありません。
家庭教師を頼んだお母さんも、ほって置いたら一週間まったく外で遊ばない、ということもあり、一週間に一度だけでも、おもいっきり外で遊ばせたい、と話していました。
そのときは、先生といっしょに河原に行って、石を投げて、水の上を飛ばせる遊びをしていましたが、これもはじめての体験だったみたいです。
私も子どもの頃によくやりました。
どういう石がいいのか、どの角度がいいのか、力加減は・・・と知らないうちにいろんなことを考えるし、腕の力もつきます。
これも本当は、子供同士で競争しながらやると、もっと面白いんですよね。

外で遊ぶとき、そこにあるものを使って、どうやったら遊べるか、みんなと楽しく遊ぶためにはどうしたらよいか、など工夫しないといけません。
外で思いっきり遊べば、嫌なことも忘れてしまいますし、お腹もすくのでご飯もたくさん食べられるし、ぐっすり眠れます。
「イライラする」「何もしたくない」という子は、外で遊ばない子の方が、外で遊ぶ子の倍以上も多くなっていました。

今の若いお父さんたちの頃にはすでにゲームがあり、昔の遊びの経験がない人も多いでしょう。
体育の家庭教師といっても、若い人ですし、先生と一対一では、子供同士のつながりにはなりません。
定年時期を迎えた団塊の世代のおじさんたち、子どもたちを集めて、自分の子どもの頃の遊びを教えてあげたらいいんじゃないでしょうか・・・
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