まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

クリスマスの日に

2017-12-13 19:45:55 | 日記
勤め先の社長が少し前に交代した。
グループ会社の中でめまぐるしく変わる人事なので
それ自体はそんなに珍しいことではないんだけど
この新しく来た社長はかつて故郷の軽井沢あたりじゃ
名前を知らない人はいないほどの
天才ピアニスト少年だったらしい。
そのままピアノで食っていくのかと思いきや
やっぱり勉強しようって思って
国の最高学府にお進みになられた。
凡人には悔しがるしかできないけれど
そういう人っているんだよね。

支社長が退職するというタイミングでの飲み会で
初めましてのご挨拶をした。
その直前の研修会では
得意のピアノを先生の前で
披露してくださったというので
残念ながら事務局お留守番組だった私は
とても聴きたかったし、来年はぜひ曲数を増やして欲しいなどと
お話した。
軽井沢で音楽やってたんなら
絶対に羨ましがってくれるだろうと
「大賀ホールで歌ったことあるんですよ」と言ったら
細い目がめっちゃ開いてキラキラしてくれた。

歌った、って言っても完璧に子供達のアシストなので
威張れたことじゃないんだけど。
でも心配性の先生から
(子供が主役なれど舞台があまりにもでかい)
ある曲のソロを拝命した。
それが「願い クリスマスの日に」

今調べたところ
小原孝さんの作だと思ってたら彼はアレンジャーで
オリジナルは樹原涼子さんだった。
とてもわかりやすくベタなクリスマスソング。
だけどなぜかまんまと泣かされる。

世界中の人たちが
仲良くできるように
しあわせになれるように
お祈りしよう
というような歌詞なんだけど

今日、ランチの時間に
私のくだらない愚痴に付き合ってくれた
同僚ちゃんをみてたら
急にこの歌を思い出した。

仲良くなるためには
自分の考えばかりを
押し付けてたらダメで
だからって
「押し付けないでよ、ダメだよ」
って相手に言うばかりでもダメで

その人がなんでそういうことをするのか
なんでそういうことを言うのか
わかろうと努力することが必要
努力して、それが叶うように
そこからは祈るしかないのかもしれない。

お祈りしたらみんなが幸せになれるのか
そんな簡単なことじゃないよね

泣きながら歌いながらそう考えていたけれど
(なんだそりゃ)

私に足りないものを
与えてください
っていうのが
祈るってことなのだろう。

クリスチャンでもないのに
こんな静かで冴え冴えとした夜空に
祈る私のことを
神様はどう思うんだろうね。

2017お座敷わかさぎ

2017-12-13 07:42:07 | 日記


天狗岩ってどうしてそういう名前なんだろうね
天狗がいるんじゃない?

って言いながら駐車場に着いたら
過去見たことないくらい混雑してて

向こうからころんとしたおじさんがやってきて
車のドアをコンコンして
「天狗岩です」って

え?あなたが?

天狗岩さんに誘導されて車をとめ
他のみんなの到着を待つ

やっと空が白んできた6時半

2年ぶりのわかさぎ釣り
1回目の爆釣が嘘みたいに
その後2回パッとせず
今日こそはまたガンガン釣りたい
手バネからリールに格上げされたし

とはいえそこは
自然相手のもの
思う通りにはいかない

ポツン、ポツンと釣れるので
なにやら釣れた人が
「ごめんなさい」っていう
おかしな雰囲気

半日かかって私が釣ったのは
わかさぎ5匹
あとは、いるはずのないカジカ2匹
そんだけ

それでもみんなのを合わせて
一人4匹くらいは
天ぷら食べられたから
まあいっか

バケツでピチピチ泳いでるわかさぎは
そのまんま天ぷら衣の中でもピチピチしてて
わけがわからないうちに油でカラリと
揚げられてしまう運命

お座敷わかさぎのいいところは
ストーブの温もりのあるドームに
あれこれ持ち込んで
釣れても釣れなくても
楽しく美味しく過ごせること
何しろ仕切りはチャブダイカフェさんだし

風は冷たいけれどおひさまはポカポカしてて
ドームの外での釣りも楽しめた

4時にお迎えの船が来て
陸に上がったら温泉を目指し
気持ちの良いお湯に浸かりながら
国際結婚の手続きなどの話を聞いたりして

日がな一日
気のいい友達とゆるゆる過ごす
しみじみ幸せだなと思う

でも
やっぱり
次こそ爆釣

釣り部の缶バッジお祓いせな

お世話になったチャブダイカフェ大将、女将にゃん
ご一緒した皆様
ありがとうございました


(写真はゆっこちゃんにお借りしました。ありがとうございます。)