まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

ファンを作ること

2017-12-17 20:01:12 | 日記

この素敵なお菓子は
atelier 結心
こと
ゆっこちゃんのお菓子。
ラムの香るふんわりしたまどれーぬと
黒糖をカラメリゼしたのが入ってる
ほろほろ(スノーボウル)。

彼女はミサリングファクトリーの仲間で
お菓子の店を出すべく準備中。
今は注文がまとまったり
イベント出品したりの時のみ
手に入るお菓子。
先週末はタイミングばっちり。

とある集まりに差し入れするまどれーぬが
可愛らしいハートの箱に並んでて感激。
(しかもその集まりって「ハート」に関係あるものだった)

引き取りはミサリングファクトリーで。
その日は終日子供レッスンがあり
ゆっこちゃんはアシスタントに入ってて
お昼休みを狙って行くと
先生がゆっこちゃんのために
様々な人がネットで販売してる
様々なお菓子と宣材を並べてて
試食に混ぜてもらった。

クッキー、タルト、パウンド。
美味しいのは美味しい。
値段も手頃。でも。

美味しい、とか
素材にこだわってます、とか
そういうのはもはや
ありふれてて
なんの強みにもならない、と先生。

そして
この売り方でこの価格で
利益が出てるとは思わない。

キャッチコピーのこと、
ロゴのこと、
ホームページのこと、
画像のこと、
先生の指摘にしろーとの私も納得、
ゆっこちゃんも真剣に聞いている。

ミサリングファクトリーの素敵なロゴは
先生の友達のデザイナー
川名マッキー氏によるもの。
親しい関係だからこそ
先生が表したい思いを
的確に汲み取ってデザイン化してくれてる。

一般人でも
パソコン駆使して
それっぽいのは作れるけれど
それじゃ市場に打って出るのは困難なんだな。

ゆっこちゃんのお菓子は
お菓子自体のクオリティはもちろん
パッケージや魅せ方で
誰かをお祝いしたい気持ちや
誰かに感謝する気持ちを
最大限に伝えてくれる。

ここぞという時のあれは
この人に、というのが
決まっていると、とても安心。
私にとっては
フラワーアレンジなら包さんだし
スーパースペシャルなお祝いならacorneさん、
おもてなしご飯なら虹さん、とかね。

その、「この人に任せとけば間違いない」を
引き寄せることが商売には重要で
それにはその人そのものの
価値観や技術力、センスに
ファンを作るのが大事、なのだそうだ。

そうだよね、結局は
人から買うんだよ、

なにやらとっても当たり前な結論。

営業時代に、
あなただから契約したんだ、って
言われたことがあって
それはとても嬉しい反面
怖いことでもあるなあと
身が引き締まる思いだった。

今は、何かを売る仕事ではないけれど
対峙してるのが人である以上は
こちらの武器も人でしか有り得ないな
とあらためて。

そして、われらがゆっこちゃんにも
big fanがたくさんついてくれますように。
(ま、つくけどね、絶対)