英語な日々

京都在住の英語講師のと猫と英語と美味しいもののお話。
時々、脳動脈瘤のお話もね。

チョビ吉のこと

2015-06-13 | ネコ話(動物)
チョビ吉は、難治性の口内炎だった。
色々な治療を何年にもわたって続けてきた。
これ以上有効な治療がなくなった時に、ブログにコメントをいただいた。

「オゾン療法」

かかりつけの先生は、すぐに、京都でオゾン療法を行っている先生に連絡をしてくださった。
タッグを組んで、治療しますという、本当に温かい言葉をいただいた。

その直後に、チョビ吉の容態が急変した。

なんだか体がぼよぼよしている。
食べていないのに、ちょっと太ったように見える。
息も、急激におかしくなっている。

病院に走った。

先生の様子が変わった。

ばたばたと検査を受ける。

待合室で待ち続ける。



どれくらい時間が経っただろう。

先生に呼ばれた。

最悪の告知だった。

腹水が沢山溜まっていると。

見せていただいた腹水の色は、イチゴミルクのような、乳白色に血の混じったものだった。

肺も、白くなっている。


もう、できることはありません。
なにか、全く別の病気が発症したようですが、検査も手術も、この状態ではできません。
お家で、いつもの場所で、看取ってあげてください。


お礼を述べて、病院を辞した。


チョビ吉は、時々意識を取り戻した。
瞳の輝き方で、チョビ吉がこちら側にいることがわかる。

けれど、だんだん、目の輝きは失われていった。


そして、チョビ吉は私の腕の中で息を引き取った。



チョビ吉が最後の息を吐いた時に、救急隊員からの電話が入ったのです。

まだあたたかなチョビ吉を抱いて、電話には、「はい」しか言わなかったように思う。

けれど、電話の最後に、なんとか夫の容態を聞いた。

鎖骨をおってらっしゃいますね。
とりあえず、病院にいらしてください。

嫌な予感がした。


けれど、チョビ吉、まだ暖かいチョビ吉を置いていくの?

ごめんなさい。
ごめんなさい。



夫は九死に一生を得た。

チョビ吉が助けてくれたと思うのは、愚かなことでしょうか?


チョビ吉や、ほんとうに、ほんとうにありがとうね。







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コメント (16)
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