京都の街は狭うおす。涙

久しぶりに土曜日がお休みになって、ふと思いつく。
この頃、家族で夜ご飯を食べに出かけていない。
気分転換に、どこかへ食べに行きましょう。

けれど、どこも予約がないと入れない。


五条のあたりに『櫻バー』という居酒屋があったことを思い出す。
古い住宅のならぶ昔ながらの通りに、ひっそりとある店だ。
けれど、人気があるのよね。
一か八かで、行ってみよう。




６時の時点で、一杯だったのだけれど、６時半にお客さんが二人帰られて、空きが出来た。
ラッキーです♪


トリ貝のテッパイ（ヌタ・鉄砲和え）やら、ズイキ（里芋の葉柄）の炊いたのやら、この頃あまり見かけない料理が目白押しだ。
懐かしくて、美味しいのです。




いつもの早食い、早のみで、結局４０分ほどで店を出る。


そして、翌々日、いつものように、澄ました顔で、授業をしていた。

授業が終わった後、生徒が何やらニヤニヤしながら「先生、土曜日、外にご飯食べにいってました？」と声をかけてきた。

え？
土曜日？
えっと、確かに食べに出てたけれど・・・

え？
ええ？
もしかして、あなたが私を見かけたの？

いや、違うんです。

じ、じゃあ、おかあさまとか？

まあ、そういうことです。

ど、ど、どこで？
・・・もしかして、お店の中で！！？


そうなんです。（にこっ♪）


そ、そ、そ、そ、それって、もしかして、カウンターで私の右隣に座ってらしたご夫婦！！！？？


そうなんです♪
でも、もしかしたら先生じゃないかもしれないと思って、声をかけなかったって言ってました。

ヒェエエエエエエエエエエッ！！！


し、失礼しました！！！
一度しかお目にかかったことがなかったから、分からなかったのよ。号泣


とかなんとか話しながら、頭はぐるぐると駆け巡る。


夫と何を話してたっけ？
仕事の話はしてないよね？ね？ねっ！！！
何にも変なことは話してないよね？ね？ね？ねっ！！！！


・・・でも、思いっ切りバカ話をしていたような。
・・・久しぶりだからって、急ピッチでガバガバ飲んでたような。

・・・もしかしたら、いつもの勢いで、焔を吐きまくっていた気がする、ような。



でもなんで、今教えている生徒さんのご両親と、隣同士になるのだろう、
選りに選って、居酒屋の、腕が当たるような狭いカウンターで。


ことほど左様に、京都の街は狭うおす。涙