昨日の朝の仕事が終わった後、そのまま部屋を出ることなく、今日の勉強会の予習をしていた。
一息ついて、廊下に出て、血の気が引いた。
玄関が開いている!!
あわててリビングを見ると、ネコの数が少ない!
うちにいるネコたちは、すべて、元ノラ猫だけれど、完全室内の飼い方をしている。
自由に家を出入りさせてやりたいな、と思うこともあるのだけれど、街中なので、ご近所への迷惑やら、事故の危険性を考えると、自由な暮らしは望めない。
申し訳ないのだけれど。
逃亡したのは、栗吉だな!!
玄関の横の、隣家との壁の隙間にひそんでいるに違いない。
大慌てで覗いたら、暗闇に爛々と光る目玉がふたつ見える。
ただ、この隙間、細長い長方形で、高さは1メートル弱、幅はほんの20センチで、奥まで数メートル以上続いているのだ。
人が入ることは到底出来ない。
心配だけれど、私は今から仕事で出かけなくてはならない。
仕方ない!
隙間の出口に、ネコ砂の袋を土嚢の様に積み上げて、栗吉が出られないようにした。
これで、私の留守中にフラフラと表へ出て行方不明になることはないだろう。
で、三時間後に家に戻って、隙間を覗いてみた。
栗吉は、相変わらず目を光らせている。
ほんまにムカつくわ~♪
更に放置すること数時間。
夫が戻って来て、大騒ぎを始めた。
お~い♪♪ 栗吉~♪♪
お腹減ったやろ~♪♪ 出て来いよ~♪♪
まるで「安寿恋しやほーれやほ!」みたいな、哀切な調子で語りかけている・・・のではなく、叫んでいるって!!
はぁ、これで、ご近所さんの評判は、さらに悪くなるだろうな・・・ww
夜10時になった。
これで、12時間のろう城だ。
栗吉は若いから、こんな位、全然平気なんだろうな。
私たちは心労でヘトヘトだ。
それでもやはり、二人で暗がりを覗き込んで、呼んでみる。
く~た~ん♪♪ お腹空いたやろ~♪♪ 出ておいで~♪♪
アジの干物を焼いたのを、隙間の入り口に置いてみた。
完全に無視される。
夜も更け、結局捕獲はあきらめた。
そして今朝、5時頃に隙間を覗いてみた。
栗吉はどこにもいない。
玄関も裏のドアも開放し、待っているのだけれど。
不安で一杯です。
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