金曜日、朝一番の予約で、脳動脈のCTを受けに京大病院に出かけた。
スムーズに手続きを済ませ、1階のCTの待合室に入った。
待つほどのこともなく、すぐに名前を呼ばれ、術着に着替えて、CTの部屋に入る。
丁寧な説明の後、ベッド部分に横たわり、頭を固定される。
造影剤が注入され、一瞬身体が熱くなる。
これでおしまい。
固定していたテープを外してもらい、看護師さんに介助されながら立ち上がった。
ここまで、造影剤を注入してから2分もたっていない。
1、2歩歩いたところで、突然身体の力が抜けた。
横にあった、注射器などののった机をなぎ倒す。
横についていた看護師さんが、私を支えながら、誰かを呼んでいる。
身体がヒクヒクと痙攣する。
わらわらと、何処にいたの?と言うくらいたくさんの人たちが走ってきた。
そのまま、CTのベッドに寝かされる。
そのとき、気がついた。
身体がへん?
どうやら、四肢が突っ張っている様だ。
両腕を思いっきりのばして、「バサラ!!」というふうに、指を伸ばしているようだ。
この時点で、目が開かなくなっているので、すべて、感覚です。
そのとき私は、「なんだか、妖怪人間のベラみたいな手だな」などと考えていた。
こんな手をしていたら、恥ずかしいなと思うのだけれど、どうしても治らない。
むしろ逆に、体が、硬直している?
ここから、意識が定かではないのだが、「心電図」とか、「呼吸」とか、「酸素」とか、色々な声が聞こえていた。
それ以降は全く記憶がない。
しばらくして気付くと、一杯管をつけられて寝ている。
しかも、半裸です。ww
情けない・・・
CTの部屋から、救急に移ったようだ。
「◯◯さ~ん!」と声が聞こえる。
「私は大丈夫です!」
何度言ったことだろう。
けれど、だれも返事をしてくれない。
あれ?
聞こえてない?
それとも、言えてない?
次に目が覚めた時は、シャキッとしていた。
「落ち着きましたね。今日はお一人で来られましたか?一日経過入院していただきましょう。ご家族をお呼びしたいんですが?」
「え?経過入院?しないといけませんか?
うちに帰りますっ!!」
ネコもいるし仕事もあるし、夫もいる。(順番、間違ってる?ww)
突然入院なんて出来る訳がないし、何より今は元気です。
その後しばらく、色々調べられていた(ようだ。)
「そうですねー。 少しでもおかしなことがあったら、必ず連絡を下さいね。あとで車いすを持ってきますから。」
そ・そんなもの要りません!!!
帰る際に「造影剤アレルギー」というカードを渡された。
常に携帯してほしい、とのことだ。
何かあった時に、造影剤を用いた検査をするな!ということらしい。
運転免許と一緒にして、持つようにしたけれど。
どうしても、院内のドトールコーヒーに行きたかった。
それを楽しみに、不安な検査に向かったのに。
(どんなにささやかな楽しみだろう。ww)
結局、ドトールにも行かず、おとなしく帰ってきた。
その日と翌日の土曜日は、寝て過ごした。
さすがに身体が動かなかった。
一体何が起こったんだろう?
アナフィラキシーじゃないものね。
そんなのだったら、こんなにピンピンしているはずがない。
先生は、何らかの造影剤のアレルギーだと仰っていたけれど。
何だかよく分からないけれど。
検査結果を聞きに行った時に、説明があるだろう。
そして、さらにその翌日の日曜日、いつものゴルフ場の喫茶室で、10日〆の仕事を仕上げた。
その後、比叡山のガーデンミュージアムで、ワインを2杯飲み干した。
ざまーみろ♪♪(何が?ww)
もう元気です。^^
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