ポー
2013-07-01 | 日記
今年は週一のお休みを死守しようとしていたのだけれど、その夢も、とうとう潰え(弱々しく笑)、日曜日の午前中は仕事と相成った。
その記念すべき昨日(思いっきり反語です。ww)昼から何時ものように、ゴルフ場に同行した。
夫に向かって、「そんな重たい棒を振り回して、何がおもしろいんだか。」と比較的大きな声で言ったとたんに、ゴルフ場のすべての人たちを敵に回したという、何とも不幸なできごとが起こりましたとさ。ww
けれど、やはり緑に包まれるのはいいな。
とても幸せな気持ちになる。
その後、「華麗なるギャツビー」を観に行った。
これは、言わずと知れた、フィッツジェラルドの ‘TheGreat Gatsby' の再々映画化だ。
学生時代、英文学科だったのだが、アメリカ小説が苦手で、イギリス文学の授業ばかりを取っていた。
その当時、大学で学ぶアメリカ文学と云うと、フィッツジェラルドかヴァージニアウルフか、それとも、サリンジャーかだった。
特に、サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」は、必須だったのだけれど、これが、どうしても読めない。
数ページ呼んだところで、挫折してしまう。
後年、村上春樹の新訳を読もうとしたのだけれど、やっぱり、面白くない。
こんな状況だから、フィッツジェラルドの小説も、もちろん読むことはなかった。
‘TheGreat Gatsby' は、それでも、原作を買ってきて、喫茶店で格好をつけて読もうとしたこともあるけれど、あえなく挫折、という、哀しい過去もある。
しかし、エドガー・アラン・ポーは違う。
私は、ポーの詩や小説に耽溺した。
中学生の時に、英語塾で暗唱をさせられた、Annabel Lee(アナベルリー)
これに嵌ってしまったのだ。
もうひとつ、The Cask of Amontillado(アモンティリャードの酒樽)と云う小説も、鮮明に頭に残っている。
アモンティリャードという美酒を餌に、友人を、古い墓地の窟に閉じ込める、というこれまた陰惨な小説だ。
中学生だった私は、アモンティリャードという、不思議な名前のお酒に魅せられた。
どんなお酒なんだろう?
どんな味がするんだろう?
これも後年、とあるバーで口にするチャンスを得たのだが、思い入れが強すぎて、その味はあんまり良く覚えていなかったりして。www
そして、何よりも、本命が、The Black Cat(黒猫)だ。
私の黒猫好きは、この本に起因するとも言える。
けれど、これを語りだすと、延々と止まらなくなる。
だから、ここでとりあえず、おしまいです。ww
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