外国映画主要作品日本公開史 * 1961年公開 (その3)
▼参考資料・スクリーン1961年ベストテン
①処女の泉…イングマール・ベルイマン
②ウエストサイド物語…ロバート・ワイズ&ジェームズ・ロビンス
③素晴らしい風船旅行…アルベール・ラモリス
④土曜の夜と日曜の朝…カレル・ライス
⑤ふたりの女…ヴィットリオ・デ・シーカ
⑥地下鉄のザジ…ルイ・マル
⑦草原の輝き…エリア・カザン
⑧ラインの仮橋…アンドレ・カイヤット
⑨ナバロンの要塞…J・リー・トンプスン
⑩日曜はダメよ…ジュールズ・ダッシン
⑪ローマで夜だった…ロベルト・ロセリーニ
⑪ブラックタイツ…テレンス・ヤング
⑬真実…アンリ・ジョルジュ・クルーゾー
⑭雨のしのび逢い…ピーター・ブルック
⑭エルマーガントリー…リチャード・ブルックス
⑯鞄を持った女…ヴァレリオ・ズルリーニ
⑰荒馬と女…ジョン・ヒューストン
⑱ティファニーで朝食を…ブレイク・エドワーズ
⑲栄光への脱出…オットー・プレミンジャー
⑲荒野の七人…ジョン・スタージェス
▼参考資料・映画の友1961年ベストテン
①処女の泉…イングマール・ベルイマン
②ウエストサイド物語…ロバート・ワイズ&ジェームズ・ロビンス
③素晴らしい風船旅行…アルベール・ラモリス
④土曜の夜と日曜の朝…カレル・ライス
⑤地下鉄のザジ…ルイ・マル
⑥ふたりの女…ヴィットリオ・デ・シーカ
⑦草原の輝き…エリア・カザン
⑧ラインの仮橋…アンドレ・カイヤット
⑨夜と霧…アラン・レネ
⑩雨のしのび逢い…ピーター・ブルック
⑪ナバロンの要塞…J・リー・トンプスン
⑫真実…アンリ・ジョルジュ・クルーゾー
⑬ローマで夜だった…ロベルト・ロセリーニ
⑭日曜はダメよ…ジュールズ・ダッシン
⑮鞄を持った女…ヴァレリオ・ズルリーニ
⑮アメリカの裏窓…フランソワ・レシャンバック
⑰ブラックタイツ…テレンス・ヤング
⑱荒馬と女…ジョン・ヒューストン
⑲ローマオリンピック1960…ロモロ・マルチェリーニ
⑲ティファニーで朝食を…ブレイク・エドワーズ
▼参考資料・キネマ旬報1961年ベストテン
①処女の泉…イングマール・ベルイマン
②素晴らしい風船旅行…アルベール・ラモリス
③土曜の夜と日曜の朝…カレル・ライス
④ウエストサイド物語…ロバート・ワイズ&ジェームズ・ロビンス
⑤ラインの仮橋…アンドレ・カイヤット
⑥ふたりの女…ヴィットリオ・デ・シーカ
⑦地下鉄のザジ…ルイ・マル
⑧ローマで夜だった…ロベルト・ロセリーニ
⑨草原の輝き…エリア・カザン
⑩雨のしのび逢い…ピーター・ブルック
⑪アメリカの裏窓…フランソワ・レシャンバック
⑫栄光への脱出…オットー・プレミンジャー
⑬日曜はダメよ…ジュールズ・ダッシン
⑬ナバロンの要塞…J・リー・トンプスン
⑮鞄を持った女…ヴァレリオ・ズルリーニ
⑯荒馬と女…ジョン・ヒューストン
⑰ローマオリンピック1960…ロモロ・マルチェリーニ
⑱ゼロ地帯…ジロ・ポンテコルヴォ
⑲紳士同盟…バジル・ディアデン
⑳真実…アンリ・ジョルジュ・クルーゾー
ヴィクトル・シェストレームとマウリッツ・スティルレルによって完成されたサイレント時代の映画芸術が、トーキーの時代に
移って同じスエーデン人のイングマール・ベルイマンによってトーキー映画の芸術の頂点を極めていきます。
根底に演劇的要素を溶け込ませながら、北欧の神秘主義や神と人間との関わりを視覚的な造形として見事に映像化して
おり、特にこの『処女の泉』はモノクロームならではの映像美が他に類を見ないほどの完璧な出来栄えとなりました。
この頃、イギリスでは若いフリーシネマの一派が‘怒れる若者たち’をテーマにした文学に誘発されて古い英国社会に対する
反抗を映像化し始めます。その典型的な作品『土曜の夜と日曜の朝』が公開され話題になりました。
イタリア映画ではデ・シーカが『ふたりの女』によりイタリアン・リアリズムの本領を発揮する一方、ズルリーニは『鞄を持った女』
によってイタリアン・リアリズムの流れの中に強いロマンチシズムを加味した新境地を切り開きました。
↑はイングマール・ベルイマン監督の『処女の泉』