▼参考資料・スクリーン1965年ベストテン
①8 1/2…フェデリコ・フェリーニ
②明日に生きる…マリオ・モニチェリ
③柔らかい肌…フランソワ・トリュフォー
④その男ゾルバ…マイケル・カコヤニス
⑤メリーポピンズ…ロバート・スティーヴンソン
⑥赤い砂漠…ミケランジェロ・アントニオーニ
⑥野望の系列…オットー・プレミンジャー
⑧素晴らしきヒコーキ野郎…ケン・アナキン
⑨コレクター…ウィリアム・ワイラー
⑩恋人のいる時間…ジャン・リュク・ゴダール
⑪サウンドオブミュージック…ロバート・ワイズ
⑫あゝ結婚…ヴィットリオ・デ・シーカ
⑬わかれ道…ラリー・ピアス
⑭フィフィ大空をゆく…アルベール・ラモリス
⑮誘惑されて棄てられて…ピエトロ・ジェルミ
⑮グレートレース…ブレイク・エドワード
⑰小犬をつれた貴婦人…イオシフ・ヘイフィッツ
⑱孤独の報酬…リンセイ・アンダーソン
⑱水の中のナイフ…ロマン・ポランスキー
⑳反撥…ロマン・ポランスキー
⑳女が愛情に渇くとき…ジャック・クレイトン
▼参考資料・映画の友1965年ベストテン
①8 1/2…フェデリコ・フェリーニ
②柔らかい肌…フランソワ・トリュフォー
③明日に生きる…マリオ・モニチェリ
③メリーポピンズ…ロバート・スティーヴンソン
⑤その男ゾルバ…マイケル・カコヤニス
⑥コレクター…ウィリアム・ワイラー
⑦野望の系列…オットー・プレミンジャー
⑧赤い砂漠…ミケランジェロ・アントニオーニ
⑨素晴らしきヒコーキ野郎…ケン・アナキン
⑩誘惑されて棄てられて…ピエトロ・ジェルミ
⑪恋人のいる時間…ジャン・リュク・ゴダール
⑫あゝ結婚…ヴィットリオ・デ・シーカ
⑫サウンドオブミュージック…ロバート・ワイズ
⑭水の中のナイフ…ロマン・ポランスキー
⑮わかれ道…ラリー・ピアス
⑯孤独の報酬…リンセイ・アンダーソン
⑰シェナンドー河…アンドリュー・V・マクラグレン
⑱道化師の夜…イングマール・ベルイマン
⑲フィフィ大空をゆく…アルベール・ラモリス
⑳アメリカの影…ジョン・カサヴェティス
⑳丘…シドニー・ルメット
▼参考資料・キネマ旬報1965年ベストテン
①8 1/2…フェデリコ・フェリーニ
②明日に生きる…マリオ・モニチェリ
③野望の系列…オットー・プレミンジャー
④柔らかい肌…フランソワ・トリュフォー
⑤メリーポピンズ…ロバート・スティーヴンソン
⑥コレクター…ウィリアム・ワイラー
⑦その男ゾルバ…マイケル・カコヤニス
⑧赤い砂漠…ミケランジェロ・アントニオーニ
⑨サウンドオブミュージック…ロバート・ワイズ
⑩素晴らしきヒコーキ野郎…ケン・アナキン
⑪水の中のナイフ…ロマン・ポランスキー
⑪わかれ道…ラリー・ピアス
⑬恋人のいる時間…ジャン・リュク・ゴダール
⑭孤独の報酬…リンセイ・アンダーソン
⑮道化師の夜…イングマール・ベルイマン
⑯アメリカの影…ジョン・カサヴェティス
⑰太陽のとどかぬ世界…ジャック・イヴ・クーストー
⑱反撥…ロマン・ポランスキー
⑲誘惑されて棄てられて…ピエトロ・ジェルミ
⑳戦争の真の終り…イエジー・カワレロヴィッチ
1965年はフェリーニ監督の『8 1/2』に圧倒された、そんな一年でした。この映画は一人の映画監督を通じて、過去の郷愁、
幻想、それに空虚な現実を織り交ぜて魂を失った現代人の不毛を象徴主義的に具象化、人生の意義を問うフェリーニの
自叙伝的作品で、ベルイマン監督の『野いちご』に並ぶトーキー芸術映画の頂点を極めた最高傑作でした。
イタリア映画としてはこのほかに、マリオ・モニチェリによる労働運動を扱った社会ドラマの『明日に生きる』やアントニオーニ
初の色彩映画『赤い砂漠』などの秀作も公開されました。
ベルイマン作品としては彼の第一期の秀作『道化師の夜』がATGで公開されました。この初期の映画においても彼のモチーフ
とする人間と神との関わりが根底に流れ、人間不信に陥った男の人生の敗北感を痛切に語りかけており、さらにベルイマンの
映画定石でもある「朝に始まって夜に終わる」というスタイルも確立されていてベルイマンの原点ともいえる作品でした。
またこの年の特筆すべき作品として、ハリウッドに影響されないニューヨーク派のアングラ的芸術映画が登場しました。
ジョン・カサヴェティスの『アメリカの影』、ライオネル・ロゴージンの『バワリー25時』、さらには女流監督シャーリー・クラークの
『クールワールド』という佳作が立て続けに公開されてアメリカのニュー・シネマ時代の露払いとなりました。
↑はフェデリコ・フェリーニ監督の『8 1/2』
ちなみに
私のケータイ待ち受けは『8 1/2』のカルディナーレです。