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60年代ポップス変遷史 1962年12月

2015-03-22 00:42:09 | 60年代ポップス変遷史

1962年12月にはこんな曲が流行していました。

太陽はひとりぼっち コレット・テンピア楽団
ヴァケイション コニー・フランシス
史上最大の作戦 ミッチ・ミラー楽団
禁じられた遊び ナルシソ・イエペス
愛さずにはいられない レイ・チャールス
レモンのキッス ナンシー・シナトラ
ロコモーション リトル・エヴァ
スピーディ・ゴンザレス パット・ブーン
ホワイト・クリスマス パット・ブーン
レッツ・ゴー物語 グレイヴ・ダグラス
ティーン・エイジ・アイドル リッキー・ネルソン
⑫枯葉の子守唄 ドディ・スティーブンス

今月も『太陽はひとりぼっち』がトップを独走しました。
前月にランクインしていた『三軍曹マーチ』『アルディラ』『悲しき慕情』『あの娘が君なら』の四曲が
ベストテンから落ちて、この季節には必ず顔を出す『ホワイト・クリスマス』が入りましたが残念ながら
新曲のランクインはなくちょっと淋しいベストテンとなりました。

↓はナンシー・シナトラの『レモンのキッス』 YOUTUBEより



ベストテン入りはしませんでしたが、ニール・セダカの『かわいいあの娘』、ブレンダ・リーの『淋しくって』、
リッキー・ネルソンの『ラッキースター』などもこの頃のヒット曲でした。
ニール・セダカの『かわいいあの娘』はヒットしませんでしたが、後年になってザ・ダーツのアングラソング
『ケメ子の歌』でそのイントロが見事にパクられていました。ニール・セダカとリッキー・ネルソンですが
この月を最後にヒット曲もなく二人とも完全にヒットチャートから姿を消してしまいました。
また、ブレンダ・リーの『淋しくって』は原題の "All Alone Am I " で名前が通っています。この曲は
パーシー・フェイス楽団の演奏でも静かなヒットとなり、イージー・リスニングの名曲となっています。

↓はブレンダ・リーの『淋しくって』 YOUTUBEより


ついでに聞き比べてください。
↓はパーシー・フェイス楽団の『淋しくって』 YOUTUBEより



参考までに1962年の年間ベストテンが発表されていますので紹介しておきます。

禁じられた遊び ナルシソ・イエペス
トゥナイト サウンド・トラック
ヤング・ワールド リッキー・ネルソン
霧の中のジョニー ジョーン・レイトン
悲しき片想い ヘレン・シャピロ
ブルー・ハワイ エルヴィス・プレスリー
かわいいベイビー コニー・フランシス
太陽はひとりぼっち コレット・テンピア楽団
ルイジアナ・ママ ジーン・ピットニー
ヴァケイション コニー・フランシス
悲しきクラウン ニール・セダカ
夢のデイト コニー・フランシス
夢の渚 エルヴィス・プレスリー
恋の一番列車 ニール・セダカ
レモンのキッス ナンシー・シナトラ
ジョニー・エンジェル シェリー・フェブレー
花咲く街角 デル・シャノン
シェーンのテーマ ポール・ウエストン楽団
スピーディー・ゴンザレス パット・ブーン
大人になりたい コニー・フランシス

こうしてみますと、【一姫四天王】のうち、コニー・フランシス、エルヴィス・プレスリー、ニール・セダカ、パット・ブーン
の名前が挙がっていますが、昨年同様にその一角のポール・アンカが見当たりませんね。