『地下室のメロディー』 ミシェル・マーニュ楽団
”Melodie En Sous-Sol” Michel Magne 【YOUTUBEより】
1963年制作、アンリ・ヴェルヌイユ監督による同名のフランス映画の主題歌です。
モダンジャズ風の主題歌はミシェル・マーニュの作曲によるもので全編に効果的に使われいてました。
映画は務所帰りの初老のギャングが若い相棒とカジノの大金を強奪するという犯罪モノなのですが
サスペンスとして肝心要の緊張感に欠け、フィルム・ノワールの傑作といわれた『現金に手を出すな』に
比べるとかなりの見劣り感がいなめません。
ヴェルヌイユとしては、『過去をもつ愛情』『ヘッドライト』『幸福への招待』の三部作のような情感豊かな
映画作家だったのですが、時代の流れ(ニーズ)に翻弄されてしまったようで残念です。
ただ興行的にはジャン・ギャバンとアラン・ドロンの初共演ということでかなり一般受けしたようですね。
関連記事
2014-08-07 映画音楽史(200)『地下室のメロディー』1963年公開
エルマー・バーンスタインの『黄金の腕』 に曲調が似ていますね。