『悲しき天使』 メリー・ホプキン
”Those Were The Days” Mary Hopkin 【YOUTUBEより】
原曲はコンスタンツィン・ポドレフスキー作詞、ボリス・フォミーン作曲による『遥かな道』というロシア民謡です。
1962年にアメリカのクラブ歌手ジーン・ラスキンが曲と詩をアレンジし、ライムライターズが唄ったレコードがリリース
されてはいますがヒットには至らなかったようです。しかし、1968年に注目の新人歌手メリー・ホプキンによって
リヴァイヴァルされると全米2位を記録、日本においても大ヒットしました。
原題の”Those Were The Days”は「あの頃の日々」という意味で、若き日に酒場でグラスを傾けながら未来を夢見、
あの頃の日々は未来を信じて生きていたと、青春時代を振り返る歌詞になっています。
歌詞からすればこの歌の主人公は既に壮年だと思われますので、酒も飲めない当時18歳のメリー・ホプキンが
酒場での思い出を語るにはあまりにも若すぎましたね。
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