『牛車にゆられて』 アタウアルパ・ユパンキ
”Los Ejes De Mi Carreta” Atahualpa Yupanqui 【YOUTUBEより】
1950年代にアルゼンチンのアタウアルパ・ユパンキが作ったフォルクローレ (ミロンガ・パンペアーナまたはミロンガ・カンペーラ) の名曲で、
タイトルの ”Los Ejes De Mi Carreta” は「私の荷車の軸」という意味で、”Letra de Los Ejes De Mi Carreta” というタイトルもあるようです。
大草原パンパで暮らす年老いた貧しい農夫にとって、牛の曳くおんぼろ荷車の車軸のギィギィという軋む音は彼の人生の象徴なのかもしれません。
「この軋む音も俺にとっちゃあ楽しみなんだよ、だから決して車軸に油をさすもんか」という歌詞にあるように、あえて油をささずに片意地を
張っている生き様に農夫の深い人生観を感じてしまいます。
Porque no engraso los ejes
me llaman abandonao.
Porque no engraso los ejes
me llaman abandonao.
Si a mí me gusta que suenen,
pa' qué los quiero engrasaos.
Si a mí me gusta que suenen,
pa' qué los quiero engrasaos.