今日 7月23日は【大暑】
暑中お見舞い申し上げます。
というよりも、今年は
猛暑お見舞い申し上げます。
あるいは
酷暑お見舞い申し上げます。
と言った方が良いのかもしれませんね。
7月23日は二十四節気の一つである【大暑】にあたります。
暦の上で一年のうち最も暑い時期ということです。
それにしても暑い日が続いています。
熱中症、熱射病に気を付けてお体大切に。
お互いに元気でこの酷暑を乗り切りましょう。
そういえば、私たちの子供の頃は…
夏休みの炎天下でも子供たちは屋外で走り回って遊んでいました。
大人たちも、蒸し風呂の暑さの中の事務所や工場で汗水垂らして必死働いていました。
当時は夏を乗り切る文明の利器もありません。
クーラー、エアコンはもとより扇風機すらない時代でした。
当然、電車、バス、自動車などすべての乗り物にはクーラーもなく窓を開放することで風で涼を得ていました。
天然の氷の塊で冷やす冷蔵庫があったようですがもちろん電気製品ではありません。
夜になると、町内のおじさんたちが団扇をあおぎながら縁台で将棋をはじめ、戦時中の武勇伝を語り合っていました。
就寝時は窓も玄関も開けっぱなし、室内には蚊取り線香の煙、そして吊るされた蠅取り紙。
それでも、文句言わずに暑さを堪え凌いだものです。
現在では、家庭、商業ビル、工場、そして乗り物もすべてがエアコンで温度管理がされています。
暑くなると温度を下げて快適な生活が保たれるようになりました。
これが大いなる過保護につながったのかもしれません。
いつの間にか、過保護によって人間の体質に大きな変化が生まれたようにも思えます。
暑くなるとエアコンによって暑さをしのぐのが当たり前となり、
暑さに耐えるのではなく暑さから逃げるという方法をとることによって
本来の人間の持つ肉体防衛本能が徐々に破壊されていって
暑さを我慢することができないという虚弱体質になってしまったのでしょうか。
わずか半世紀の間に人間は文明の利器によって過保護に
されてしまったと思えてなりません。
とはいうものの、過保護で暑さに対応しきれずに虚弱化してしまった人間の身体が
この暑さをしのぐには水分補給とエアコンに頼らざるを得ませんね。
皆様、くれぐれも熱中症や熱射病にお気をつけて
暑さに負けず、元気にこの酷暑を乗りましょう。
自分の命は自分で守りましょう!!