港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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『ミスティ』 キティ・カレン

2016-05-16 15:58:08 | 名曲セレクション

”Misty” Kitty Kallen



1955年、黒人のジャズ・ピアニストであるエロール・ガーナーが、飛行機の窓から下界の霧に煙る町の風景を
見ながら作曲したといわれています。後にジョニー・バークが作詞しスタンダード・ナンバーの定番となりました。
ジョニー・マチスやサラ・ヴォーンなど数多くのレコードがリリースされていますが、やっぱりキティ・カレンですね。

Look at me,
I'm as helpless as a kitten up a tree
And I feel like I'm clinging to a cloud
I can't understand,
I get misty just holding your hand.

↓はキティ・カレンの『ミスティ』 YOUTUBEより


『ブラジル』 エドムンド・ロス楽団

2016-05-15 15:11:50 | 名曲セレクション

”Brazil” Edmundo Ros And His Orchstra



1939年にブラジルのアリー・バローゾが作曲したサンバの名曲です。
ディズニー映画『ラテン・アメリカの旅』で使われてアメリカでも大ヒットし、
今やブラジルの国歌的な存在となっています。
また、映画『愛情物語』の中でも効果的に演奏されていたのが印象に残っています。

↓はエドムンド・ロス楽団の『ブラジル』 YOUTUBEより

『ヴォラーレ』 ドメニコ・モドゥーニョ

2016-05-14 18:12:09 | 名曲セレクション

”Volare” Domenico Modugno



1958年のサン・レモ音楽祭でドメニコ・モドゥーニョとジョニー・ドレルリが唄って優勝した楽曲です。
ドメニコ・モドゥーニョ自身が作曲し、フランコ・ミリアッチの作詞したもので、全米でも四週間No.1の
大ヒットとなり、世界中にサン・レモ音楽祭の存在を示した記念すべき一曲となりました。
タイトルのヴォラーレは「飛ぶ」という意味で、「青空のような君の瞳の中に僕は飛んでいく」という
ロマンチックなカンツォーネです。

Penso che un sogno cosi non ritorni mai piu
Mi dipingevo le mani e la faccia di blu
Poi d'improvviso venivo dal vento rapito
E incominciavo a volare nel cielo infinito
Volare, oh, oh
Cantare, oh,oh,oh,oh
Nel blu de dipinto di blu
Felice de stara lassu

↓はドメニコ・モドゥーニョの『ヴォラーレ』 YOUTUBEより



『可哀そうなジャン』 エディット・ピアフ

2016-05-13 16:13:41 | 名曲セレクション

”La Goualante Du Pauvre Jean” Edith Piaf



シャンソンの中でもシャンソンの名曲と呼ぶにふさわしいこの曲は、1954年にマルグリット・モノーが作曲し、
エディット・ピアフ自身の作詞によって作られた楽曲です。
歌の中では、気取って人生を無駄にする泥棒暮らしの哀れなジャンような人間にならずに、そんな生活をするよりも
素敵な恋をしましょうよと訴えています。
イヴ・モンタンなどのレコードもリリースされていますが、インストゥルメンタルとしてレス・バクスター楽団さらには
チェット・アトキンスのジャズ盤、レイコニフによるコーラス盤なども出回っています。

Esgourdez rien qu'un instant
La goualante du pauvre Jean
Que les femmes n'aimaient pas
Mais n'oubliez pas
Dans la vie y a qu'une morale
Qu'on soit riche ou sans un sou
Sans amour on n'est rien du tout

↓はエディット・ピアフの『可哀そうなジャン』 YOUTUBEより


日本におけるタイトルは原詩から『可哀そうなジャン』または『哀れなジャン』となっていますが、
英語圏では”The poor people of Paris”(巴里の貧しい人々)という意味不明のタイトルになっています。

『ハーレム・ノクターン』 サム・テイラーのテナーサックス

2016-05-12 15:55:16 | 名曲セレクション

”Harlem Nocturne” Sam Taylor



1940年にアール・ヘイゲンが作曲し、レイ・ノーブル楽団の演奏でヒットしたインストゥルメンタルの名曲です。
1957年にはサム・テーラー盤がリリースされてリヴァイヴァル・ヒット、サム・ティラーの代名詞的な一曲となりました。
まさにニューヨークの黒人街の息遣いが聞こえてくるような名演です。

↓はサム・テイラーの『ハーレム・ノクターン』 YOUTUBEより


テナー・サックスでありながらのラストの高音は職人芸を感じさせますね。