
最終日には泉涌寺と今熊野観音寺に行きました。
近くにある紅葉で有名な東福寺は混雑しているだろうと思いパスしました。
近くにある紅葉で有名な東福寺は混雑しているだろうと思いパスしました。

東福寺駅で降りて泉涌寺方向に行くと参道入り口に総門があります。
総門の先は左右に塔頭がいくつも並んでいました。

泉涌寺の境内入り口の小高い地点に大門が立っています。

大門の正面には仏殿があります。仏殿は四代将軍家綱によって再建されました。
内部には過去、現在、未来を表す阿弥陀、釈迦、弥勒仏の三世仏が安置されています。
三世仏は高い須弥壇にあり運慶作と伝わります。建物に比べて三像は小さく感じました。


仏殿と向かい合うように立つ建物は舎利殿で宋より招来した釈迦の歯を安置しているそうです。

仏殿の右には泉涌寺の名の由来となった清泉を覆う水屋形があります。
泉は今でも湧き続けているそうです。

水屋形のすぐ近くに浴室があります。浴室と言っても蒸し風呂であり、僧侶が身を清めるための施設でした。

仏殿の手前左奥には楊貴妃観音堂があります。
楊貴妃観音と称される聖観音は南宋から招来した木造です。
写真で見ると光背を背に冠を被った優美な像ですが、暗いので細部はよく見えませんでした。

舎利殿のさらに奥には唐門と白砂をはさんで霊明殿があります。霊明殿は歴代天皇のお位牌を祀っています。

霊明殿の裏手には宮内庁管理の陵がありました。


最後に京都御所から移築された御座所を見学しました。
ちょうど庭の紅葉が見頃で部屋の雅な襖絵ともども美しかったです。