
日曜日は堺の歴史と文化を物語る貴重な文化財を期間限定で公開する催しで今年で4年目の『堺文化財特別公開』に行って来た。
公開場所は22か所で訪れた所もあるが、名前は知っているが殆んど訪れた事が無い。地元に居ながら知らないでは心もとないので、今年から少しずつ拝観しようと思った。
日曜日は予定が詰まっていて時間の都合もあり、手はじめに自宅からさほど遠くない菅原神社に行った。
ここは地元では『天神さん』とよばれ、南大阪随一の『えべっさん』としても親しまれ戎祭りには何度も来ている。しかし、屋台や大勢の人だかりで境内をじっくり見た事が無かった。
997年に創建された菅原神社は菅原道真、天穂日命(アメノホヒノミコト)、野見宿祢(ノミノスクネ)を祀っていて、本殿には菅原道真公ご自作のご神体が鎮座されている。
境内にある1648年頃に建てられた茶室「紅梅軒」や1677年築の随身門などが見どころで、特に随身門は大阪府指定の有形文化財で府下では数少ない楼門建築だとか。
また毎年6月中旬には日本庭園でホタル観賞会が開かれ多くの見物人を魅了している。
今までは戎祭りの賑やかしい雰囲気しか知らなかったが、こうして普段の静かなたたずまいの菅原神社を訪れるのも趣があって良いもんだ。
一句:天神さん 戎祭りで えびす顔
謎かけ:天神さんとかけて、今年の阪神の神宮でのヤクルトとの対戦成績(3-7)と解く。どちらも(詣り・参り)ました